5・6年生へのメッセージ今回の講演は、「未来を担う子どもたちに、苦労や困難に打ち克つ気持ちを抱いて欲しい」という新井先生の願いから実現したものです。 新井先生は、少年時代、戦争を体験されたそうです。東京大空襲の朝、集団学童疎開をしたため難を逃れたということでした。話を聞く子どもたちは、現在とは違う時代に戸惑いながらも、熱心に話に聞き入っていました。何もなくなった戦後から、立ち直るまでの様子を思い浮かべながら、先人のがんばりを感じていたようです。 講演の終わりに、新井先生の好きな歌を全員で歌いました。「どじょっこ ふなっこ」という歌です。子どもたちはほとんどの子が分かりませんでした。そこで、新井先生と、校長先生をはじめとする本校の先生方が、子どもたちの前で歌を披露しました。親しみやすいメロディに慣れた子どもたちもすぐに歌に参加し、全員で懐かしい童謡を歌い終わりました。 大きな拍手に送られた新井先生は、大変嬉しそうな表情を浮かべお帰りになりました。 みんなで歌った歌に、まとまることの素晴らしさも感じられた講演会となりました。 合奏部 クリスマスコンサートまた、本校卒業生で写真家の鈴木 心(すずき しん)さんもわざわざ東京からお出でくださり、演奏する子どもたちの真剣な表情を撮影して下さいました。心先生は、先週、来校されたとき合奏部の6年生児童二人から「ぜひ、聞きに来てください」との声に応えられたそうです。 6年生にとっては、平成24年度のバンドメンバーによる最後の演奏となりました。コンクール曲「じんじん」を皮切りに、アンコールを含め6曲を演奏しました。 そして、コンサートの終わりには、指導してきた先生たちへ、合奏部の子どもたちによる突然のプレゼント。いきものがかりの「ありがとう」の合唱とメッセージが伝えられました。 自分たちで相談し、相手に喜んでもらおうとする気持ちとその行動力に、心がほっと温まるコンサートとなりました。 芳遊クラブ 三世代交流今年は、「書」に親しむ活動となりました。来年の干支である「巳」を書で書き表します。書道家の先生を講師に迎え、活動が行われました。子どもたちにとっての筆と墨は、学校の授業で習う楷書が中心ですが、今回は、行書であったり、形を崩した「巳」であったりしたため、文字を書くというよりも、線を楽しもうという意識の方が強かったように思えます。1時間ほど練習した後に、はがき大の用紙に清書をしました。どの子も、満足した年賀状・作品が完成したようです。 また、一人一画ずつ筆をとり、「芳遊クラブ 福笑」という文字を、海老根和紙に書き表しました。この作品は、成果は、来年、郡山市で開催する「春蛍」に出品されます。 終わりには、みんなで熱々のけんちんうどんを食べ、心も体もぽっかぽかとなりました。 |
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