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教育長メッセージ<クリキンディのひと言>〜「私は、私にできることをしているだけ」

 先日行われた市PTA連合会新春教育懇談会の講話の最後に、教育長の木村孝雄様より、下記のようなメッセージをいただきました。私たち大人が「子どもたちのために何をしなければいけないか」を強く問われた思いをしました。

【クリキンディのひと言】(教育長メッセージ)
 最近、「ハチドリのひとしずく」(辻信一監修)という本を目にし、一瞬、自分や周りを見直す時を持てました。その雑感を綴ります。
 「ハチドリ」は、南北アメリカの熱帯森林に分布する、色鮮やかで、花の蜜を吸う細長い口ばしを含めても平均10cm、体重9g程の小さな鳥で、目にも止まらぬ速さで羽ばたく音が「ブンブン」と、ハチの羽音に似ていることからこう呼ばれています。
 次に、この本の中心である、アンデス先住民族キチュアに伝わるお話を紹介します。
 森が燃えていました。森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います。クリキンディはこう答えました。「私は、私にできることをしているだけ」ここで話はおしまいです。逃げた動物が悪で、クリキンディが正義とは言っていません。逃げた動物は、火を消す知恵がなかったのかもしれません。子どもを逃がそうと必死だったのかもしれません。もし、気付いて皆で土をかけたり、国中の鳥が水を運んでいたら。考え方はいろいろです。
 現代は、物も情報も溢れ、身の回りには便利さや豪華さや忙しい時間が存在します。自分がクタクタになり、どうしていいかわからなくなった時、自信が持てなかった時、クリキンディの「私は、私にできることをしているだけ」という発想はいかがでしょうか。
 自分の気持ちや行動が変われば、まわりの状況もきっと変わってくると思うのです。ひとりひとりが集まって「まち」が、「世界」ができているのですから。
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