冬至(12/20)
明日は冬至です。冬至というのは1年で一番日が短くて、暗くなるのが早
い日のことです。6月にある夏至(1年で一番日が長い日)と比べると、北 海道で6時間半、東京で4時間40分も昼が短いのです。 1年のうちで最も日が短い日ということは、翌日からは日が長くなってい くということですね。ですから、冬至を太陽が生まれ変わる日、ととらえ祝 祭が行われるところもあります。冬至を境に運が向いてくる、みんなで幸運に転じる日という考えもあります。 また、冬至にはかぼちゃを食べる習慣がありますが、他にも、最後に「ん」 のつく食べ物を食べると、縁起がいいともいわれています。 特に、「なんきん(かぼちゃの古い呼び名を「なんきん」といいます。)」、「に んじん」、「れんこん」、「ぎんなん」、「きんかん」、「う(ん)どん」「かんて ん」の7つは、言葉の中に2つも「ん」があり、特に運を呼び込むとされ、 「運盛り」と呼ばれます。 これらは、食べると体を温めてくれる食べ物で、寒い時期に食べると風邪を 予防してくれます。冬至にこれらの食べ物を食べるというのは、しっかり栄 養をつけて寒い冬を乗り切るための昔の人の知恵だったのでしょうね。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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