今日から3日間、新モンゴル高等学校の生徒19人が岩倉中学校に来ています。
朝会で、歓迎の言葉や合唱を贈ると、モンゴル生からもあいさつとフエルトで作った手作りの絵がプレゼントされました。
わずか3日間ですが、積極的に関わって異文化理解に役立つとよいと思います。
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(6月26日 校長講話)
先々週の金曜日、学校保健委員会で、保健委員の人が、岩中生の自己肯定感アンケートの結果を発表してくれました。
「自分自身に満足していますか」という質問に「はい」と答えた岩中生の割合は、日本の中学生の中では高い方です。
しかし、日本人の自己肯定感は、他の国よりも低くて、「自分に満足している」と答える人の割合が、諸外国ではどこでも70から80パーセントはあるのに対して、日本では46パーセントにすぎません。これはなぜでしょうか。
この原因はおそらく、日本と外国との文化の違いにあります。
諸外国では、自分のよいところをアピールして、互いをよく褒めるので自己肯定感が高まります。しかし、日本人はあまり自分を褒めません。むしろ、自分の足りないところを表現することで、他人との協調性を大事にします。そのため、日本人の自己肯定感は、自分の良さを自覚するだけではなくて、それを他人から認められないと高まりません。つまり、日本人の自己肯定感の基準は他の国より高いと言えると思います。
さて、今日から3日間、新モンゴル高等学校の生徒が岩中に来てくれています。19人もモンゴル生がそれぞれのクラスに入ってみんなと一緒に勉強をします。今年で4年目の受け入れになりますが、毎年皆さんは、積極的に友達になってくれています。モンゴルの友達と交流することでひょっとしたら自己肯定感の違いや文化の違いを感じることがあるかもしれません。短い時間ですが積極的に関わりましょう。