携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【豊田・若林東小】4年「携帯電話で電子メール」

 4年生の情報モラルの学習で、電子メールのルールについての授業を行った。メールは、文字だけのコミュニケーションであるため、慎重に言葉を選ばないと誤解をまねくことがある。また、他人を傷つける内容や自分勝手なメールなどは決して送ってはならない。
 4年生の中にも携帯電話でメールを送った経験のある子どもはいる。しかし、相手の立場に立って言葉を選んで文を書こうとする意識は薄い。授業では、心ないメールを友達に送ったためにトラブルが発生してしまうという事例を収めたビデオ教材を視聴し、トラブルの原因や解決法について考えさせた。そして、メールを送ったり受け取ったりするときのルールやマナーについて、簡単な問題を解きながらまとめた。子どもたちは、メールの便利さや危険性を実感した。
 <子どもの感想>
・悪口はぜったいに書いてはいけないと思いました。
・短い文や適当な文は、誤解をまねくおそれがあることがわかりました。
・メールは相手の人がいやな気持ちにならないかたしかめてから送ろうと思います。


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【豊田・小清水小】道徳読み物資料集を用いた情報モラルにかかわる授業

資料『レストランで(3・4年)』  
 今年度より新設された情報モラルにかかわる資料を用いて、4年生4学級で道徳の授業を行いました。誕生日祝いのために訪れたレストランで、大声で携帯電話を使用している高校生のために残念な気持ちを抱くことになった主人公の思いを話し合いました。子どもたちは周囲への気配りが必要であること、携帯電話の使用マナーについて考えることができました。
(子どもの感想より)「たん生日なのにめいわくをかけられて主人公はかわいそうだと思いました。けいたいにどうしても出ないといけないときには、周りの人にめいわくのかからない場所にいった方がいいと思いました。もしもわたしがけいたいを持ったら、気をつけようと思いました。」
 保護者への情報発信の考えから、授業参観で行った学級もありました。今後、情報モラルの学習の様子を保護者に見ていただく機会を積極的にもちたいと考えています。
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【春日井・高座小】 著作権について学ぼう

 図工の作品を仕上げていると,テレビのアニメキャラクターを平気で使う子がいます。もちろん個人で楽しむ範囲ではかまいませんが,それぞれの作品には「著作権」があります。他人の作品を自分の作品であるかのように発表したり改ざんしたりすることのないよう指導する必要があります。
 そこで,6年生の図工のオリエンテーションの時間に,広島県教科用図書販売株式会社のネット教材「Netモラル」を活用して表題のテーマについて学習を進めました。軽い気持ちでアイドルの写真を使ってしまった主人公の失敗を見ながら「他人の写真や文章を勝手に使ってはいけない」ことが意識づけられる分かりやすい資料です。
 「人が作ったものを勝手に使ってはいけない。著作権はとても便利だと思っていたけれど,大変だなあと思いました」「気に入ったものがあってもすぐに利用しない」「著作権をしん害された人はがんばって書いたのにかんたんにマネされたらいい気持ちじゃないのでいけない。」「これからは参考にするだけで自分のものは自分らしく表したいと思います」などの感想が得られました。
 6年生は,今後も,修学旅行や福祉をテーマに各自がインターネットを利用した調べ学習を行いプレゼン形式の発表会を行います。そうした取り組みの中で,インターネット上の文章・絵画・写真などを使う際の注意点や著作権について再確認し,情報モラル教育について繰り返し指導をしていきたいと考えています。

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【江南・古知野西小】Webページで発信する情報

 5年生では,Webページで発信する情報について考える学習を行いました。
 日常的によくある噂話や悪口はインターネットでも起こりえるものです。ただし,インターネットという広い社会で起こったことは法に触れることさえあります。指導では,法に触れるからよくないという視点ではなく,周囲への影響の大きさ,そのことによって困る相手がいるという視点から児童が考えることを大切にしました。
 まず,サンプルのWebページを見て,なぜ個人の名前や批判を書くことはよくないのか,グループごとに話し合いました。児童からは「個人のことを書かれると恥ずかしい」「悪口を書くことは個人攻撃だ」との意見がでました。そこで,Webページではどのような表現をしたらよいか考えました。「相手のことを考える」「読んでいやな感じのことは書かない」などの意見が出ました。
 インターネット上に情報を発信することは,手軽に情報を伝えることができる半面,気軽な気持ちでやったことが大きな影響をもたらすことがあるということを考えるきっかけになりました。

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【北名古屋市・白木小学校】ケータイ安全教室

 本校では、携帯会社に依頼し、「ケータイ安全教室」を6年生対象に実施しました。自分専用の携帯電話を所持している児童は、まだ少ないものの、近い将来、携帯電話を持つことも十分考えられるので、この機会を生かして、トラブルに巻き込まれないようにと考えて実施しました。
 安全教室の内容は、「携帯電話の機能」「ルールとマナー」「迷惑メール・電話の撃退方法」「メール、ネット掲示板、ブログでのマナー」「ケータイの料金」等について、プレゼンテーションを見ながら、具体的に説明を聞きました。その説明を聞いた後、マナークイズがあり、子どもたちは、真剣にクイズに答えていました。
今持っている子どもにとっては、身近な話題となっていて、実際に経験したことがあり、実感している子どももいました。また、まだ持っていない子どもにとっても、自分が持った場合、気をつけることは何かがわかる内容でした。今後も、6年生対象にこの「ケータイ安全教室」は、実施していきたいと思っています。

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【豊橋・高豊中】サイバー犯罪や電子メールの送り方について学習しました。

本校では人権週間にあわせてネット犯罪の恐ろしさに関するビデオを定期的に視聴したり、県警察本部サイバー犯罪対策室に派遣を依頼して講演会を行ったりしています。平成23年度はまだ実施をしておりせんが,毎日の朝の会や道徳の授業において機会あるごとにネットモラルの話をしています。

1.講演活動から
 昨年の講演階では,ネットにからむ犯罪に巻き込まれそうになった例が紹介されました。
 感想を紹介します。
「18歳未満の若者たちが犯罪に遭っているケースが多いので気をつけようと思います。私の家族はネットをやることが多いので常に気をつけなればなりません。携帯電話を使っていますが、ネットに入ることができないように設定しているので安心しています。」
「我が家のPCはロックされています。自分専用の携帯電話もないので私がネット犯罪に巻き込まれる可能性は少ないと思います。父母はネットオークションをやっており、ブランド物の服だと思って買ったら偽物だったことがあります。買ってすぐにボタンが全部取れたのでびっくりしました。ボタンを縫うだけで使えるようになったからよかったものの、これが現金のやり取りだったらたいへんなことになっていたと思います。」

2.授業から
 電子メールのやりとりが増えることをふまえて,道徳の授業では、他人に気持ちを伝える時のマナーをテーマとして取上げてみました。
【心配される内容】
 携帯電話を持っている生徒たちの間では,事実かどうかもわからないうちに,そういううわさ話をメールで無責任に広げてしまう可能性がある。
【考えてみよう】
 便利なものはぜひとも活用したい。ただ、どのように使えば,相手を思いやりながらネットワークを安全に気持ちよく利用できるか考える必要がある。
【PCで意見を述べてみる体験】
 多くの生徒が経験しているチェーンメールや誹謗・中傷する書き込みなどについての意見交換を,わいわいレコーダーを使って数多く行った。
【今後の課題】
 目の前のコンピュータだけをみて操作していると,その先に人間がいることを忘れてしまう。表現が厳しくなったり,自分勝手なことをしそうになったりするので,常に人の顔を思い浮かべながら操作をしたい。情報モラル教育を通して顔の見えない相手とのコミュニケーションの難しさについて意見を練り合わせ,あたたかい人間関係が築けるような取り組みができればと考えている。
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【岡崎・六ツ美中】特別支援学級の生徒を対象にした情報モラルの学習

 「事例で学ぶNetモラル」を利用して、パソコン教室の利用について学習をした。
 まず、パソコンを使う上で守っていること、気をつけることを発表させると、それぞれ答えることができた。また、パソコン部の生徒は部活動で学んだことを発表することができた。自分の知っていることが発表できて、よい表情をしていた。その後、全体で視聴し、もう一度個別で視聴をした。映像の中で出たパソコン教室での3つの約束事(走らない、勝手に触らない、勝手に電源ボタンを押さない)をしっかりと見ることができていて、発表をすることができた。約束事を守らなかったとき、どうなってしまったのか問うと、キーボードが落ちてしまった、パソコンが動かなくなった、壊れるかもしれないと発表ができた。約束事はどうして守らないといけないのかについても、みんなが使うものだから、壊れてしまうからという発表ができた。
 特別支援学級の生徒も他の生徒と同じように家庭ではインターネットを利用したり、携帯電話を利用したりしている。正しい知識と正しい使い方を身につけ、便利なものは積極的に使い、生活を豊かにしていけるようにしたい。

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【刈谷・雁が音中】ファイル共有ソフトの利用について学習しました

 刈谷市立雁が音中学校では、2年生の技術科で情報モラルの授業を実践しました。Winnyなどのファイル共有ソフトやYouTubeを利用する際に注意しなければいけないことについて学習しました。ファイル共有ソフトなどを使って著作権を有するデータのやりとりをすることは著作権法違反であり、ファイル共有ソフトがウイルスに感染すると、パソコン内のデータがインターネット上に流出してしまう可能性が高いことを学びました。
 <授業後の生徒の感想より>
「僕は、ファイル共有ソフトを使ったことはありませんが、使うときには気を付けたいと思います。あと、いろいろな悪いことがあるのに、何でファイル共有ソフトみたいなものがあるのか疑問に思いました。」
「私は、YouTubeで簡単に音楽を聴くことができると聞いたことがあります。でも、今日の授業で著作権法違反になることがあることが分かったので、使わないようにしようと思いました。」

【刈谷・雁が音中】指導案
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【岡崎・矢作北小】3年生を対象とした情報モラル授業

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 教師が自作のビデオを制作し、授業の導入部で児童全体で視聴しました。
 個人情報を安易にネット上に書きこむと、大変なことになるという内容です。今流行中のお笑い芸人さんの内容もあり、笑いもある内容でした。
 児童にも実際に、仮想上のホームページに書き込みをさせて、クリックをし、情報が漏れてしまうという作業をしました。情報モラルを発達段階に応じて、学んでいくことは非常に難しさを伴いますが、「これをしてもいいのだろうか?」という葛藤を常に考えられることを念頭におきました。本校においても、携帯等のモラル教育を充実していきたいと考えます。

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【一宮市・今伊勢中】情報モラル実践報告

 本校では、パソコンの学習がある技術科の時間を利用して「インターネット使用のルールとマナー」について、学習をしています。
 映像教材や資料を利用して、主に次の3点について指導しました。
 1.携帯電話利用の実態とマナーやルール
 2.Eメールの利用におけるマナーやルール
 3.インターネットの利用におけるマナーやルール
 その後、実際にインターネットを閲覧しながら、携帯電話の使い方やインターネット利用のマナーなどについて調べました。
 授業を終えた生徒の感想には、

・携帯電話は便利で多くの人が持っているが、一方でそこには大きな危険が隠されていることを知った。
・携帯電話の落とし物は一年間で、数万台もあるのに驚いた。それが悪用されてしまう可能性があるということを知って恐ろしいことだと思った。
・子どもが携帯電話を使う時は、特にルールやマナーを理解させてからでないと、いけないと思った。
・個人情報という言葉は知っていたが、いろいろな所でそれが漏れていって迷惑をかけることは知らなかった。
・これまでインターネットの使い方は学習したがそのマナーやルールについては意識したことがなかった。これからは、真剣に考えなくてはいけないと思った。
・家族とインターネットについて話す機会が増えた。

などがあり、インターネット利用におけるマナーやルールの重要さに気づいた生徒の感想が多くありました。
 また、保護者にできるだけ早い時期から携帯電話に関するトラブルや危険性を認識してもらうために「入学説明会」で話す機会も持っています。このように、本校では生徒と保護者にインターネット利用におけるマナー等について意識を強くもってもらうことで、情報機器を、安心して快適に使えるような環境作りを目指しています。
 また、生活指導や犯罪防止の面からも、ネット社会の犯罪の実態や被害の状況、性犯罪防止の取り組みなどについて、夏休みや冬休みに入る前に、警察の署員から直接全校生徒を対象に講話を受ける機会をもっています。
 学校以外の関係機関と連携することで、意識の高揚を図ることをねらいとしています。
 講話では、出会い系サイトの実態から被害にあった生々しい様子やコミュニティサイトでのトラブルの実態、また、それをきっかけとして、実生活におけるトラブルに発展したり、犯罪に巻き込まれたりする事例についても紹介されました。
 生徒たちにとっても、身近な実例が多く、非常に真剣に話を聞く様子が見られ、興味を引くものであることが理解できました。
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【稲沢・大里西小】 1年 道徳「あぶない」の実践

<授業のねらい>
・危険から身を守り,安全に生活しようとする気持ちを持たせ,情報を適切に管理することに気づかせる。
<実践のポイント>
・1年生を対象としているので,絵カードを使って具体的な危険な場面をイメージさせた。終末に教師が誤った情報を伝えることはまわりに迷惑をかけるので正しく伝えることの大切さを話した。さらに事件にまきこまれないように,学校外では知らない人に名札をみせないことを例にあげて,正しく情報を管理することを話した。
<情報モラル教育の視点>
・生活の中でのルールやマナーを知る。
<活用する教材>
・「あかるいこころ 1ねん」 愛知県教育振興会
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【一宮・今伊勢小】「チェーンメール」について考えました

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 総合的な学習の時間(情報)でチェーンメールやホームページについての内容を取り扱いました。授業実践は学級担任の自作資料をもとにして行われ,児童の心に問いかける,大切な学習の時間となりました。
 東北大震災後に,節電を呼びかけるチェーンメールが回ります。このことについて意見を求めると,「よいことだから回す」「家の人に相談する」「節電するけど回さない」という意見が挙がり,児童は考えを深めました。そして,児童はメールの利用法について改めて考え,情報モラルの向上を図ることができました。

【一宮・今伊勢小】資料

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【岡崎・矢作南小】ホームページから学ぶ情報モラル

 矢作南小学校では、新年度のパソコンの授業の初めに情報モラルの授業をします。
5年生は、まず自分の学校のホームページのブログを見て気づいたことを発表しました。そこで出た意見には、「写真がのっている」、「大勢の子がうつっている」、「写真が小さい」などの意見が出ました。
 中には、「顔が映っている写真は事件につながる」というすでに情報モラルを知っている児童もいました。そこで、先生たちがブログに写真を載せる時には、なるべく後ろ姿を載せることや正面を向いている場合は、写真のサイズを小さくして、誰だか特定できないようにしていることを説明しました。
 また、ネットモラルのソフトを用いてダウンロードの危険性や、ワンクリック詐欺の仕組み、掲示板やチャットで住所や電話番号などの個人情報を載せないことを学びました。

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【稲沢・国分小】 電子メールの返信について

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 携帯電話、電子メールを利用した経験のある児童は、少しずつ増加の傾向が見られています。特に、電子メールは文章のみでの伝達となるため、トラブルへと発展する場合も考えられます。携帯電話や電子メールを利用する場合には、各家庭での約束や十分な話し合いが必要不可欠であり、けじめをもった考えを定着させることが課題であると考えます。
 そこで、本校では学校公開日に電子メールの返信についての内容を扱った授業を設定し、児童に携帯電話や電子メールの利用の仕方について考えさせることにしました。ここでは、返信した内容によっては、自分の気持ちとは異なるイメージを与えてしまう場合があることや、慎重に言葉を選ぶことの大切さに注目しました。
 授業では、児童に「家族で決めた約束は守るべきだ。」「けじめをもって、携帯電話や電子メールを利用していきたい。」等の気持ちをもたせることができました。
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【稲沢・千代田中】授業参観で保護者も情報モラルを考える

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 携帯電話に関係するさまざまなトラブルが全国的に発生し,今や,携帯電話を持つ生徒はもちろん,持たない生徒にも,家族を巻き込んでさまざまな事例について学ばせていくことが求められています。本校においても,年間を通して,情報モラル教育を学校生活のさまざまな場面で指導・展開していくことを計画しています。
 4月の授業参観では,1年生は学活で「チェーンメール」について,2年生は道徳で「携帯電話のマナー」についてそれぞれ授業を行いました。1年生の「チェーンメール」の授業では,テレビ局の社員を名乗るメールや献血を呼びかけるメールを取り上げ,転送すべきかやめるべきかについて学級で話し合いをしました。また,生徒だけでなく参観していただいた保護者の皆さんにも生徒と同じ資料を配付し,考えていただきました。2年生の「携帯電話のマナー」の授業では,病院や映画館,公共の乗り物などさまざまな場所での使用を想定し,電源を切った方がよい場合とマナーモードにした方がよい場合について話し合いました。そして,より望ましい携帯電話の使用マナーについてまとめました。
 今後も,生徒が携帯電話に関するトラブルに巻き込まれることなく,適切な利用をすることができるように,授業だけでなく全校集会などでも計画的に指導を進めていきます。
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【岡崎・矢作中】 チェーンメールは転送しない

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 矢作中学校では、3年生が情報モラル教材「春野家ケータイ物語」を利用して、チェーンメールが回ってきたときにどうしたらよいか、ということについて学習しました。
 携帯電話でメールをやりとりすることが大好きな春子さんのもとに、次のような内容のメールが送られてきました。「携帯電話会社のセキュリティ担当者を名乗る人物からのメール」「番組ディレクターを名乗る人物からのメール」「献血を呼びかけるメール」の3通に対して、どうするべきかを話し合いました。
 日頃から、「チェーンメールは転送してはいけない」という指導をしているためか、ほとんどの生徒が「無視をすべき」という意見をもっていました。しかし、「本当だったらかわいそう」や「病院の名前が入っているから、本当かもしれない」という意見をもっている生徒も見られました。その後の話し合いで「本当ならば、契約会社から全加入者に連絡があるから転送するのはおかしい」や「血液を集めるのにこんな方法をとるはずがない」といった意見から、どのような場合にもチェーンメールは無視すべきだということを確認することができました。そして、判断に困るような場合は、親や先生など周りの大人に相談することの大切さを生徒に確認することができました。

【豊川・代田小】電子掲示板の正しい使い方の学習

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 本校の5年生を対象に、電子掲示板の正しい使い方についての授業を行いました。「電子掲示板とは何か」を知っていた子どもは35名中18名、「見たことがある」子どもは15名でした。また、実際に自分が「使ったことがある」子どもは1名のみでした。そこで、授業では掲示板を利用する際の正しいルールやマナーを知り、それを守るという意識をもってもらいたいと考え、DVD教材「ケータイ安全教室」(NTTdocomo)を用いて学習しました。
 まず、子どもたちに自分が言われて嫌な言葉を考えさせました。続いて、DVDの再現ドラマを視聴して、掲示板に中傷する内容を書き込まれた登場人物の気持ちについて考えることで、子どもたちは「書いてはいけない内容」と「書いても良い内容」があることに気がつきました。さらに、掲示板に「学校を爆破する」と書き込み警察に同行を求められたり、出会い系サイトで知り合った相手に脅迫を受けたりするドラマを視聴することで、軽い気持ちで書き込んだ内容によって大きなトラブルに巻き込まれる可能性があることを知りました。
 学習を終えての子どもたちの感想には、「相手の気持ちを考えることの大切さや個人情報を公開することの危険性などについて学ぶことができました」と書かれており、友人づくりや情報取得に便利な掲示板が、使い方によってはいじめや犯罪のもとになることを知ることができ、便利さの裏にある危険性について考える良い機会となりました。

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【岡崎・矢作東小】「情報モラル教育実践ガイダンス」を利用した実践を行いました。

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 情報モラル教育について、なかなかよい実践方法がわからない。そんな声が聞こえます。特に小学校低学年を担当する先生方にその思いが強いようです。そんな中、国立教育政策研究所から「情報モラル教育実践ガイダンス」という冊子が送られてきました。情報モラル教育をわかりやすく解説してあるだけでなく、具体的な指導事例も掲載されています。そこで2年生全学級を対象に、「情報モラル教育実践ガイダンス」にある指導事例を利用した情報モラル教育の実践を行いました。
 今回実践したのは、「情報モラル教育実践ガイダンス」8ページにある事例2「みんなのためになるしごと」(小学校2年生道徳)です。資料は、文部科学省道徳読み物資料集「みんなのニュースがかり」をWeb上から取得し、利用しました。個人の情報をよく確かめないままクラスのニュースとして壁新聞を書いてしまい、みんなから間違いを責められた主人公「けいすけ」が、友達の「ちゃんと調べて書けば喜ばれるよ」という言葉をヒントに、みんなから喜んでもらえる壁新聞を作るという内容です。「間違った情報が与える影響」「正しい情報を伝える大切さ」という情報モラルの視点が含まれています。
 授業は、ガイダンスの展開例をもとに、情報モラルに関する補助発問として「ニュースを読んだみんながおこったのはなぜだろう。(間違った情報が与える影響)」「みんなに喜ばれた書き直したニュースは、どこがよかったのだろう。(正しい情報を伝える大切さ)」の2つを追加して行いました。この2点について話し合う中で、子供達は「ピアノの発表会の日が間違っていたら、行っても見られないからすごく困るよ。」「ちゃんと知らせてくれると安心だね。」「間違えないように気をつけて知らせないといけないね。」と、情報伝達に関するマナー・ルールを意識することができました。また、実践した先生たちからは「子供たちが状況をイメージしやすい資料で発言も多く、活発な授業になった。」「情報モラルの指導内容・指導のタイミングがよくわかり、指導しやすかった。」という声が聞かれました。

【新城・黄柳野小】ケータイを使うときの約束

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 黄柳野小学校では、「ケータイを使うときの約束」について、道徳の授業で具体的に行っています。3月に1・2年生と3・4年生が経済産業省JNSAが作制した「ケータイ持つ前にチェック 安心安全なケータイの使い方教室」を使って学習しました。
 以下、1・2年生の授業について報告します。
 1・2年生は4名ですが、自分専用のパソコンを持っている子もいて、ホームページなども自由に見ているため、情報モラルについて随時学習をする必要性を感じています。
 まず、学校のホームページを開き、この「情報モラル専用サイト」について知らせました。そこから、「ケータイ持つ前にチェック 安心安全なケータイの使い方教室」を開きました。子どもたちには、自分の考えと正解を記入するプリントを渡し、1問ずつ取り組ませました。
 結果は、10問中8問正解が1人、9問正解が1人、10問正解が2人で、よくできていました。間違えたのは、第1問目「送られてきた写真について」と第7問目「占いサイトの危険性について」でした。占ってもらうためには、個人情報を書くことも仕方ないと思った子が多かったです。正解した問題について「なぜそれを選んだのか」質問をすると、「パスワードを人に知らせてはいけない、と教えてくれたから」「知らない人に話しかけられたら無視をしなさい、と先生が言っていたから」との答えが返ってきました。子どもたちは、今まで学んだことをよく覚えていて、それをもとに正解を導いたようです。
 最後に、スクールネットC4を使って感想を書かせました。すると、「10問正解で、うれしかったよ」「○○君は、全部正解ですごい」などの感想が記入されました。これは、友達も読むということを意識して書いたのだと思いました。

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【西尾・寺津中】情報モラルの授業実践

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 西尾市立寺津中学校では、4月16日(土)のPTA総会の前に授業参観を実施しました。その中の3年1組の道徳において、『チェーンメール』という題名で授業が行いました。
 『迷惑メール相談センター』のホームページの中から、『撃退!チェーンメール』のページを参考にして、チェーンメールの実例を紹介し、その対応について生徒と保護者に考えてもらいました。
 「警察に相談する」「保護者に相談する」「メールを無視して削除する」などの意見が出され、正しい対応について確認することができました。
 話し合いの中で、数名の生徒が実際にチェーンメールを受け取っていたことがわかり、あらためてその恐ろしさを実感しました。

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