校庭のアリの巣から見えるもの・・・
校舎内外の放射線量の測定を午前・午後と2回にわたって行っています。校庭には、測定ポイントが5カ所ありますが、そのBポイントに「アリの巣」を発見しました。写真をご覧いただければわかるように、無数の巣穴から多くのアリが忙しく出入りしています。
アリの巣は地中にいくつもの部屋があり、それらが互いにトンネルで繋がっていて、地表には小さな出入り口がある。部屋には育児室、食料貯蔵室、繁殖室などがある。巣の建設は働きアリの一群が土の粒を口で少しずつ運ぶことでなされ、出口付近にその土が堆積することで盛り上がったアリ塚 (ant-hill) を形成することもある。働きアリは巣の周辺で食料を探し、巣に運び込む。また、同位体を使った研究で巣から巣へ食料を運んでいることも判明している。<wikipediaより引用> これらに習性を持つアリの巣が、実は野球のピッチャーズマウンドのプレートの付近なのです。なぜこの場所に?? 素人考えですがピッチャーズマウンドは、他より一段高い場所です。雨が降れば水は低い方へ流れます。そう考えると、校庭で雨の影響を最大限受けない場所がここなのです。(間違っていましたら申し訳ありません・・・)アリたちは、多くの学習を経てこの地を選んだことが予想されます。 こんなアリの巣から、ピンチをチャンスに変えた実践が見て取れ、この時期なんとなく勇気づけられた感がしました。 文責:真船 ![]() ![]() ![]() ![]() 図書館が開館しました!!![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 昼休みと言えども校庭には時間制限の関係上、出られません。体育館には足場が組んであり使えるスペースが限られています。教室を除けば、廊下ぐらいしか生徒のくつろげるスペースはありませんでした。 そんな現状から図書室の開館が進められてきました。 本日の昼の放送で図書室の開館が知らされると、昼休みは多くの生徒で賑わっていました。「知層」を求めていた多くの生徒にとって、昼休み時間の使い方に大いに役立ちそうです。 色について学習しよう![]() ![]() 絵の具の濃さや色の識別に四苦八苦しながらも、美しい構成をしようとみんなでがんばっています。 震災を乗り越えて・・・
2学年各教室のロッカーの上。1学年の後期にST菊田先生の指導を受け、「そっくりに作る」という目標で取り組んだ「彫刻」の<かぼちゃ>が2年越しで完成していました。
2年越しというのは、卒業式以降にも1,2学年は授業時間がありましたので、そこで(1年生の時に)完成の運びとなっていましたが、東日本大震災の影響により、授業ができませんでした。 また制作途中の<かぼちゃ>の保管場所は、西校舎3階の「特別教室」でしたので、校舎の中でも被害が最も大きい階で、中には落下物で形を変えた<かぼちゃ>もありました。生徒の中には、作りかけのかぼちゃの種を拾うにもあちこちに散乱し、大変な状況で拾い集めていた生徒もいました。つまり、この完成した<かぼちゃ>も制作途中でまさに被災していたのです。 それらの作品を、23年度に美術担当として赴任した後任の丹野先生が、2学年最初の授業で完成までこぎつけてくださいました。クラス替えもあり、進度の違う生徒たちの指導には苦労をおかけしましたが、生徒たちもこの<かぼちゃ>を是非とも完成させようと躍起になって取り組み、完成できたのがこれらの作品です。 言うなれば、「小さな小さな復興」。でも生徒にとっては、この作品の背景にある様々なものを考えた場合、「大きな大きな作品」となったことは疑いようがありません。生徒たちにとっての2年越しの<かぼちゃ>の完成に、そして「小さな小さな復興」に何となく勇気づけられ、うれしい気持ちになりました。 STの菊田先生、おかげさまで見事な作品ができあがりました。ありがとうございました。 文責:真船 ![]() ![]() ![]() ![]() 当たり前にできることの幸せ
校庭での体育が5月2日から行われるようになりました。2時間目は2年2,3組の男子が、100M走を行っていました。いつもは短距離走が苦手な生徒も、「校庭を走れる喜び」を感じていました。
また、本日より1,2F西校舎の特別教室が使えるようになりました。音楽室では、1年3組の生徒が、校歌の練習を行っていました。これまでは、普通教室で隣の教室の授業に気を遣いながら??歌っていた校歌を、大きな声で歌い、「思いっきり歌える喜び」を感じていました。 その隣の2Fワークスペースでは、2年2,3組女子が卓球の授業を行っていました。体育館が工事で使えないための代替措置ですが、それでも「卓球ができる喜び」を感じていました。 西校舎の特別教室が使えるようになり、生徒たちの教育活動も元に戻りつつあります。 関係各位の皆様に感謝申し上げます。 文責:真船 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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