五感をフルにつかって(12/12)

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私たちの体は、食べ物の味を感じるしくみを生まれつき持っています。甘味、うまみ、塩味はみんなが好きな味ですが、酸味や苦味はどうでしょう?
これらの味覚は、食べることによっておぼえていく味なので、ふつう子どもの頃は嫌いな人が多いものなのです。
だからといって、食べなくてよいというわけではありません。味覚は年齢とともに変わるため、苦手な味でも、長い間食べ続けていくといつの間にか食べられるようになります。ですから少しずつでも、子どもの頃からいろいろな食べ物を食べ、様々な味を知ることが大切です。また、食べ物の味だけでなく、匂いや色、形、硬さなど、五感をフルに使って食べることで食べ物のおいしさが広がり、「食事を楽しむ」ことにつながります。

文責:栄養士 阿部 綾

ふ(12/11)

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「ふ」は何から作られているのでしょう。
小麦粉に塩を加えてよく練り、粘りが出てきたところで、布製の袋に入れ、水中でもみます。すると小麦粉のでんぷんが流れ出し、グルテンというものが残ります。これを蒸すと「なまふ」ができます。「なまふ」を焼いたり揚げたりして、地方独特の「ふ」が作られます。
新潟県では、みなさんもよく知っている、棒に「ふ」の生地を巻きつけて回転させながら直火焼きにする工程を3回繰り返して層を作った「くるまふ」がよく食べられています。
この「くるまふ」は、新潟県、石川県、沖縄県でよく食べられていますが、他の県ではあまり食べられていないのです。日本の各地でどんな「ふ」が食べられているか調べてみるとおもしろいと思いますよ。

文責:栄養士 阿部 綾

ナムル(12/10)

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ナムルは韓国の家庭料理です。もやしや、わらびなどの山菜、野草を塩ゆでし、調味料とごま油で和えたものです。日本のおひたしに似ていますが、ごま油が入るのが違うところです。
ナムルは、日本では、ビビンバの具として有名ですが、韓国では、食事のおかずとして欠かせないもので、家庭でも、いつも何種類かが冷蔵庫に保存されているのだそうです。
今では日本でも、韓国の料理はとても身近になっていますね。ナムルは、たくさんの野菜を使いますし、野菜が苦手な人でも濃い目の味付けがされているので食べやすい料理です。お家でも取り入れてみてはどうでしょうか。

文責:栄養士 阿部 綾

がんもどき(12/7)

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水気を絞った豆腐に山芋、にんじん、ごぼう、しいたけ、こんぶ、ぎんなんなどを混ぜ合わせ、丸めて、油で揚げたものを「がんもどき」といいます。おでんや、煮物などによく入っていますね。
もともとは肉を食べないお坊さんたちが食べる精進料理で、肉に似せた味や食感に作られています。「がん」という鳥の肉に似せて作ったので、「がんもどき」という名前になったといわれています。「もどき」というのは似ているけれど違うという意味で使う言葉です。江戸時代の終わりまではこんにゃくを油でいためたものをがんもどきと呼んでいたそうです。
関西の方では、「飛竜頭」とも呼びますが、これはポルトガルの小麦粉で作るお菓子「フィリュース」からきているそうです。形や味が似ていたのでしょうか?どんなお菓子か食べてみたいですね。

文責:栄養士 阿部 綾

蒲の穂(12/6)

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かまぼこは、たら、すけそうだら、さめ、いとより、べらなどの白身魚を使って作られますが、ずっと昔には、海の魚ではなく、なまずを原料にしていたのだそうです。
その頃のかまぼこは、竹の棒にまいて作ったので、蒲の穂に似ていたため、かまぼこと呼ばれるようになったのだそうですが、これは現在でいうちくわと同じ形で、ちくわかまぼこと呼ばれていました。その後、板の上に半月型にのったかまぼこが作られ、板かまぼこと呼ばれました。だんだんと、二つを区別するために、一つは「かまぼこ」がとれてちくわに、もう一つは「板」がとれて「かまぼこ」と呼ばれるようになったそうです。

文責:栄養士 阿部 綾

だいこん役者にハム役者(12/5)

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 演技がへたな役者さんのことを「だいこん役者」などといいます。
なぜ「だいこん」なのか、というと、だいこんはどんな料理にしても食当たりせず、大量に食べても消化を助ける成分と殺菌作用があるため、おなかを壊すことがないため、あたらない(食中毒にならない)ということと、演技のへたな役者は人気がでない・・・当たり役がない・・・あたらないという言葉をかけたからだといわれています。おもしろいことに、英語では、演技のへたな役者さんを「ハム役者」というそうです。
だいこんの95パーセントは水分ですが、ビタミンCや食物せんいもとれます。また、だいこんの葉はビタミン、ミネラルの宝庫と言われるほど栄養がありますから、捨てずに食べるといいですね。

文責:栄養士 阿部 綾

季節感たっぷり(12/4)

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今日は、早通小学校6年生Nさんの作った希望献立です。
Nさんのコメント「私は、洋風にしました。オムレツは、カロリーが少ないので入れておきました。ヨーグルトがよかったです。」

Nさんの作った献立は、黄色や赤や緑の色どりのきれいな献立で、もうすぐやってくるクリスマスの季節を一足先に感じられるようなメニューですね。

イタリアンサラダは、ブロッコリーやカリフラワーなど、旬の食材をたくさん使ったサラダです。かぜを予防してくれるビタミンAとCがしっかりとれ、かぜがはやる寒い冬にぴったりなサラダです。イタリアンサラダという名前は、サラダに入っている材料が、赤、白、緑のイタリアの国旗の色をしていることからつきました。

文責:栄養士 阿部 綾

12月の給食目標

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12月の給食の目標は、「かぜを予防する食事をしよう」です。
寒さがだんだん厳しくなって、かぜをひきやすい季節になりました。かぜのウイルスや寒さに負けない丈夫な体を作るためには、食事をバランスよくとることが大切です。かぜに負けないための4つの栄養素をおぼえましょう。
1.たんぱくしつ 
たんぱくしつは、寒さで消もうした体力を回復させます。また、体内にバイ菌が入ってこないように抵抗力を強めてくれます。
たんぱくしつは、肉・魚・卵・大豆・牛乳などにたくさん入っています。
2.しぼう
とりすぎると肥満のもとになる、と悪者扱いされるしぼうですが、外の寒さに体温を奪われないようにしてくれます。量を考えて食べましょう。
しぼうは、油・バター・ごま、アーモンドなどにたくさん入っています。
3.ビタミンA
ひふやのどのねんまくをじょうぶにし、ウイルスが体に入ってくるのを防ぎます。ビタミンAは、油といっしょに料理すると効果的にとることができます。ビタミンAは、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、レバーなどにたくさん入っています。
4.ビタミンC
寒さやかぜに対する抵抗力を強くしてくれます。ビタミンCは、一度にたくさんとっても、余った分は体の外に出されてしまいますので、毎日取りましょう。ビタミンCは、キャベツ、白菜、だいこん、れんこん、みかん、キウイフルーツなどにたくさん入っています。
文責:栄養士 阿部 綾
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学校行事
12/12 委員会活動
12/14 ALT
12/18 ALT
給食
12/12 ごはん/すきやき/ちりめんじゃこのつくだに/しおもみ
12/13 むぎいりなめし/はるさめスープ/なし/とりにくとさつまいものあげに
12/14 かつおふりかけごはん/にくじゃが/みかん/わかめのすのもの
12/17 ごはん/のっぺいじる/さんまのかばやき/だいこんづけ/おやつだいず
12/18 むぎごはん/カレー/ふくじんづけ/ツナサラダ/キウイフルーツ
新潟市立亀田東小学校
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新潟県新潟市江南区亀田水道町3-2-45
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