今日は,野菜汁の中に「じゃがいも」が入っています。じゃがいもは,世界の5大食用作物の一つです。日本には,17世紀のはじめに伝わり,当時「ジャガタラ」と呼ばれていたインドネシアのジャカルタから,オランダ船で長崎に運ばれてきたため「じゃがいも」という名前がつきました。植物は,主に葉の部分で日光と空気中の二酸化炭素,そして根から吸い上げた水を使って光合成をおこない,でんぷんを作り出しています。でんぷんは植物が生きていくために使われ,残ったでんぷんは地下の根やくきにためこまれ,これが「いも」になります。つまり,いもは,地下に伸びた根や茎の一部が大きくかたまりになったものです。じゃがいもは,茎が大きくなったもので,さつまいもは根っこが大きくなったものです。
文責:栄養士 六間口