最新更新日:2024/06/14
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第2ステージ キーワードは『挑戦』 さまざまなことにチャレンジしていきましょう!

1月の全校集会(ジャンプ)

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 あけましておめでとうございます。皆さんにとってどんなお正月だったでしょうか。家の手伝いはできましたか?家族や親戚などといっぱい話をしましたか?いろいろな人といっぱいふれあうことはとても大切ですね。さて、今日から授業再開です。第5ステージに入ります。このステージの目標は「決意」です。きっとお正月に「今年はこんなことをしたい」などと考えたと思います。自分を見つめ、将来を真剣に考える時期ですね。特に3年生は進路決定の大事な時期です。寒さも一段と厳しくなってきました。昨年は新型インフルエンザが猛威をふるいましたが、これからは新型に加え、季節性インフルエンザも心配です。うがい、手洗いなどきちんと行い、健康にも十分注意してください。
 さて、以前私はバラが好きだと話したと思います。私にとって冬はバラ作りのための大事な作業がある季節です。バラは5月、6月に見事な花を咲かせますが、バラにとって大切なのは今の時期です。この冬休みに苗の周りに牛糞や肥料をたっぷりすき込みました。さらに2月に枝をばっさりと剪定します。この2つの作業がきちんとできれば、後は放っておいても5月にきれいな花を咲かせてくれます。まさに、今が勝負の時です。
 みんなは春に咲く花としてチューリップや桜の花を知っていると思います。あの花は寒いのがかわいそうだからといって温室で育てると春に花が咲かないそうです。厳しい寒さに当たってこそ、きれいな花が咲くそうです。不思議だよね。でもそれが自然の摂理です。人間も同じです。つらい時期があるからこそ大きく飛躍できるんだよ。
 ところで「ジュピター」を歌った平原綾香って知っていますか?その人が前にテレビでインタビュー番組に出ていてこんな話をしていました。「好きな言葉はジャンプです。ジャンプは飛躍するために行いますが、そのときに人は腰をかがめます。その腰が低ければ低いほど高くジャンプできます。だからそういう頑張る姿勢が好きです。」
努力すればするほど大きく飛躍できる。今の君たちもそうですね。ベストを尽くしてがんばりましょう!

読書の秋

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 11月の全校集会    11月4日
 秋も深まってきました。気温も少しずつ寒くなってきました。昨日は西地区コミュニティまつりで3年生のたくさんのボランティアが活躍してくれました。とてもうれしく思いました。さて、秋は○○の秋!といわれることが多いですね。たとえば収穫の秋、食欲の秋、読書の秋などです。何か行うのにちょうどよい気温なのでしょうね。来週から読書週間が始まります。みなさんな本を読んでいますか。私は読書はとても大切なものだと考えています。本の良さはまず第一に、テレビや映画と違い止まって考えることができること、すなわち想像力を働かせて自分のイメージをふくらませることができることです。二番目として他の人の気持ちを理解することができ、「こういうときにこういう気持ちになるんだ」と感性の幅を拡げることができることです。幼い子は自分だけしか考えられませんが、みんなぐらいの年齢になると他の人の心を推測できるようになります。三番目として広い知識と教養を得ることができることなどがあげられると思います。でももっとも重要なのは心です。心の豊かさを育むことができることだと思います。みんなは本を読んで泣いたことがありますか?喜んだり、泣いたり、笑ったり、怒ったりという経験をたくさん持つと人生が豊かになります。
今日持ってきた本は「お薦めの本」に書いた『異邦人』です。フランスのアルベール=カミュという作家が書きました。短い本ですが私の一生を変えた本だと思います。今でも、私の考え方の中心はここからスタートしています。
 主人公ムルソーは殺人事件を起こします。理由は「太陽がまぶしかったから」。逮捕され裁判にかけられ死刑の宣告を受けますが、その理由が母親の葬式の時に涙を流さず、女友達と映画を見に行ったということ。死刑の前に牧師がやってきます。「神に祈りなさい」と。しかしムルソーは「私はしっかりと生きてきた。あなたの人生より充実していた」と告げます。結果には原因があるといわれますが、説明できない場合だってある。不条理という言葉を考えたり、生きるってどういうことだろうかとそのころ考えてました。
 高校生の時に読んで衝撃を受け、原文(フランス語)で読もうと決めました。そのために大学では文学部の授業にもよく出席していました。大学のほかに日仏学院というフランス語の専門学校にも同時に通いました。その学校ではすべてフランス語なのでとても大変でした。そうして、やっと原文を読み切ることができました。
 図書室に行ったことありますか。西中の図書室はとてもよい環境になっていて、本が選びやすいですね。今、世の中にたくさんの本があふれています。だからよい本を巡り会うのが難しいかもしれません。そんなとき、図書委員会で薦めている本や、名作といわれる文庫本などから選ぶといいと思います。司書の先生に相談するのもいいと思います。ぜひこの秋、よい本をいっぱい読んでください。

後期始業式での話

10月13日

後期が始まります。短い休みでしたがリフレッシュできたでしょうか。さて、後期は本格的に学習に力を入れていく期間になります。第4ステージの目標は「探求」です。自分の目標をしっかり持ち頑張りましょう。今日はこの本についての話をしたいと思います。この本の題名は『自由からの逃走』です。変だと思いませんか。普通「自由への」と使いそうなのに自由から逃げるなんて。そこがミソなんです。歴史上の人物でヒトラーという人を知っていますか。ユダヤ人を強制収容所で何百万人も殺害したといわれるナチス=ドイツの最高責任者です。第2次世界大戦の時のドイツの独裁者でした。この人はワイマール共和国という非常に民主主義的な国で多数決で独裁者になりました。不思議ですね!この時のドイツ人の心理を分析した本がこの本です。エーリッヒ=フロムという心理学者が書きました。ちょうどこのころ世界的な不況になり、失業者が増大し、世の中が混乱していました。その時「ドイツが大変なのはユダヤ人がいるからだ」「ユダヤ人を追い出そう」とヒトラーは強い口調で演説しました。生活の苦しい人は力強い英雄ヒトラーに熱狂的に賛成しました。そうしてドイツの人はヒトラーに自由を預けたのです。そしてドイツは反対することができないファシズムの国家になっていきました。
ところでみんなは授業中、クラスがうるさくて「先生が怒ってくれればいいのに!」と思ったことがありませんか。ある学校で「中学校の授業がうるさくて聞こえないから、塾へ行かないとやっていけない」と言っている生徒がいました。そんな時「先生が怒ってくれればいいのに!」と思ったそうです。でも、先生が怒鳴って、こわさでクラスを静かにさせているのはほんとに正しいことでしょうか。それこそみんなが「自由から逃げる」ことになってしまいます。独裁者を認めてしまうことになります。自分のクラスはみんながみんなの意見で決めていかなければいけません。民主主義はみんなで作るものです。クラスがうるさかったら、みんなが「静かにしようよ」と声を掛け合うべきです。大変でもみんなで協力して、うるさい人に注意していかなければなりません。わかりますか。
 後期はクラスの落ち着いた雰囲気がとても大切です。そうした雰囲気は必ず自分のためになります。ごくせんのヤンクミや水戸黄門、スーパーマンなんてどこにもいません。他の人に期待してはいけません。みんな一人一人が主人公になって頑張って欲しいと思います。

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学校行事
2/1 教育相談(1.2年生)
2/2 教育相談(1.2年生)
2/3 全校集会 教育相談(1.2年生)
2/4 新入生体験入学
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