5月5日はこどもの日ですね。「端午の節句」ともいいます。端午の節句には、鯉のぼりをたて、ちまきやかしわもちを食べ、しょうぶ湯に入るなどの風習があります。子どもたちが元気に育ってきたお礼や、これからも健やかに成長してほしいという願いをこめて祝う日です。
かしわもちに使われるかしわの葉は、新しい芽が出ないと古い葉が落ちないことから、「家が絶えない」につながり、縁起のよい葉とされてきました。
昔はもちを包んでいるかしわの葉の裏と表であんこか、みそあんかを区別していました。では、葉が表のとき、中に入っているあんは、「あずきあん」「みそあん」どっちでしょう。
▼正解は・・・
「あずきあん」です。
かしわもちが端午の節句の食べ物として本に登場したのは江戸時代です。「守貞漫稿」によると、葉の表が見えるように包むのが「あずきあん」、裏が「みそあん」とされています。現在では、おもちの色などで区別しているところが多いようです。
文責:栄養士 阿部