最新更新日:2024/06/22
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第2ステージ キーワードは『挑戦』 さまざまなことにチャレンジしていきましょう!

第二ステージに向けて

 第一ステージが終わりました。その締めくくりとして、皆さんにぜひ実行してもらいたいことがあります。
 1つ目は、理由を考えることです。
 第一ステージではいろいろな経験ができました。楽しかったこと、辛かったこと。褒められたこと、叱られたこと。そのいずれにも何か理由があります。そのときのことを改めて振り返り、「なぜだろう?」と問い直してみてください。理由を考えるのは、自分自身の言動だけではありません。あの時、どうして仲間は嬉しかったのだろう、怒られたのだろうと考えてみてください。理由が分かるということは、人の気持ちが分かる、共感できるということです。第一ステージ目標の「出会いと出発」は「多くの人の存在を知り、その気持ちに共感できるようになる」と言い換えることができます。これまでのいろいろな経験を通して、人の気持ちに少しでも寄り添えるようになっていると良いですね。
 2つ目は、つなぐことです。
 せっかくの貴重な体験が、そのときだけの思い出に終わってしまうのではとても残念です。他人の気持ちに共感できるようになった人、自分の言動に自信を持つことができた人は、さらに高い目標に挑戦しましょう。課題の残った人、一生懸命努力したが満足いく成果が収められなかった人は、それを解決するための対策を考え、実行してみましょう。やりっ放しにせず、これまでの体験から得たものを次のステージにつないでいくことが大切です。
 最後は、感謝の気持ちです。
 修学旅行や自然教室、野外教室では、家を離れ仲間とともに生活しました。きっと多くの人が家族や友人の大切さやありがたさを改めて感じたことと思います。その人たちに、ありがとうの一言を添えて感謝の気持ちを表しましょう。
 さて、いよいよ第二ステージが始まります。まずは、気持ちをしっかり切りかえて学びに集中しましょう。
 学びに集中し、学びを深めていく秘訣は継続にあります。興味や関心を持つことにあります。授業とドリル、家庭学習をうまく活用して、学びを線でつなぎましょう。受け身の学びから、攻めの学びに変えていくことも大切です。知りたいことを見つけたら自発的に調べ、じっくりと考えてみましょう。分からないことに対してすぐには結論が出ないかもしれませんが、あせる必要はありません。分からないことがあるというのが学んでいるという証です。
 先生方も、皆さんの学びを支えるためには、皆さんが学んでいる様子をもっと知ることが大切と考え、第二ステージから、積極的にお互いの授業を見せ合うことにしました。教科にとらわれず、学年も関係なく、空き時間を利用していろいろな教科、学年の授業を参観しますので、承知していてください。
 西竜祭に向けた準備も着々と進んでいきます。中体連の大会も近づいてきました。さまざまな活動を通じて、果敢に挑戦する姿、成長する姿をぜひ見せてください。楽しみにしています。(全校集会の話 要旨)

やる気スイッチON

 本校の創立50周年記念誌に生徒総会の話が掲載されています。昭和63年の記事ですが、当時も生徒総会で「あいさつ」が話題になったようです。とても活発な議論がなされ、最後に生徒会長が「西中は日本一気持ちのよいあいさつができる学校である」と宣言したということです。
 私は記念誌を読みながら「西中力」というものがあると感じました。それは、西中に関係する多くの人達が持つ力の総和、西中の絆といってもよいでしょう。今日の総会で、今から20年以上も前に生徒の総意とされた「あいさつに対する思い」が皆さんにしっかりと受け継がれていることを知り、まさにこの西中力を実感できたように思います。 
 今日、前期の目標や活動が具体的に決まり、これから様々な活動が始まりますが、皆さんが元気に活動すると学校は輝きを増してきます。そして、学校が生き生きとして魅力があふれていればいるほど、西中力は強く感じられます。逆に、その力を感じ取って元気や勇気をもらえるかどうか、それは、皆さんがこころざしと意欲、何よりも、本校の生徒でよかったという気持ちをもって、やる気スイッチをONにするかどうかにかかっています。本校の生徒であることに誇りをもち、自分らしく、実り多い毎日を送りましょう。  (生徒総会を振り返って 要旨)

スミレ

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河川清掃を行った日曜日、堤防沿いの土手に咲くスミレの花をみつけました。

菫(スミレ)程な小さき人に生れたし

この句の作者である夏目漱石は、明治維新前後の激動する時代に作家として活躍し数々の名作を残しましたが、その生涯においてすべてが順調だったわけではありません。
彼は大学を卒業後、教員として英語教育に携わります。その後、国の命を受けイギリスに留学する機会を得ますが、精神的に疲れ、英語研究に対する自信を失って帰国することになります。彼はこの苦しい時代に上記の句を作り、自らの人生を切り開く決意を新たにしました。
スミレは可憐で、慎ましやかな花ですが、アスファルトや石垣のちょっとした割れ目にも咲くたくましさをもっています。
私はこの句と向き合うとき「人間は、不器用であっても世間に認められなくても、自分に忠実に生きるしかない。」というメッセージを感じます。もう少し深く考えてみると「世の中の風評などは気にせず、仮に挫折を経験しても自分をしっかりと見つめ、自分を信じて生きていこう。何よりも自分自身が納得する生き方を貫こう。」ということになるでしょうか。
今の時代は、多くの情報にあふれていて必要な情報を短時間で入手できるため、物の見方や考え方が多様化し、ともすれば自分の本当の姿、自分に適した生き方が見えにくくなっているのが特徴のひとつです。
漱石が目指した生き方は簡単なものではなく、これを貫くためには意思の強さと相当の決意を必要としますが、このような世の中だからこそ、自分の信念に基づく生き方として参考にしたいと思います。

入学式の式辞(抜粋)

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春を感じさせてくれるものの一つに桜の花があります。
以前、この「さくら」という名前の意味を調べてみたことがあるのですが、そのひとつに、「ら」という字には複数のものの集まりという意味があるので、たくさんの花が集まって咲いている植物ということで「さくら」と呼ぶようになったのではないか、という話が載っていました。
確かに、桜はたくさんの花がそれぞれその美しさを競い合うように咲いています。そして、一つひとつの花はそれほど大きくないのですが、距離を置いて眺めると、そのたくさんの花が溶け合って、まるで綿菓子のような淡い桃色に彩られた一つの大きな生命のように見えてきます。
この桜の花ですが、なぜ多くの人に愛されているのでしょう。華やかな雰囲気、可愛らしさを感じる色合いも大きな理由のひとつでしょうが、私はそれだけではないように思います。
厳しい冬の寒さに耐え、時が来れば再び私たちの前に現れ、春の到来を教えてくれるその姿を、私たちは自分の一生を重ねながら見つめ、生きることの尊さを知り、自分もそうありたいという思いを深めるとともに、次の一歩を踏み出すための決意を新たにすることができるからではないかと思うのです。
人の一生は楽しいことばかりではありません。楽しいことばかりではいけないのかもしれません。苦しいときや辛いとき、乗り越えたい大きな壁があるからこそ、人は勉強し、努力します。そして、かけがえのない大切な誰かに出会うことによって、困難を乗り越え、たくましく成長した新たな自分を見つけることができる、それが生きているということの証なのです。
皆さんの中学校生活も、生きていることの素晴らしさを感じる毎日が続くよう願っています。

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学校行事
5/27 部活動なし
5/28 部活動なし
5/29 部活動なし
5/30 第1回定期テスト
5/31 交通安全教室 (3年)
6/1 陸上部壮行会(朝)
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