携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【蒲郡・大塚小】情報セキュリティ「その情報、ホント?」

 スマートフォンやタブレット型PCの普及により、インターネットを活用した生活がさらに手軽で身近なものになってきている。家庭における子どもたちのインターネットの活用状況を調べると、ゲームをはじめ、調べごと、ショッピング、地図などで子どもたちが積極的にインターネットを活用している実態が分かった。一方で、インターネット上の情報は必ずしも正しいとは限らず、友達と同じテーマで調べた内容が、すり合わせてみると食い違ってしまったという経験を持つ子もいた。
 こうした子どもたちの実態から、情報モラル教材「青野家ケータイ物語」を用いて、インターネットやメールからの情報との上手なつきあい方について考えさせようと考えた。その中で日常レベルで実践できることや、情報を正しく活用する姿勢の習得を目指して情報モラル教育を実践した。

<指導の実際>
1 本時の課題を考える
・体験を想起させweb上の情報が生活に役立っていることを意識する
2 情報をめぐる事例ドラマを見て考える
・「役に立ったこと」「問題だったこと」を整理していく
・失敗しないための対策を具体的に考えることで、インターネット上に発信された情報との上手な付き合い方を意識する
・同様な失敗体験を持っている子どもの発言から、次に同じような場面に出会ったときはどうしたらよいか考える
3 学習内容をまとめ、情報と付き合っていく自らについて考える
・感想を書き、発表する
・インターネット以外の手段に注目させる
・一人ひとりが責任をもちながら正しい情報を発信する大切さにも触れる

 冒頭で得意そうにインターネットの便利さを話していた子どもたちからも、「大切なことは、友達に直接言いたい」「いろんなサイトや人に聞くなどして、情報が正しいことを確認してから人に伝えたい」「本や電話で確認したい」などの感想が出された。
 インターネットは便利であるが、他の情報入手の手段と組み合わせ、照らし合わせることで得られた情報の質が高まっていく。便利であればこそ、そこにある危険性を意識して、責任を持って情報を扱えるように、今後も指導していきたい。

画像1 画像1 画像2 画像2
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31