栗は、日本と朝鮮半島南部原産です。日本ではとても古くから食べられていて縄文時代の主食でした。日本のほぼ全域で栽培されています。茨城、熊本、愛媛、岐阜、埼玉県でたくさん作られています。
栗は、ごまやアーモンドなどと同じ種の仲間ですが、他の種より脂肪が少なく、でんぷんが多いのが特徴です。
さて、栗の実の中には渋皮と呼ばれる苦い皮があります。この渋皮は何のためにあるのでしょうか。
1.硬い外の皮を支えるため
2.とりや動物から中身を守るため
3.中の栄養をのがさないため
▼正解は・・・
2番。鳥や動物から中身を守るためです。
甘い栗の実は、そのままでは鳥や動物に狙われます。それを、外側のいが、硬い皮、そして苦い渋皮で三重に守っているのです。渋皮に含まれる「タンニン」は、ポリフェノールの一種で、老化防止やがんの予防に効果があるといわれています。
文責:栄養士 阿部 綾