最新更新日:2024/06/29
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★なかよく、人に親切な子 ★かんがえて、進んで勉強する子 ★しごとに、精を出す子 ★まけない、強い体の子

2・25(金)命を大切にする心【校長室より】

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 「命を大切にしてほしい」ということは、だれもが思うことです。本校では、1月に2年生の子たちを対象に「命の授業」を行いました。私たちの命はどのように誕生したのか、その過程を2年生の子たちに分かりやすく助産師さんグループの方々が語ってくれました。2年生の子たちの「命を大切にする心」が育った場面であったと思います。

 NPO法人「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人さんは、「子とともにゆう&ゆう」の記事の中で次のように述べています。

 「命の学びは、一人一人の受け止め方も違う、時間もかかる、すぐに成果がでるものではありません。それは百年の『いのちの木』を育てることではないでしょうか。十年後、二十年後、きっと花を咲かせてくれると信じて、土を耕し、種をまき、水をかけることのように思います。」
 
 命を大切にする心を育てることは一朝一夕にはいかないものです。鈴木さんは続けて言っています。

 「子どもが命を大切にするために、一番大事なことがあります。私たち大人自身が、命を大切にしている姿を示すことです」と。

 子どもたちの周りにいる私たち大人が命の大切さを伝え続けることが大切なのです。

2・18(金)言葉の意味を正しく理解していないと・・・【校長室より】

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 読売新聞の編集手帳に次のような記事が載っていました。
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 文化庁が毎年行う「国語に関する世論調査」で【姑息(こそく)】が取り上げられたことがある。「一時しのぎ」という意を理解している人は15%にすぎず、70%が「卑怯」と認識しているという。
 怖い言葉だと思った。仕事や生活のなかで誰かと話しているとき、一時のまにあわせだと言いたいだけなのに、「そこまで言うか!」と相手を怒らせることがあり得る。
 夏目漱石『彼岸過迄』に次の一文がある。
 〈其日其日を姑息に送っている様な気がして〉。
 息という字が入るせいか、その日その日をマスクをして感染をしのいできたこの2年を語っているような錯覚をおぼえる。
 スーパーコンピュータ富岳がオミクロン株の感染確率をはじき出した。マスク着用で15分会話したとして50センチメートル以内の距離で約10パーセント、1メートル離れれば、ほぼ0パーセントと計算された。自分や相手の身を守りながら社会経済活動を続けるうえで、胸に留めておきたい数値に違いない。
 会食などの場を想像すると、顔を1メートルも離しての会話はかなり面倒ではあるものの、一時のまにあわせと思えばできないことではないかもしれない。姑息な日々を送ろう。
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 言葉の意味を正しく理解して活用しないと、相手との意思疎通において大きくずれる場合があります。「国語に関する世論調査」では、毎年、言葉の使われ方について、「今」の日本人の認識を浮き彫りにしてくれています。
 言葉は、相手と意思疎通を図る大切なツールです。表情などの非言語を含めて、相手に届く言葉を選択しながら話さないといけないと思います。

2・10(木)伝わる!声かけ【校長室より】

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 お子さんがテストで100点をとった時、どんな声かけをしますか?
 多くの人は

 「100点とれたね。えらい!」

と褒めるのではないでしょうか。しかしながら、これでは、「100点をとった」こと自体を認めているのみで不十分です。

 では、どうすればよいのでしょうか。
 大場美鈴さんは、次のように声かけをするとよいと言っています。

 「これだけ努力したから、いい結果につながったね」

 これまでの努力を認め、次への意欲につなげようという視点で声かけをしているのです。

 子どもの声を否定せず、話を聴く姿勢が大切です。そして、他人と比べるのではなく、その子自身と比較するようにするとよいと思います。

×「でもさあ〜」→○「そうなんだあ」

×「6年生ならみんなできているよ」→○「去年よりだいぶできるようになったね」


 そして、今の「その子」を見て声かけをすることが大切です。

×「がんばってね!」→○「がんばっているね!」


 伝わる声かけを心がけると、お互いにうれしい気持ちになります。

2・4(金)ことばの力【校長室より】

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 1/19朝日新聞朝刊「天声人語」を紹介します。
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〜前文省略〜
 人には全身で言葉を受け止める瞬間がある。とくに若いときほど。中高生から募った「私の折々のことばコンテスト2021」の秀作からはそんな瞬間が見える。

 「いつか一緒に働きましょう」は、高1の高橋愛瑞さんが中学時代、先生からもらった言葉だ。教師になるのが夢だという高橋さんの卒業アルバムにそう書きながら、先生は言った。「教師になったお前に会えるのを楽しみにしてる」。教え子ではなく同志を見るまなざしだったのだろう。

 中3の佐野蒼維さんは、友だちから「無理しろよ」と言われた。無理するな、ではなく。学級委員長に立候補し、選挙演説をする直前のことで、俄然やる気がわいてきたという。

 「配られたカードで勝負するしかないのさ…」というスヌーピーの名言を大切にしているのが、中1の豊福陽菜さんだ。落ち込んだときに思い出す言葉なのだという。人をうらやましがったり、ねたんだりしても前には進めないから、と。
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 哲学者の鷲田清一さんは、吸い寄せられる言葉には2種類あるといいます。
 一つは自分のモヤモヤした思いを代弁してくれるような言葉。つまり、不安定で自信がなくなっている時に肯定してくれたり、背中を押してくれたりする言葉。
 もう一つは、思い込んでいたものに対して「あれっ、そんな考え方ってあるの」と、いったん立ち止まらせてくれるような言葉。
 言葉の力は、プラスの面でもマイナスの面でも私たちに大きな影響を与えるものです。また、言葉を発する人によって影響力も違ってきます。子どもたちの教育に責任を持つ私たち教員は、改めて言葉のもつ力を大切にしていかなければいけないと思います。
「私の折々のことばコンテスト2021」に作品が紹介されています。
ぜひご一読してみてはいかがでしょうか。


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