たくあん漬けの由来(3/16)
今日は、早通小学校6年生Tさんが作ってくれた希望献立です。おいしくいただきましょう。
たくあん漬けは、今から300年くらい前の江戸で初めて作られ、その後、京都や九州に広がっていったといわれています。 手で曲げられるほどになるまでだいこんを干し、米ぬかと塩で1〜数か月漬けこみます。こんぶやとうがらし、柿の皮などをいれることもあります。 たくあん漬けという名前の由来ですが、昔、「東海寺」というお寺に「沢庵」という和尚さんがいました。ある日、お寺を訪ねてきた徳川家康に、沢庵和尚が漬け物をだしたところ、とてもおいしいと喜ばれました。この漬け物には名前がなかったため、「たくあん漬けとするべし」と家康に言われ、それからたくあん漬けと呼ばれるようになりました。しかし、東海寺では、先輩の和尚の名前である「たくあん」と呼び捨てにするのは失礼なので、「百本」と呼ぶそうです。 またこの他にも、沢庵和尚の墓石が漬物石の形に似ていたからとか、長く保存ができ、蓄えておけるため、蓄え漬けと呼ばれていたものガ、たくあん漬けに変化した、などという説もあります。 文責:栄養士 阿部 チャイニーズ・グーズベリー(3/15)
キウイフルーツは、お隣の国、中国が原産で、「チャイニーズ・グーズベリー」と呼ばれていましたが、ニュージーランドでも栽培に成功し、1956年に世界に輸出を始めるとき、ニュージーランドの国鳥(その国を代表する鳥)である「キウイ」の名前をそのままもらって「キウイフルーツ」と名(な)付(づ)けられました。
キウイという鳥は、キウイフルーツによくにた茶色のころんとした姿をしている飛べない鳥です。飛べないのは、キウイが住む近くに天敵がいなかったので、飛ぶ必要がなくなったからだといわれています。 キウイフルーツには、いちごやレモンよりもたくさんのビタミンCが含まれています。ビタミンCは「かぜをひきにくくする」「血管を強くする」「がんを防ぐ」などのはたらきがあります。 3月になっても、まだまだ寒い日がありますし、もうすぐ卒業式ですから、かぜをひかないよう、キウイフルーツを食べてください。 文責:栄養士 阿部 ハンバーグのはじまり(3/14)
今から800年くらい前、13世紀ころに栄えていたモンゴル帝国のタタール人は、生肉を細かく刻んだものを食べていました。そのころ近くのバルチック海で貿易を営んでいたドイツの船乗りが、タタール式の刻み肉を持ち帰ったのがドイツのハンブルグという港でした。ハンブルグの人たちは生の肉を食べるのには抵抗があったため、焼いて食べたものがハンバーグの始まりだといわれています。その後、ハンバーグは、アメリカ大陸に移住したドイツ人によって伝えられ、アメリカでも食べられるようになりました。最初はサンドイッチのように食パンにはさんで食べていましたが、いつからか丸いパンにはさむハンバーガーに変化し、100年くらい前にはすっかり世界中に広がりました。みなさんも大好きですね。
文責:栄養士 阿部 発酵食品の力(3/13)
カビが生えた食品は普通は食べられませんね。でも、カビや細菌の中には、食べ物を悪くしないで、かえっておいしくさせる役に立つものもあるのです。このカビの働きを「発酵」と呼んでいますが、みなさん、聞いたことはありますか?
「発酵」というのは、目に見えない小さな微生物が活躍し、その微生物の働きで、人間の生活に役に立つ別のものに食品が変化する働きのことです。 例えば、ワインはぶどうが「発酵」したものですし、日本酒はお米が「発酵」したものです。みそは、「こうじ菌」というカビの一種を利用して大豆を「発酵」させた食べ物です。こうじ菌の他にも、なっとうをつくるなっとう菌、チーズやヨーグルトをつくる乳酸菌など、私たちのまわりではいろいろな微生物が活躍して「発酵食品」ができているのです。 発酵食品は腸の中にいる体に良い菌を増やしてくれるので、便秘が治ったり、お肌がきれいになったり、食べると体にいいことがおこります。 キムチなどの漬物も、乳酸菌の力で発酵した食品です。毎日の食事にもたくさん取り入れたいですね。 文責:栄養士 阿部 心がけましょう(3/12)
みなさんは、「生活習慣病」という言葉を聞いたことがありますか?
運動不足や、夜更かしで朝起きられないような生活、食事やおやつの食べすぎ、好き嫌い、油や塩や砂糖の多い食品ばかり食べるような生活をしていると、体重が増えすぎ、「ひまん」になったり、「高血圧」「糖尿病」「動脈硬化」「心臓病」「がん」などの命にかかわる病気になったりします。このように毎日の生活習慣が原因の1つになっている病気を「生活習慣病」と呼んでいます。 みなさんの生活習慣はどうですか? 早寝、早起きを心がけていますか?進んで運動していますか?おやつは時間や量を決めて食べていますか?好きなものばかり食べて、嫌いなものを残してはいませんか? 子どもの時から、規則正しい生活とバランスの良い食事、そして元気いっぱい体を動かすことを習慣にすることは、みなさんの一生の健康につながりますよ! 文責:栄養士 阿部 キャベツ(3/9)
ロールキャベツやサラダでおなじみの野菜、キャベツ。給食でもよく登場しますね。もともとはヨーロッパ生まれの野菜です。
キャベツが日本で本格的に食べられるようになったのは今から100年前の明治時代からです。とんかつを考え出した洋食屋さんが、千切りキャベツを付け合わせにしたことから、全国に広がって、みんながキャベツを食べるようになったということです。 ここでクイズです。 キャベツが日本にやってきたとき、キャベツを伝えた外国の名前をとって、「○○○○菜」と呼んでいました。その国はどこでしょう。 1.イギリス 2.オランダ 3.スペイン ねぎ(3/8)
ながねぎは、においが強いことを意味する「気(葱)」呼ばれていましたが、の「気(葱)」の「根」を食べるところから「根葱」というようになりました。また、「気(葱)」の1文字で表していたので、昔は「ひともじ」とも呼(よ)ばれていたそうです。
関西や九州では、緑色の葉の部分を食べる「葉ねぎ」が、関東より北の地域では白い部分をできるだけ多くした「根深ねぎ」がたくさん使われています。新潟県も「根深ねぎ」をたくさん使いますね。肉や魚のくさみを消してくれるので、鍋料理にはかかせません。 また、みそ汁や、うどんに入れたり、すきやきにしたりと、たくさんの料理に使われているため、「農家のかつお節」などとも言われています。 ながねぎのつんとした香りの成分は、「硫化アリル」というものです。これは、玉ねぎと同じ成分で、他の食べ物の消化・吸収を助けたり、体の中からぽかぽか温めて、汗を出してくれるので、風邪を早く治してくれたりする働きがあります。また、「アリナーゼ」という酵素が、血液をサラサラにしたり、アレルギーを予防したりする効果があるともいわれています。 文責:栄養士 阿部 にくじゃが(3/7)
にくじゃがの中に入っている緑色の野菜は何か知っていますか?
「さやいんげん」という名前ですが、この「さや」は豆の「さや」、外側の袋状のもののことです。さやいんげんは、いんげん豆がまだ、豆になりきらない未熟なうちに収穫し、さやごと食べるもののことをいいます。だから、畑の中でさやいんげんを育て続けていき、大きくなった豆を乾燥させると、いんげん豆になるのです。 「さやいんげん」のときは、風邪の予防をしてくれるビタミンAやCなどをたくさん含んでいる野菜の仲間で、緑色の食品のグループに入りますが、「いんげん豆」になると、体をつくるもとになるたんぱく質がたくさん含まれるようになるので、豆の仲間になり、赤色の食品のグループに入ります。 成熟すると成分が変わるのはいんげん豆だけではありません。枝豆と大豆、きぬさやとグリンピースなどの豆の仲間は、栄養や見た目や、味などが大きく違ってきます。食品のグループ分けのとき、注意してみてくださいね。 文責:栄養士 阿部 出世魚(3/6)
みなさん、「ぶり」という魚を知っていますか?「ぶり」は成長するにしたがって呼び名がかわるので、「出世魚」ともよばれています。
東京などの関東地方では、わかし→いなだ→わらさ→ぶり 大阪などの関西地方では、わかな→つばす→はまち→めじろ→ぶり の順に名前がかわります。 お店に行ったときに、「いなだ」「はまち」「ぶり」などの名前をよく見かけると思いますが、これらはみんな同じ魚なのですね。 ちなみに「ぶり」と呼ばれるのは、体長1メートル、重さ10kgくらいになったころです。 ぶりは、捨てるところがないくらい食べられる魚で、さしみや、焼き魚、煮物などいろいろな料理に使われます。ぶりを使った郷土料理も多く、九州の福岡ではお正月の雑煮にぶりを使うそうです。 文責:栄養士 阿部 生まれてからにわとりになるまでの栄養素(3/5)
たまごには、生まれてから、にわとりになるまでの栄養素が、すべて含まれています。とてもたくさんの栄養がはいっているので、私たちにとっても大事な食品です。特に、「たんぱく質」という栄養がとてもたくさん入っています。成長期のみなさんの体は今、ぐんぐん大きくなっています。筋肉を作って、体を大きくするための材料がたんぱく質なのです。
じゃあ、おとなになったらもうたんぱく質はいらなくなるのでしょうか?いいえ、体は一度作られても、少しずつ壊れて、気がつかないうちに新しいものと入れ替わっているのです。 筋肉だけでなく、皮膚やつめ、血なども、毎日少しずつ新しくなっているんですね。だから、おとなになってもたんぱく質が必要なのです。 文責:栄養士 阿部 3月3日はひな祭り(3/2)
3月3日は「ひなまつり」ですね。「桃の節句」とも呼ばれます。
ずっと昔、平安時代から伝えられている、子どもの災難や危害をはらう祭りですが、現代のようなりっぱな雛人形を飾るようになったのは江戸時代からです。初めは、草やわらで作った人形に白酒を供え、けがれを移して海や川に流すという風習でしたが、しだいに宮中の貴族の生活をまねた豪華な人形を飾るようになりました。自分の娘が美しく成長し、宮中のような幸せな暮らしができますようにと願う親の気持ちをこめた行事になったのです。 ひな祭りに欠かせない食べ物「ひなあられ」や「ひしもち」に使われている3つの色にも意味があり、ピンク(赤)は、桃の花とめでたさを、白は雪、緑はヨモギの葉で、邪気を祓うということを表しています。 文責:栄養士 阿部 東小希望献立(3/1)
今日は、亀田東小学校6年1組 ITさんが作った希望献立です。おいしくいただきましょう。23年度の給食も今月で終わります。この1年で、心も体も大きく成長しましたね。みなさんの食べたものが、体を作り、おいしいと思う気持ちや、食べ物への感謝が心をつくるお手伝いをしたことと思います。今月は自分の「食」について、今年1年間の反省をしてみましょう。毎日の給食をおいしく食べることができたでしょうか?進級・卒業を前に食生活を振り返り、新しい生活への準備をしましょう。
文責:栄養士 阿部 給食クイズ6(2/29)たくさんのきのこ(2/28)
今日のお汁の中には、きのこがたくさん入っています。えのきたけ、まいたけ、なめこ、たもぎたけが入っています。「たもぎたけ」はあまりなじみが無いかもしれませんね。血糖値やコレステロールを下げてくれるので、生活習慣病予防に効果的です。
文責:栄養士 六間口 ジャガイモには・・・(2/27)
今日は、「にくじゃが」が出ています。にくじゃがには、「じゃがいも」をたくさん使います。じゃがいもは、でんぷんが多くエネルギー源となるため、黄色の食品に分類されますが、ビタミンⅭ、カリウム、食物繊維も豊富に含まれており野菜としての特徴もあります。今日も残さずおいしくいただきましょう。
文責:栄養士 六間口 ほっけ(2/24)
今日出ている魚は、「ほっけ」です。
漢字で書くと、魚へんに花と書きます。ほっけは、鮮度が落ちやすく、おいしくない魚という認識だったため、昔はあまり食用とされませんでした。しかし、北海道で「にしん」がとれなくなると代用品として「ほっけ」が好まれるようになりました。今日は、カレーの味付けにしてあります。骨に気をつけてご飯と一緒にいただきましょう。 文責:栄養士 六間口 給食クイズ5(2/23)厚揚げ(2/22)
今日の給食には厚揚げが使われています。厚揚げは、大豆の加工品で、木綿豆腐を厚めに切り、水切りして高温の油で揚げたものです。厚揚げと豚肉のみそ炒めは9種類の食材を使っています。にんにくやしょうがも入っているため、疲れをとったり、体を温めたりするはたらきがあります。ごはんと一緒に残さずいただきましょう。
文責:栄養士 六間口 給食クイズ4(2/21)ひまわり4年生 バランスよく食べる!(2/16)
先週木曜日,給食センターの阿部栄養士さんが4年生教室に来てくださいました。
今回のテーマは「3つの栄養素をバランスよく摂る」ということ。 まず最初に,3つの栄養素の働きを確かめました。 赤…からだをつくる 黄…エネルギーのもとになる 緑…からだのちょうしをととのえる その後,一人一人食べ物のイラストを手渡されました。 「さぁ,どの栄養素になるのか分けてみましょう」と栄養士さん。 分類開始〜! 分けてみると,「これはどっちかな?」と思うものがちらほら…。 迷っていると栄養士さん 「ごまやくるみは,種の部分を食べています。だから,黄色の仲間なんですよ」 と! (栗も黄色の仲間なのだそうです) 「そうだったのか!」とひまわりたち。 また新たな発見&納得ができました! 文責:4年 竹内 |
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