最新更新日:2024/07/05 | |
本日:4
昨日:46 総数:849092 |
|
9・29(金) 予測困難な未来を生きる【校長室より】************************** 漫画「ドラえもん」には、のび太君が宿題をためこみ、助けも求める話がたびたび出てくる。未来の時間から何人ものドラえもんを連れてきて集団で宿題に取り組む「ドラえもんだらけ」の回や、勉強を怠った時間を「むだ時間とりもどしポンプ」で回復する回などがコミック本にある。 奇想天外な手段で助けられるのび太君には、子どもたちの思いが投影されている。では、この新技術は子どもたちの目にどう映っているか。チャットGPTなど、生成AIの台頭である。生成AIは利用者との対話を通じて文章、画像などの作品を編み出す。 文部科学省は今月、学校での活用に関する指針を公表した。夏休みの課題については、生成AIによる作品をそのまま提出することは「評価基準によっては不正」になると指導するよう求めた。 教育への生成AIの活用を巡っては、創造力や判断力育成への影響も懸念する声がある。指針は、特に小学校段階での活用に慎重な対応を促した。ドラえもんの頼みのような課題の丸投げがダメなのは当然だろう。 一方で指針は、リポートなどを作る際の補充に活用し、参考資料として添付させるようなことは一案だとも認めた。生成AIが社会に与える影響や利便性も無視できないだけに、手探りの状況が浮かぶ。 のび太君を助けつつ、頼り切ることへの苦言も忘れないのがドラえもんの友情だ。自分で考え判断する力と、技術を活用する力をどう両立させるか。教育現場に課せられた、難しい宿題である。 ************************** 子どもたちが大人になり、生きていく社会はどうなっているのでしょうか。今日のような生成AIの台頭は、20年ぐらい前には、想像もしていないものであったと思います。これからを生きる人には、思考力、判断力、創造力が必要だと言われています。学校教育においても、育成すべき力を意識し、その力を育てていけるよう進めていかなければと強く思っています。 9・22(金) 次に生かす【校長室より】******************** (前半省略) 巨人を苦しめた。ラグビーワールドカップ(W杯)の日本代表。12−34は善戦である。相手は過去に日本が10回挑み、一度も勝てなかったラグビー発祥国。今回も日本大敗の下馬評もなくはなかったが、踏ん張った。試合中、予想以上の手ごわさにイングランドの選手が動揺しているように見えたのはこちらの身びいきばかりではなかろう。とりわけ前半のスクラムは巨人をしのいだ印象さえある。 (中略) 60−7。1987年の第1回W杯で日本が大敗したイングランド戦のスコアを思う。数字の語呂合わせで「無情な」と読むのは苦しいか。今回のスコアは「オイッチニサンシ」と読む。世界の頂点を目指す日本代表。近道はない。それは長い旅路を歩む地道な掛け声なのだと思うことにしよう。1次リーグはなお続く。 【9/20付中日新聞朝刊『中日春秋』より引用】 ******************** スポーツ競技には、勝敗が必ずあります。勝てば嬉しいし、負ければ悔しく思うのは当然です。競い合うことで成長するのは確かです。私は、負けた時にどう考え行動するかが大切であると思います。負けたことを相手のせいにするのではなく、負けた要因を振り返り、解決のためにどうすればよいのか考え、行動に移していくことが重要なのです。 日本代表の選手たちは、大会を迎えるまでに想像を超える練習をしてきたことでしょう。きっと選手たちはイングランド戦の負けを冷静に受け止め、次の試合に生かすにはどうすればよいか考えて備えていると思います。 来週のサモア戦も応援したいと思います。 9・15(金) 目標達成に向けて【校長室より】岡田監督は、シーズンに入る前に今季のスローガンを掲げました。 『A・R・E(アレ)』 一見よくわからないスローガンだと思いませんか。「アレ」は岡田監督が「優勝」を「アレ」に言い換えることをヒントにそれぞれのアルファベットに意味を持たせたそうです。 A:Aim(明確な目標) R:Respect(野球や先輩方への尊敬) E:Empower(更にパワーアップ) 岡田監督は選手が「優勝」を意識しすぎないように「優勝」を「アレ」に置き換えて言い始めたそうです。 このスローガンの要素はどれも大切なことで、学校教育にも置き換えられるのではと思います。つまり、 「学習や生活に明確な目標をもち、身の回りの人(友だち、家族、先生)を大切にし、学力や人間関係力をさらに高める」 明確な目標設定が大きな目的に向かう道標になります。そして周りの人を大切にすることは自分自身も大切にするのだと思います。 9・8(金) 夏休み自由研究作品展から【校長室より】さまざまなテーマの下、研究を進めた成果をみることができました。 ・知りたいことを本やインターネットなどで調べた研究 ・家族旅行で出かけた先のことについて調べた研究 ・疑問に思ったことを実験や観察などを通して調べた研究 どの作品も力作で、私も「なるほど」と思う作品が多くありました。 自由研究の取り組みは「子どもの興味関心のあることを学ぶ」ことで学ぶ意欲を高めることができると考えます。学びの原動力は「知りたい」「分かりたい」という学習意欲なのです。 自由研究を通して、中島っ子は、多くの学びを得たことに嬉しく思いました。 ご家庭でのご協力ありがとうございました。 |
★トップページへ |