そばで聞いていた私は久しぶりに聞いた「爽やか」という言葉につくづく考えさせられました。
3月11日の東日本大震災、そして一連の原発問題。いろいろな規制が課され、悶々とした日々の繰り返しであったことは生徒たちも同じはず。大人ほどは愚痴をこぼしたり、投げやりになったりという行動はみられませんが、3月11日以前とはやはり気の持ちようとて、異なります。つまり、「爽やか」に該当するような思いにはほど遠い環境にありました。
プールを出てきた男子生徒は、日頃の入浴では落とせない何かをプールで洗い流してきた。その後の仕草に「爽やか」を感じたのでしょうか?
気になって、辞書的意味を確認すると、『気分が晴れ晴れして快い様。さっぱりとして気持ちがよい様。「朝の爽やかな空気」「爽やかな人柄」などと使われる。』
まさに、その場に似合ったすばらしい表現に脱帽。ある面、「美しい日本語」を感じた一コマでした。文責:真船