携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【武豊・衣浦小】「道徳を通して情報モラルを培う」

 近年、児童がインターネットを使って調べ学習を行う機会が多くなっている。また、家庭でもオンラインゲームで遊んだり、掲示板やチャットを楽しんだりする児童もいる。ただ、「知り合いしか見ないから」など、ネット上に載せた情報は誰でも見ることができるということをあまり意識していない児童もみられ、今一度、情報モラルについて確認する必要性を感じた。
 そこで、道徳を通して情報モラルを培うことを目的とした「押せなかったボタン」という資料で、道徳の授業を行った。資料は、親しい友だちが自分の悪口を言っていたという噂を聞いた主人公が、友だちの悪口を掲示板に書き込もうとするが、送信ボタンを押す手前で思い留まるという内容である。
 主人公が送信ボタンを押さなかった理由について、児童からは「たくさんの人が見るから、直接悪口を言うより、深く傷つけてしまうから」「同じ『たかこ』という名前の人をみんな傷つけることになるから」「たかこさんだけではなく、見た人みんなが嫌な思いをするから」など、言葉が人を傷つけるということ、さらに不特定多数の人が見ることの恐ろしさに気付く発言が続いた。
 資料を通して、児童はインターネットの匿名性のもつ怖さや、誰でも見ることができる怖さについて、じっくり考えることができたのではと思う。ただ、インターネットの利用頻度の個人差が大きく、資料の内容を具体的に思い描けない児童も見られた。実際に児童に起こりうる場面をより具体的に挙げて、今後も情報モラルについて指導を続けていきたい。
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【豊川・長沢小】著作権についての学習

 図工で絵をかいたり、工作をしたりするとき、子どもたちは、友だちの作品を見て、構図や色使いをまねしたり、同じようなキャラクターを書いたりすることがよくあります。マスコミのニュースを見ても、アジアの国の中ではニセモノブランド品や盗作・コピー商品が普通に出回り、大きな社会問題となっています。
 そこで、子どもたちに、著作権について考えて欲しいと思い、アニメビデオを視聴させることにしました。ビデオのタイトルは、「Dr.スランプ んちゃ!アラレのおしおき! アイディア泥棒をやっつけちゃえ!」(特許庁制作)というものです。
 「アラレちゃんが発明して特許申請した『がっちゃんアイス』の製法を、悪者がぬすみ、同じようなアイスを作って、安く大量に販売しました。でも、悪者はきちんと温度管理もしないで、いいかげんな作り方でアイスを作ったので、食べた人はみんな病気になってしまいました。ところが病気を治す薬を作るためのお金がありません。こまっていたら、アラレちゃんの特許使用料が入り、それを使って、無事に薬を作ることができました。そして、みんなの病気も無事治りました。めでたし、めでたし…」というような内容でした。
 子どもたちが大好きな、アラレちゃんの活躍を通して、自分たちが考えたどんな作品にも著作権があり、それを簡単にまねをすることは、いけないことなんだということを、学習しました。

 <子どもたちの感想より>
・ぼくは、図工の絵をかくときに、友だちと相談することがよくあります。そうすると、ぼくも友だちも、同じような絵になってしまったことがありました。
・友だちのアイディアを参考にするのはいいと思うけど、だまってやってはいけないと思う。
・物だけじゃなくて、アイディアもどろぼうされることがあるって、わかりました。

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【豊明・豊明中】情報モラルへの意識高揚をはかる取り組み

4月
 講師を招いて「ケータイ安全教室」を実施した。
・各学年ごとに体育館で実施。
・リーフレットを生徒を通じて全家庭へ配布。
・主な内容
 (1)メールがきっかけで起こるトラブル
 (2)サイトを通じた「出会い」によるトラブル
 (3)インターネットへの書き込みで起こるトラブル
 (4)トラブルから身を守る機能
 (5)ケータイのルールとマナー

5月
 学校新聞において、「ケータイ安全教室」の様子と「決めておきたい携帯のルールの例」について紹介した。
・生徒を通じて全家庭へ配布。
・主な内容
 (1)食事中はケータイを使わない。
 (2)家ではリビングだけで使う。(充電も含む)
 (3)夜○時以降は使わない。
 (4)料金が○円を超えた分はお小遣いで払う。

7月
 夏休みの生活心得の中で「携帯電話・パソコン・携帯ゲーム機等の利用について」注意を喚起した。
・保護者会において全家庭へ配布。
・主な内容
 (1)出会い系サイトや有害サイトへアクセスできないように「フィルタリング」を活用する。
 (2)携帯電話を学校に持ち込まない。
 (3)迷惑メールを送ったり、悪口や中傷を書き込んだりしない。

【豊明・豊明中】資料1
【豊明・豊明中】資料2
【豊明・豊明中】資料3

【岡崎・根石小】情報モラルについての校内研修会

 根石小学校では、夏休みに外部講師を招いて情報モラルについての校内研修会を行いました。情報モラル教育で育てるべき内容について確認した後で、子供が置かれている情報社会の現状について学びました。ゲーム機を使って子供たちが知らない人と通信していることや、通信するための設定を子供たちが容易にできることを知り、ネットモラル教育の必要性を再確認しました。
 その後、実際に授業でどのように学習を進めていったらよいのか具体的に学びました。この研修会を2学期からの授業に生かしていきたいと思います。

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【小牧・小牧小】携帯電話(チェーンメールとは)

 携帯電話に興味を持ち始める4年生を対象にメールについての正しい情報を認識してほしいとの思いから実践を行いました。まず、携帯電話を使ったことがあるという児童は、33人中20人が使ったことがあると答え、さらに携帯電話のメール機能を使ったことがある児童は10人、そして自分の携帯電話を持っている児童が6人でした。
 そこでまず、メールとはどのような機能か伝えた後、チェーンメールの文面を見せ、このようなメールがもし自分の携帯電話に届いたらどうするか質問しました。するとほとんどの児童が、誰にも送らない・親に相談すると答えました。そこで、このチェーンメールが仲のよい友達から送られてきたらどうする?と質問し、グループで話し合わせました。すると、友達からなら安心するから送ってしまうかもしれないという意見も出てきました。
 チェーンメールを送ると通信や人間関係にも迷惑がかかるかもしれないということを伝えました。振り返りシートには、もしチェーンメールが届けば、家族に相談したり、送ってきた友達にチェーンメールだから送らないように教えるという意見が多く書いてあり、正しい知識を得ることができた様子がうかがえました。
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【武豊・富貴中】ネット上での見知らぬ人との出会い

 武豊町立富貴中学校では、町情報教育研究会が作成した指導案をもとに、2年生を対象として、「ネット上での見知らぬ人との出会い」というテーマで、出会い系サイトや見知らぬ人とのチャットの危険性について考える授業を行った。はじめに、出会い系サイト等について自分たちがもっているイメージを発表しあった。そこでは、「こわいイメージがある」、という意見が多くみられた。その後、実際に出会い系サイト起こっている被害について、パワーポイントのスライドに沿って確認した。そこでは、被害者の大多数が中高生であること、またそのほとんどが女性であること、また、利用の手段の大半が携帯電話であることを確認した。
 子どもたちの感想として、「気軽に使用できる携帯電話でのアクセスが多いことを知り、自分たちの身近に危険が潜んでいるということを改めて知った」、「自分では危険が回避できないようなところには近寄らない、アクセスしないようにしたい」などの声が上がった。
 携帯電話の所持率も高くなり、出会い系サイトやチャットだけでなく、携帯ゲームやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での事件、被害に巻き込まれる危険性が高くなってきている。このような新たな危険性への呼びかけを情報モラルの授業を通して行うことが今後の課題である。
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【豊橋・牟呂小】「ケータイ」について学習しました

 本校では、高学年を中心に携帯電話を持っている子が多くなっている。調査をしてみたところ6年生の約2割の子が「持っている」と答え、持っていない子の約7割が「携帯電話をほしい」と回答していた。また、「携帯電話を持っていないがパソコンを使っている」という子も多く、その中で「メールをする」という子も何人かいた。
 メールは文字だけで会話をするものであり、近年メールを使うことによって友だち同士でトラブルが発生しているという話をよく聞いている。また、子どもたちが大人になり社会人になったとき、仕事でメールを使う機会が増えていくと予想される。そこで、メールの正しい使い方を学ぶことによって、トラブルを回避することもできるのではないかと思い授業を実践した。

〈6年生での実践〉
 まず「携帯電話(ケータイ)」がどのようなものかを学習した。本人が持っていなくても、両親が持っていたりするため、「メール」、「インターネット」、「めざまし時計」といった多くの便利な機能を知っていた。しかし、ある子からは「犯罪に使われることがありおそろしいもの」という発言が出た。多くの子はケータイの「陽」の部分しか気づいていないようで、「そういう見方があるのか」と驚いているようだった。
 次に「メール」についての授業を行った。友だちとけんかをしたときのメール文(謝罪メール)をいくつか提示し、話し合った。子どもたちは、意見を練り合う中で「メールでは送り手の本当の気持ちは伝わりにくい」ということに気づくことができた。その後いくつかの場面を提示し、メールを使うのは適当かどうかを話し合った。授業の感想では、「メールは状況を考えて使うことができればとても便利なものだと感じた。」や「メールを使うときには何度も文章を読み返す必要があると思った。」などがあった。
 この実践を通して、「ケータイ」について具体的に考え、メールの善し悪しに気づきよりよいメールの使い方について考える事ができたようである。

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【幸田・豊坂小】使い方に気をつけよう!インターネット

 本校では、6年生の児童40名に対して、愛知県警サイバー犯罪対策室の方にお話をしていただきました。現在メールを利用している児童はほとんどいないので、実際の問題として身近に感じることはまだ難しい様子でしたが、わかりやすい説明で興味深く聞くことができました。
 電子黒板の画面を見ながら、身に覚えのないメールが来たらどうするか、チェーンメールが回ってきたらどうするか、インターネットのサイトにアクセスするときの注意事項などをていねいに教えていただきました。「もしも、こんなふうに身に覚えのないメールが来たらどうしますか?」という質問に、「メールに書いてある連絡先に電話して確認する。」と答えた児童がたくさんいました。「そんなときには絶対に連絡してはいけません。困ったら大人に相談するか、警察に電話するかしてくださいね。」と言われました。終わってから「いいことを教えてもらえました。」「これから気をつけて利用していきたい。」などの感想をまとめ、これからの時代を生きていく上での知恵を、また一つ身につけることができたと思います。

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【稲沢・高御堂小】情報モラル学習

 稲沢市立高御堂小学校では、3年生でインターネットを使い始めるカリキュラムとなっており、総合的な学習や社会科の調べ学習を中心にインターネットを活用している。しかし、本校の児童はインターネットを初めて利用する児童も多いため、「小学館 ドラえもん のび太のインターネット大冒険」を用いて初歩的な情報モラルについて学ぶことにした。そして、そのストーリーの中でインターネットやメールを利用する際のマナーやルールについて楽しく学んだ。
 児童は今回の学習を終えて、インターネット使用時に自分の住所や氏名、年齢、顔写真等の個人情報を求められても簡単に公開してはいけないことや、送られてきたメールや添付ファイルを容易に開いてはいけないことを知ることができた。インターネットや電子メールを利用すると便利なこともあるが危険も伴うことを知り、自分の身は自分で守ることや、相手を思いやること、判断に困ったときは教師や近くの大人に相談することなど、インターネットを安全に利用しようという意識を高めることができた。
 5・6年生は合同で「インターネット利用安全・安心講座」を開講し、愛知県警察本部生活安全部生活安全総務課サイバー犯罪対策室の講師の先生より情報社会での注意事項について、学校の実態に合わせて話していただいた。携帯電話やパソコンを利用したインターネットやブログ、掲示板における危険性について教わると共に、出会い系サイト等の危険なサイトやワンクリック詐欺等の情報社会での犯罪に巻き込まれかねないことを学ぶことができた。児童は、情報モラルを身に付けることは情報社会で生きていくために必要なスキルであると感じることができた。

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【大府・吉田小】学活「はじめてのなつやすみ」で情報モラル指導を行いました。(1年)

 1年生の1学期末に、学活「はじめてのなつやすみ」の授業の中で、情報モラル指導を行った。
 指導の内容は、(1)決められた利用の時間や約束を守る。(2)知らない人に連絡先を教えない。(3)情報機器を大人と一緒に使い、危険に近付かない。の3つである。事前のアンケートでは、ゲーム機を含むインターネットに接続可能な情報機器が自宅にあったり、携帯型のゲーム機を持っていたりする児童は、ほぼ全員であった。夏休みは家庭で過ごす時間がたくさんあり、情報機器に触れる時間は多くなり、危険に巻き込まれる可能性も高くなる。夏休みのくらしを指導する際に、情報モラル指導を行う必要性があると考えた。
 また、本校では情報モラルを育むと同時に、倫理やルールの理解等の価値を磨くために、道徳の指導を重視している。他教科との連携が一目でわかるように年間学習計画一覧を整理し、行事や他教科の学習との関連を考えた道徳の年間計画が立てている。
 特に、低学年の段階では、善悪の判断やルールの遵守等、情報モラル指導には不可欠な価値を道徳の学習を通して重点的に学ぶ。本授業を行う際も、道徳で学習した価値を、一度児童にフィードバックし、「ルールや決まりを守る」という価値をおさえた上で授業を行った。
 視力の低下や目の病気になるため、長時間の情報機器使用をやめることや、休憩を取って目と体を休ませることを、○×クイズ形式で出題し、答えながら話し合い、毎日の習慣づくりの理解を深めた。ゲームで遊ぶときのルールを保護者とつくることも指導をした。
 次に、不審者対策や防犯についての指導と併せて、「知らない人に連絡先を教えない」ということも指導をした。もしも、電話番号や住所などの個人情報を知らない人に教えたら、どのようなことが起こる危険性があるか、教師と児童でロールプレイをしながら学習した。自分が危険に巻き込まれるだけでなく、友達や周りの人にまで危険が及ぶことを知ると、「なんだかとてもこわくなってきた」「電話番号や住所って大事だね」という児童の声が聞こえた。
 授業を終えて、夏休みは家庭で過ごす時間も多いので、保護者の方とルールや習慣をつくることと、必ず大人と一緒に、または大人の許可の下、情報機器を使うことを約束した。規則正しく、うまく情報と付き合えるようになってほしいと願っている。
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【一宮・黒田小】 「ネットでの悪口は罪になる。」

 本校では、すべての学級が、時間を決めてコンピュータールームを利用し、パソコン学習に取り組んでいます。主に名刺づくりやインターネットを使った調べ学習などを行いますが、何より大切な学習として、パソコンを使う上でのルールやマナーの学習に取り組んでいます。その大きな力になっているのは、ICT支援員です。
 今回は、高学年で行った担任とICT支援員による授業の様子を紹介します。
(授業の様子)
 ホームページ、ブログ、掲示板に人の名前や悪口を書いてしまうことで、どのようなトラブルが起こる可能性があるかを考えました。そして、インターネット5つのルールを確かめ合いました。
(インターネット5つのルール)          
 1 知らない人に自分の名前や住所など教えないこと
 2 知らないサイトには注意すること
 3 相手を思いやること
 4 情報の発信には責任を持つこと
 5 使い過ぎに注意すること
 子どもたちの中で、これまでに実際にトラブルに巻き込まれた経験のある人はいないようでした。今回、この学習に取り組んだことで、今後もインターネットの5つのルールを守ってパソコンに親しんでほしいと思います。

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【西尾・西野町小】「ケータイ安全教室」

 携帯電話は便利であるが、コミュニケーションサイト利用によるトラブル、個人情報の流出、架空請求による被害など、様々な問題も起きている。そこで、携帯電話を利用する上でのマナーやルール、安全な使用方法などを子どもたちが知っておくことで、携帯電話に関わる多くの問題を未然に防ぐことができるのではないかと考えた。
 本学級では子ども25人のうち、13人の子が携帯電話を持っていた。携帯電話を持っている子もまだ持っていない子もこれを安全に使うための知識を知っておく必要があると感じた。そこで、NTTドコモの「ケータイ安全教室」の映像教材を使用し、子どもたちに授業を行った。
 授業後の感想では「けいたい電話は、便利だけど危ないこともあるのだと知りました。まだ、けいたい電話は持っていないけど、持った時には気を付けたいと思います。」「わたしは、自転車に乗っている時にけいたい電話を使ったことがあるので、これからは気をつけたいです。」「知らない人からメールとか電話がきてもかかわらないようにします。」「わたしのけいたい電話はメールしかできません。だからあぶないメールがきたら気をつけたいと思います。『ふこうになる』というメールが来ても返事を出さないようにします。」などと、携帯電話を持っている子も持っていない子もこれの怖さと安全な使い方について理解することができた。

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【岡崎・額田中】メールに関する授業

 携帯電話の普及率が小中学生の間でも高まる昨今、メールは最もよく使われる機能の一つになる。携帯電話の使用者として必要な、メールに関する授業を行った。
 チェーンメールの例を4つ挙げ、どの文面で送信されてきたら、つい友人に転送してしまうかと質問した。その中でも、冗談めいたメールは子どもにとってもおもしろいため、つい転送してしまうと答えた生徒が数名いた。こういうメールが、現在の通信量の大きな割合を占めていること、いくら冗談でもチェーンメールが出回ると、通信には大きな負担になっていることを説明した。3月に起こった東日本大地震のように、緊急時に必要な情報が伝わりにくくなることもあるので、普段から気をつけていくように促した。

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【稲沢・牧川小】「インターネット」について学習しました

 牧川小学校では、5年生25名を対象に、情報教育の時間に市販のソフトを利用して情報モラルについての学習を行いました。本年度は、市販のソフトに入っている情報モラルチェックシートを活用して、事前に子ども達の情報モラルに関するレディネスを調査することにしました。その結果、多くの児童が、学校以外ではインターネットをあまり活用していない実態が見られた反面、一部の児童からは、インターネットを通じてのトラブルに巻き込まれた話も聞かれました。そこで、一人でインターネットにアクセスしたり、ダウンロードに興味を持ってきたりしているこの時期に、インターネットの危険性について初歩の段階から考える事にしました。
 授業では、(1)「子どもが見てはいけないページ」が出てきた、(2)インターネットのけいじ板に「おそろしい画像」というあやしいリンクが出てきた、(3)「ダウンロード」と書かれた画面が出てきたの3点について、パソコンの画面を使った解説を利用してワークシートにまとめることで、理解を深めていきました。子ども達からは、「インターネットは、便利なこともあるけれど、ウイルスが入ってきたり個人の情報が漏れたりして、みんなに迷惑をかけることがあるんだ。」「ダウンロードする時には、必ずおうちの人のゆるしを得なければ。」などの感想があり、インターネットについて深く考える良い機会となりました。
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【豊川・中部小】フィルタリングサービスについての実技講習(保護者向け)

 携帯の危険性など、毎年同じことを実践してきたため、本年度は、保護者向けにフィルタリングサービスについて実技講習を開きました。
 今回は、下記のサイトものを使用しました。
 http://anshin.yahoo.co.jp/ 
 ウィルスソフトは知っていても、子どもに見せたくないものだけをブロックするのは知らない方が多く、感心する方が多かったです。ただ、子ども達の中には、せっかく設定してもそのフィルタリングをかいくぐってしまう子もいるそうです。根気強くフィルタをかけ直すしかないのかもしれません。
 何か良い案がありましたら、教えていただきたいと思います。

【津島・神守中】コンピュータウィルスの脅威と対策

 平成23年度の津島市立神守中学校の取組として紹介させていただきますのは、授業内で行った情報モラルの指導です。本年度、本校では技術・家庭科の授業内でコンピュータウィルスについて指導を行いました。今では、家にオンラインのコンピュータ、あるいは携帯電話を持っていて当たり前の時代です。これらの機器で安易に個人情報を公開しないことはもちろんのこと、コンピュータウィルスの侵入に対しても高い意識を持たなければなりません。今回ご紹介する授業では、これまでに流行ったコンピュータウィルス(ウィニー等のP2Pソフトで流行った「暴露ウィルス」、メールを介して全世界で流行った「I love you 」、2003年夏Windowsの更新をしていないコンピュータに猛威をふるった「MSblast」など)の話を交えつつ、その防御策について指導を行いました。セキュリティソフトの導入とOS等のUpdateの必要性、そして、万が一ウィルスに感染してしまった際の対応方法について理解することができました。

【津島・神守中】資料1
【津島・神守中】資料2

【大府・石ヶ瀬小】5年生の情報モラル授業実践

 5年生で「相手を思いやるコミュニケーション」についての授業を行いました。NHKエデュケーショナル制作の『春野家ケータイ物語』というDVDを使用し,主人公の啓太とカナとのかかわりから,メールの使い方について考えさせました。
 DVDの視聴後に,カナへ送るメールの内容を考えている啓太の気持ちについて問うと,子どもたちからは「カナに喜んでほしい」「言葉では恥ずかしいけれど,メールなら伝えられそう」などといった意見が出されました。直接話せないような場合にメールが有効であることを確認した後で,メールを使う際の注意点について話し合い,言葉づかいや時間帯に気をつけること,相手への思いやりが大切であることなどをおさえていきました。
 授業を通して,子どもたちは,メールがコミュニケーションの手段として有効である一方で,使い方次第では相手に伝えたいことが伝わらなかったり,相手を深く傷つけてしまったりすることがあり,受け取る側の気持ちを考えて送ることが大切であることを理解できたと思います。今後もより一層情報モラル教育を充実させていきたいと考えています。

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【春日井・柏原小】「6年生の授業から」

 本校では、情報教育の一環として、ネットモラルの授業を行っている。今回は、運動会で曲を使って踊ってよいかインターネットでの情報の扱い方について考える授業を行った。その他にも教師に送られてきた東日本大震災に関するチェーンメールを見せて情報発信をする際の注意点についても学習した。
 授業を受けた児童は、自分たちが権利を侵害していることや善意に見えるメールも発信してもよいものなのかを慎重に考えなければいけないことに驚いていた。

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【小牧・本庄小】「インターネットやオンラインゲームのルール」

 PC、携帯電話、ゲーム機器を使って、誰もが簡単にインターネットを利用できる家庭環境となり、誤情報や情報の漏えい等によって被害に巻き込まれることも今や少なくない。
 本庄小学校においても、6年児童を対象にインターネットに関わるアンケート調査を実施したところ、学校以外のインターネット利用の割合が89%。その内の13%は毎日利用、週1・2回の利用は32%であった。さらにオンラインゲームやチャットなどにも参加している児童もいた。
 そこで、「インターネットやオンラインゲームの安全対策」を株式会社ネクソンの資料を利用しながら、情報モラル教育に取り組んだ。始めにインターネットの仕組みを、次にオンラインゲームの特徴を、さらにIDやパスワードなどの「個人情報」の重要性と取り扱いについて理解した。特に個人情報が流失してしまったら、どのような問題が起こるのかなど、アニメや実際の事件を通して理解を深めた。授業の振り返りでは、「コンピュータは機械としてではなく、人とつながっていることと、便利だけど危険で困ったことが起こる。」「パスワードは定期的に変えた方がよいと知ったので、ぼくもそろそろパスワードを変えてみよう。」「IDやパスワードを教えたり、友達にキャラクターIDを使わせたりしてはいけない。」などが挙がった。
 今回の情報モラル教育を通して、ネットワーク上のルールやマナーを再確認するとともに、パスワードの作り方やインターネットの事件簿など具体的な内容を多く含み、児童は身近な問題として切実にとらえることができた。

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【常滑・常滑西小】インターネットの情報に注意しよう

 本校の第3学年では、自分の家でインターネットを使ったことのある児童が9割以上いました。しかし、簡単に誰でも利用できるというインターネットの便利さや手軽さは知っていても、インターネットを使うことへの危険性を考えたり意識したりしている児童は少ないことがわかりました。そこで、情報モラル教材「事例で学ぶNetモラル(Web版)」の中に入っている、掲示板に他人が勝手に書き込む「なりすまし」の事例を取り上げて授業を行いました。
 授業では、インターネットの情報を見るときや自分がインターネットを利用して書き込むときに、注意しなければならないことを考えることができました。インターネットの情報を見るときには、「おかしいなと思ったら誰かに確認する。」など、インターネット上の情報は全てを信じてはいけないことを学習しました。また、自分が書き込むときには、「ふざけたり、うそを書かない。」「間違えがないかしっかり確認をする。」など、自分が書いたことに責任をもたなければならないことを話し合いました。
 児童にとっては何気なく使っていたインターネットでしたが、インターネットの危険性を考えるよいきっかけとなりました。

【常滑・常滑西小】資料
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