11月全校朝会講話
おはようございます。
いよいよ、11月になりました。 亀田東小学校では新型インフルエンザがとてもはやっています。 手洗いやうがいをしっかりやっていますよね。 さて、秋もどんどん深まり、やがて雪が降る冬がやってきます。 これからは、外でたっぷり遊ぶことができなくなりますので、読書や勉強をしっかり頑張ってやってほしいと思っています。 今日は、「自然を守る」ことについてお話します。 鳥取県大山町は、自然豊かなところです。 鳥取県がどこにあるか分かりますか? 日本の県名を勉強している4年生以上は分かりますね。 中国地方で一番高くて美しい、標高1729mの大山があります。 大山町は日本海にも面しており、近くの海は良い漁場があるため、ハマチや鯛、サザエなどがたくさんとれます。 大山町には鳥取県の沿岸漁業者で一番の魚とり名人がいます。 また、若い漁師が県内で最も多いなど、港は活気にあふれています。 そして、鳥取県以外からの人も受け入れ、若い漁師を育てるなど取り組みをしている地域です。 今日はそこで、素もぐり漁(ボンベなど使わないで水中にもぐり、魚や貝などをとる漁)をされている若い漁師さんが山に木を植える運動をしているという話をします。 海でさまざまな種類の魚が多く育つには、魚の産卵やえさに適したたくさんの種類の海藻が育つ環境が必要です。 そのためには、海水が栄養分たっぷりのきれいな水でないといけません。 しかし、近ごろ、海藻の種類が減り、草の竹も以前よりも低くなってきています。 それに伴って魚の種類も減り、魚の数も減ってきました。 そこで「自分にできることはなんだろう」と考えた漁師さんは、豊かな水が川から流れてくるように、山に木を植えることを考えました。 そして、仲間を集めて取り組んでいるということです。 なぜ、山に木を植えることが海の水を栄養たっぷりにするのでしょうか。 それは、海の水がどこから来るのかに関係しています。 海に流れる水は、雨が山を通り抜けて川になり、やがて海に流れ込みます。 落葉樹は根を張り、秋に葉を落とすので雨水は山で栄養をたくさん吸収し、海に流れていくのです。 だから、山に木を植えて、栄養の多い山にすることが大切なのです。 亀田東小学校の先生方は、プリントの裏を使ったり、再利用できる紙はリサイクルできるようにしたりしています。 こういう小さなことでも自然環境を守ることにつながります。 山に木を植える運動をされている漁師さんのように、今の皆さんにできることはなんだろうかともっと考え、私たちの住んでいる町を守っていきましょう。 もう少しすると、1年生は2年生になる準備をします。 6年生は中学生になるための準備を始めなければなりません。 後期のスタートで立てためあてをしっかり実行し、立派な東小の子供になりましょう。 |
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