役になり切って、気持ちを考えます(1・2年)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 10月16日 1・2年生の道徳科の学習。子ども達は、登場人物を演じることを通して自分の気持ちを表していました。「役割演技」という手法です。 じゃんけんでドッジボールのチーム分けをするのですが、主人公のこうきさんは、仲よしのやすしさんと同じチームになれなかったことが嫌で、 「ぼくは、いいよ。やらない。」 と言って校庭の隅に座ってしまいます。そんなこうきさんの姿を見たみのりさんが、 「いっしょに やろうよ。」 と誘いに来てくれるのですが、こうきさんは 「みのりさんより やすしさんの ほうが いい。」 と強く言い返してしまいます。みのりさんは、 「わたしの こと、きらいなの。」 と泣きそうな声で聞きます。目に涙を浮かべた「みのりさん」を見て、「こうきさん」は下を向きます。 このうつむいた時の気持ちを、子ども達が「こうきさん」役、先生が「みのりさん」役になって考えていました。すると、 「ぼくは、やっぱり、やすしさんと同じチームがいい。」 と話す子もいれば、 「みのりさんに、悪いこと言っちゃたな。ごめんね。」 とつぶやくように話す子もいました。その考えがよい悪いではなく、登場人物に自分の思いを乗せて考えることに大きな意味があります。「やすしさんとは仲よくしても、みのりさんとは仲よくしなくていいのか」。「公平・公正」の価値について、低学年なりに一生懸命考えていました。 低学年から「自分の生き方」を振り返る時間を大切にし、心の根を深く伸ばしていきたいと考えます。 |
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