今日は、啓蟄(けいちつ)です。二十四節気の「立春」「雨水」に続く第3番目にあたります。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味があり、「啓蟄」は、冬の間、地面の中に閉じこもっていた昆虫などが、地上に這い出てくるという意味です。春の陽気に誘われて、もぞもぞと動き出す頃です。きっと、大地と大気の暖かさを、人間以上に敏感に感じているのだと思います。私たちもこのあと、春の空気、温度、音、におい、木々や植物の芽吹く様子など、寒い冬には気づかなかったことが、春の到来とともに、全身で感じるようになっていきます。私たちの体も心も、エネルギーを高めていきたいです。