郡山一の中学校〜向上心〜(1)高い志も持ち、目標に向かって努力できる守中生(2)自分の意見を主張できる守中生(3)失敗を恐れず何事にも積極的に取り組む守中生

再び「武将ひげ!?」(言葉について2)

 類似のお話は昨年も書きましたので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、「ブショウひげ」についてです。
 現代の中学生は「武将ひげ」と理解している生徒が多数います。漢検3級程度の生徒はわかりますが、そうでない生徒のほとんどは「武将ひげ」かもしれません。それは、歴史で学習する戦国武将のほとんどに立派なひげがみられるからです。
 長くはなりますが、それでは「ひげ」についての歴史をひも解いてみましょう。

『日本では、中世から江戸時代初頭にかけて、武士は髭を蓄えることは当然とされ、髭のない武士は嘲笑された。そのため、髭の薄い者(豊臣秀吉が有名)には付け髭をつけることが行われた。
 江戸幕府が安定する時期に入り、文治政治の時期に入ると、戦国の気風が幕府に対する謀反の心として警戒されるようになり、大名たちに髭を剃ることが流行りだし、月代と髷とともに、17世紀中葉までに定着するようになった。その後、髭を生やす習慣は江戸時代初期に流行したが、「風紀を乱す」として禁止され、多くの武士も髭をそるようになった。ただし、例外的に山吉新八郎の様に、顔の傷を隠す事を理由に髭を蓄える事を士官先から認められていたとされる事例も存在する。
 しかし現代においては、髭を生やす者よりも剃る者の方が圧倒的に多く、大多数の企業(特に接客業など)や高等学校までの学校では髭をはやすことを禁止していること、髭自体を嫌っている者も多く、特に中途半端な髭の生やし方が「無精髭」という俗称で呼ばれ、不衛生だと感じる人もいること。アメリカで生活する日本人男性はそのままでは子供と間違われてしまうことがあるために髭を生やすこともある(イチロー、アメリカ滞在中の井口資仁など)。
 福田赳夫(1976年就任)以降、髭を生やしている首相は見られない(内閣総理大臣の一覧)。』(ウィキペディアより抜粋)

 要は「武将」と「無精」の使用頻度が、左右しているということです。今の若者の語彙の中にあまり「無精」=(怠けて仕事や義務をおろそかにすること。また、そのさま。)が使われなくなったこと。私の年代ですと、「無精者」などと親にしかられた経験から「無精」は存在しますが、若者には「怠け」とか「だらしない」に取って代わられたことによることが大きいと思われます。
  
 そう考えると、「武将ひげ」が正解になる日もそう遠くないのかもしれませんね。
                                文責:真船
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