本日、1・2年生の修了式が行われました。会に先立って、新旧生徒会役員あいさつと新役員の認証式が行われました。修了式では、各学年の代表者が、しっかりと校長先生から修了証をもらいました。
校長講話はこちら
平成30年度 修了式式辞
ただ今、1年生161名、2年生184名全員の修了証を総代 丹羽さん、長澤君に手渡しました。修了証は、それぞれの学年の教育課程を全て終えたという証になります。
この一年間皆さん、よくがんばりましたね。
校訓「敬 愛 信」
スローガン「元気なあいさつと歌声の響く笑顔の扶桑中学(楽)校」
三本柱「あいさつ 清掃 合唱」
ABCDの原則 A:あたりまえのことを B:ばかにせず C:ちゃんとやれる人こそ D:できる人 のもと精一杯、学習、運動、活動に取り組みました。
さて、学校新聞に載せましたが、平成30年の漢字一文字は「災」でした。日本各地で「地震、豪雨、台風、猛暑」など多くの自然災害が発生し、心を痛めた年でした。近年の異常気象は、我々の予想を遙かに超えるものとなっています。尊い命が失われないよう身近な防災・減災の取組の必要性を強く感じます。また、人工知能(AI)の発達によって、車の自動運転の技術や人間に替わるロボット技術は、我々の生活の身近なところまでやってきています。このままAIが進めば、多くの職業がAIに奪われ、実に日本の労働人口の半分がAIで代替可能とも言われています。さらに、2045年には、「特定目的の人工知能」から永続的にAI自身が自分で進化していく「汎用人工知能」になっていくであろうと唱える研究者もあります。これは、今までの創造的な活動は、人間にしかできないであろうという予想を覆す考えでもあると言えるでしょう。自然災害やAIの話を紹介しましたが、皆さんが今後活躍していく社会は、今までの経験や知識では、予測することが難しい時代だということです。そんな予測困難な時代を力強く生き抜くためにみなさんは、学び続けています。
1年のまとめにあたり、日々の授業、修学旅行・自然教室や体育大会・合唱コンクールなどの学校行事、生徒会活動・学級活動などの特別活動、そして部活動を通して、中学生の時しか、味わえないような貴重な学びを今後も積み重ねていきましょう。
これで、平成30年度修了式式辞とします。
扶桑町立扶桑中学校長 山田 恵士