最新更新日:2024/06/22
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第2ステージ キーワードは『挑戦』 さまざまなことにチャレンジしていきましょう!

やる気スイッチON

 本校の創立50周年記念誌に生徒総会の話が掲載されています。昭和63年の記事ですが、当時も生徒総会で「あいさつ」が話題になったようです。とても活発な議論がなされ、最後に生徒会長が「西中は日本一気持ちのよいあいさつができる学校である」と宣言したということです。
 私は記念誌を読みながら「西中力」というものがあると感じました。それは、西中に関係する多くの人達が持つ力の総和、西中の絆といってもよいでしょう。今日の総会で、今から20年以上も前に生徒の総意とされた「あいさつに対する思い」が皆さんにしっかりと受け継がれていることを知り、まさにこの西中力を実感できたように思います。 
 今日、前期の目標や活動が具体的に決まり、これから様々な活動が始まりますが、皆さんが元気に活動すると学校は輝きを増してきます。そして、学校が生き生きとして魅力があふれていればいるほど、西中力は強く感じられます。逆に、その力を感じ取って元気や勇気をもらえるかどうか、それは、皆さんがこころざしと意欲、何よりも、本校の生徒でよかったという気持ちをもって、やる気スイッチをONにするかどうかにかかっています。本校の生徒であることに誇りをもち、自分らしく、実り多い毎日を送りましょう。  (生徒総会を振り返って 要旨)

スミレ

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河川清掃を行った日曜日、堤防沿いの土手に咲くスミレの花をみつけました。

菫(スミレ)程な小さき人に生れたし

この句の作者である夏目漱石は、明治維新前後の激動する時代に作家として活躍し数々の名作を残しましたが、その生涯においてすべてが順調だったわけではありません。
彼は大学を卒業後、教員として英語教育に携わります。その後、国の命を受けイギリスに留学する機会を得ますが、精神的に疲れ、英語研究に対する自信を失って帰国することになります。彼はこの苦しい時代に上記の句を作り、自らの人生を切り開く決意を新たにしました。
スミレは可憐で、慎ましやかな花ですが、アスファルトや石垣のちょっとした割れ目にも咲くたくましさをもっています。
私はこの句と向き合うとき「人間は、不器用であっても世間に認められなくても、自分に忠実に生きるしかない。」というメッセージを感じます。もう少し深く考えてみると「世の中の風評などは気にせず、仮に挫折を経験しても自分をしっかりと見つめ、自分を信じて生きていこう。何よりも自分自身が納得する生き方を貫こう。」ということになるでしょうか。
今の時代は、多くの情報にあふれていて必要な情報を短時間で入手できるため、物の見方や考え方が多様化し、ともすれば自分の本当の姿、自分に適した生き方が見えにくくなっているのが特徴のひとつです。
漱石が目指した生き方は簡単なものではなく、これを貫くためには意思の強さと相当の決意を必要としますが、このような世の中だからこそ、自分の信念に基づく生き方として参考にしたいと思います。

入学式の式辞(抜粋)

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春を感じさせてくれるものの一つに桜の花があります。
以前、この「さくら」という名前の意味を調べてみたことがあるのですが、そのひとつに、「ら」という字には複数のものの集まりという意味があるので、たくさんの花が集まって咲いている植物ということで「さくら」と呼ぶようになったのではないか、という話が載っていました。
確かに、桜はたくさんの花がそれぞれその美しさを競い合うように咲いています。そして、一つひとつの花はそれほど大きくないのですが、距離を置いて眺めると、そのたくさんの花が溶け合って、まるで綿菓子のような淡い桃色に彩られた一つの大きな生命のように見えてきます。
この桜の花ですが、なぜ多くの人に愛されているのでしょう。華やかな雰囲気、可愛らしさを感じる色合いも大きな理由のひとつでしょうが、私はそれだけではないように思います。
厳しい冬の寒さに耐え、時が来れば再び私たちの前に現れ、春の到来を教えてくれるその姿を、私たちは自分の一生を重ねながら見つめ、生きることの尊さを知り、自分もそうありたいという思いを深めるとともに、次の一歩を踏み出すための決意を新たにすることができるからではないかと思うのです。
人の一生は楽しいことばかりではありません。楽しいことばかりではいけないのかもしれません。苦しいときや辛いとき、乗り越えたい大きな壁があるからこそ、人は勉強し、努力します。そして、かけがえのない大切な誰かに出会うことによって、困難を乗り越え、たくましく成長した新たな自分を見つけることができる、それが生きているということの証なのです。
皆さんの中学校生活も、生きていることの素晴らしさを感じる毎日が続くよう願っています。

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学校行事
5/17 修学旅行2日目
5/18 修学旅行3日目 自然教室1日目(2年) 野外教室1日目(1年)
5/19 自然教室2日目(2年) 野外教室2日目(1年)
5/20 自然教室3日目(2年) 野外教室3日目(1年)
5/21 休業日(学年行事・全校)
5/22 休業日(1.2年)
5/23 全校集会
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