国語に関する世論調査「インターネットと言葉」![]() ![]() <問> メール以外に,インターネットを利用することがあるか? <分析> ― 全体では55%。20代と30代では9割前後,16〜19歳では全数近くが利用している ― パソコンや携帯電話などを通して,メール以外に,インターネットを利用することがあるかを尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。 「よく利用している」「時々利用している」「利用したことがある」をそれぞれ選択した人の割合を合わせた「利用している(計)」は55.0%であった。年齢別に見ると,16〜19歳では98.6%が利用しており,20代と30代は9割前後,40代では8割強である。 一方,60歳以上では,「利用したことがない」と答えた人が8割弱となっており,年齢によって,回答が大きく違う結果となっている。 <問> どのようにインターネットを利用するか? <分析> ―「買い物をしたり,オークションに参加したりする」がトップ ― 〔全体・年齢別〕 問16の「利用している(計)」の人たちを対象に,どのようにインターネットを利用するかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。 「買い物をしたり,オークションに参加したりする」(47.6%),「官公庁や企業のホームページやブログを利用する」(46.1%)を選択した人の割合が高く「一般個人のホームページやブログを利用する」(37.2%),「芸能人や文化人等のホームページやブログを利用する」(24.2%),「ホームページやブログを公開する」(19.7%)が続いている。 <問> 匿名性の高い電子掲示板などでの言葉の使い方の問題点について <分析> ― 利用者の5割台半ばが「攻撃的できつい言葉が多い」を選択 ― 〔全体〕 「匿名性の高い掲示板などを利用する」を選択した人(8.1%)に,インターネット上の匿名性の高い掲示版の書き込みなどでの言葉の使い方について,問題を感じることがないかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。 「攻撃的できつい言葉が多い」(56.3%),「若者言葉や俗語,流行語などが多い」(42.5%)を選択した人の割合が高く,「誤字・脱字や文章の間違いが多い」(25.3%),「特に問題を感じることはない」(23.0%)が続いている。 以上です。 国語に関する世論調査「情報機器と言葉:電子メール)![]() ![]() <問> ふだん,電子メール(携帯電話でのメールも含む)を使っているか? <分析> ― 6割を超える人が電子メールを使用。平成15年度調査から15ポイント増加 ― 〔全体・過去との比較〕 ふだん,電子メール(携帯電話でのメールも含む)を使っているかを尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。 「使っている」と答えた人が6割を超えた。同じ問いを立てた過去の調査結果(平成12年度,15年度調査)と比較すると,「使っている」を選択した人の割合は,平成15年度からは15ポイント,平成12年度からは37ポイント増加している。 <問> どんな機器を使って電子メールをやり取りするか? <分析> ― 電子メール利用者の9割強は,携帯電話を使ってやり取りをしている ― 〔全体〕 問17で「使っている」を選択した人(62.6%)に,どんな機器を使って電子メールをやり取りしているかを尋ねた(当てはまるものはすべて選択)。結果は以下のとおり。 「携帯電話」と答えた人の割合が9割を超えている。 ・携帯電話 92.2% ・パソコン・ワープロ 48.8% <問> 電子メールでどのような表現を使うか(パソコン等/携帯電話) <分析> ― 携帯電話では,7割を超える人が「手紙よりくだけた表現」 ― 電子メールを作成するときにどのような表現を使うか,「パソコン・ワープロ」と回答した人,「携帯電話」と回答した人,それぞれに尋ねた(選択肢の中から一つ回答)。結果は以下のとおり。 パソコン・ワープロを使ってメールをやり取りすると答えた人のうち,5割を超える人が「手紙などに用いている表現と同様の表現」を選択した。一方,携帯電話を使ってメールをやり取りすると答えた人では,7割を超える人が「手紙などに用いているよりもくだけた表現」を選択している。 以上です。 |