朝の太陽の光を浴びることは、狂った体内時計を修正することに非常に有効です。生活のリズムを崩さず、どんなに眠たくても、朝いつもの時間に起きて太陽の光をしっかりと浴びる。これだけのことで狂った体内時計をリセットすることができます。一日の始まりを実感できますので、光の強さにもよりますが、だいだい15分間ほど、太陽光を浴びることが効果的だといわれています。体内時計をはやくリセットすることが出来ます。
冬休み中の狂った体内時計を修正するにも、7:30から20分程度行う朝練はとても効果的であることがここからもわかります。
それでは、「体内時計」とは、何でしょうか?
時間がくればおなかがすく、時間が来れば眠くなる、朝になると目が覚めるというのが人間が本来持っている生活のリズムです。この睡眠と覚醒のリズムは脳のある部分の働きによってコントロールされており、『体内時計』と呼ばれています。
地球の自転は24時間で1回転ですが、体内時計の周期は約25時間といわれており、約1時間のズレがあります。なぜ1時間のズレがあるのか詳しくはわかっていません。地球上では季節によって昼と夜の長さが変化しますが、この変化に適応していくために体内時計は1時間のズレ(余裕)を持っているものと考えられています。
私たちの体(脳)は、毎日1時間という体内時計のずれを、光の強弱(明暗)などの影響を受けて修正しています。体内時計のずれは、光だけでなく、仕事をきまったスケジュールに沿って行ったり、きまった時間に食事をしたりなどといった社会的な要素や、運動をすることによっても修正することができます。(以上快眠への扉より一部引用)
朝の太陽を浴びながら運動し、太陽の光をしっかりと浴びる。これだけで生徒たちは「体内時計」の修正を行い、メラトニンを生成する。その後で、朝の読書、1時間目からの授業に入っていきます。
こうした朝練が、実は生徒たちの落ち着いた学校生活へとつながっています。 文責:真船