最新更新日:2024/07/08 |
2月13日(月) 全校集会での校長先生のお話<校長先生のお話の概要> 今日は、久しぶりに3学年がそろって、アリーナで全校集会ができました。久々のアリーナへの入場でしたが、とても上手に入場できましたね。2月も中盤に差し掛かりました。3年生は公立高校の一般選抜入試が迫ってきました。すでに合格が決まっている3年生については、それぞれ目標を決めて取り組むようにお話をしましたね。1・2年生は、学年末のテストに向けて頑張っていることと思います。 3年生については、卒業式まで今日と卒業式当日を含めて学校に出てくる日は16日しかありません。1・2年生は、修了式まで27日です。 みなさんは、1か月半ほどで、新しいスタートラインに立つことになるのです。この1か月半のうちに、これまでの自分の取り組みをしっかりと反省して、4月から心機一転、よいスタートがきれるように準備をしておいてくださいね。 早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生が、「運は必ず強くなる」というテーマで書かれた本の中で、「運の強い人と弱い人の違い」について紹介してみえました。非常に興味深い内容だったので、みなさんに紹介します。 加藤先生によると、「運が強い、弱い」は能力の差ではないそうです。 私たちは、できれば「何もしないで幸運をつかみたい」と思うのですが、そんな安易な方法は存在しないと断言してみえました。 物事には段階があります。途中の過程があって、最後の結果があるということです。 たとえば、「大会で優勝しました。」「オリンピックで金メダルを獲得しました。」「成績がアップしました。」「テストで合格をしました。」などはみな結果ですね。 私たちは、どうしてもその最後の結果のみを見て、「あの人はラッキーな人だな。」とか「あの人はなんて運がいいんだ。」などと考えがちで、その結果をもたらした「努力の過程」には、なかなか目がいかないものです。一番大事なのは、結果ではなくその結果をもたらした「努力の過程」なんですね。 「運がいいなあ」「幸運だなあ」と見えても、そこまで事をうまく運ぶには影での長い努力や苦労があるのです。 結局、「運の強い人と弱い人の違いは能力の違いではなくて、悩むだけで何もしないで終わった日の日数の違いである。」と加藤先生は本に書いてみえました。 いつまでも悩んでばかりで何もしないと運は逃げていきます。落ち込むことがあっても、早めに気持ちをパッと切り替えることが大事で、日ごろから地道な努力をする習慣を身に付けておけば、運は必ず強くなるということです。 今日の給食の時間に歌が流れましたが、みなさん歌っていた歌手が誰かわかりますか。 歌っていたのは、松田聖子さんという歌手です。昔は、日本中知らない人がほとんどいないくらいのスーパーアイドルだったのですよ。 松田聖子さんは、昭和37年(1962年)生まれですから、もう60歳なんですけど、まだまだ頑張って歌手として第一線で活躍してみえます。松田聖子さんのホテルでのディナーショーに参加しようと思うと、5万円以上もするんですよ。 松田聖子さんが、2017年(平成29年)12月31日の第68回紅白歌合戦で歌った「新しい明日」という歌の歌詞を紹介します。この歌は、松田聖子さん自身が作詞・作曲した歌です。NHKドラマの主題歌にもなった歌です。 この歌の歌詞は、私たちが、悩んだり迷ったりしたときに、前向きに前進していくために大切なことを教えてくれているように思います。 「新しい明日」 明日の道に迷ったときは、ひとり空をみあげるの かげりひとつない 澄んだ青さに 心がいやされる つまずくことがあったって それも人生ね 笑顔忘れないで 前を向いて生きていけたら 何かが生まれるわ 夢を目指し 決して諦めない 思いがあれば 見つかるはず きっと 新しい明日が 1か月半後には、新しい年度がスタートします。みなさんには、しっかりと夢や目標をもって、最後まで諦めずに地道な努力を継続していってほしいと思います。 松田聖子さんの歌の歌詞にもあるように、どんなに苦しい場面に出会っても、自分が「こうしたいという思い」があれば、必ず道は開けるはずです。そして、自分にとっての「新しい明日」が見つかるはずです。 自分の「思い」を持って今日からがんばってくださいね。 みなさんのさらなる飛躍を期待しています。 2月4日(土)今日は「立春(りっしゅん)」(校長先生より)二十四節気は紀元前の中国で生まれた「太陽の動きに基づいた暦(こよみ)」です。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。 4×6=24なので、「二十四節気」ということですね。 今年の「立春」は、2月4日(土)です。現代の日本では、国立天文台の観測によって、「立春」の日にちを決めているそうです。 2023年〜2026年の立春は以下の通りです。 ・2023年 2月4日 ・2024年 2月4日 ・2025年 2月3日 ・2026年 2月4日 ※国立天文台ホームページより あと100年ぐらいは、3日か4日のどちらかになるそうです。ちなみに1984(昭和59)年は2月5日だったそうです。 まだまだ寒い日が続いていますので、早く暖かくなってほしいものですね。 2月3日(金)一宮市役所から見た伊吹山(校長先生より)2月3日(金)今日は「節分(せつぶん)」 (校長先生より)昔は冬が終わって春が来る「立春」を一年の始まりと考えていました。「立春」は季節の始まる中でも特別だったので、やがて「立春」の前の日だけを「節分」と呼ぶようになったそうです。「立春」を新年とすると、「節分」は大みそかにあたる一年の締めくくりの行事だったのです。 昔は、病気になるのは鬼の仕業(しわざ)だと考えられていました。また、豆には鬼を退治する力があると考えられていました。「節分」に豆をまくのは、一年の最後の日に鬼を退治して新しい年を迎えようとしたのですね。 「節分」には、縁起の良い方向を向いて、「恵方(えほう)まき」という太まきずしを食べる風習もあります。巻きずしを切らずに丸ごと食べることで、「福を巻き込む」「縁を切らない」という意味が込められているのだそうです。 また、焼いたイワシの頭をヒイラギの枝にさして、玄関につるす「やいかがし」というという風習もあるようです。これは、イワシの臭いや、ヒイラギのトゲを鬼がいやがるからだといわれています。中中生のみなさんも、豆まきをしたり、「恵方まき」を食べたりしてはどうでしょうか。そして、明日の「立春」を心機一転して迎えたいですね。 2月2日(木)中部中の南舎4階からみた風景 (校長先生より)1月30日(月)オンライン全校集会での校長先生のお話<校長先生のお話の概要> 1月も今日を含めてあと2日になりました。3年生はあと1カ月と数日で卒業です。 2年生、1年生は、1カ月半でこの学年の修了式を迎えます。いよいよ最後のまとめの時期に入っていきますから、それをしっかりと自覚し、自分なりのまとめと次の学年に向けての準備を行ってください。 毎日生活していると、「なぜ自分はうまくいかないんだろう。」とか「なぜがんばっているのに結果が出ないんだろう」と思うことがありませんか。校長先生も中学生や高校生の頃はそういうことがよくありました。 学校生活に限らず、人生にはうまくいくこともあれば 、うまくいかないこと、がんばればすぐに結果が出ることもあれば、がんばってもなかなか結果がでないことがあります。 うまくいっているうちは気持ちも弾んで気分がいいのですが、うまくいかないときには、気持ちも落ち込んで何も手が着かなくなってしまうことがあります。 今まで自分がしたつらい経験を思い浮かべてみると、それはそのときは大きな苦しみだったかもしれませんが、時がたった後では 、自分を成長させる大きなチャンスだったということがあります。 先日、美容家でメイクアップアーテストのIKKO(イッコウ)さんが、テレビ番組に出演をしていました。視聴していたら、改めてIKKOさんは、すごい人だなあと感心しました。中学生のみなさんは、IKKOさんを知っていますか。 IKKOさんと言えば、2007年に「どんだけ―」というギャグで、ユーキャン流行語大賞になったことが有名ですし、美容家、メイクアップアーテスト、タレント、書家などのたくさんの肩書を持って活躍してみえることと、女優さんのメイクといえばIKKOさんといわれるようなすごい人なんですね。 年齢は、なんと校長先生と同い年で、学年はひとつ上だということを知りました。お肌のつやが違いすぎますね。エネルギッシュに多方面で活躍しているIKKOさんを見習いたいなとテレビを見ていて感じました。 IKKOさんは、若いころは悩み事がたくさんあって、その悩み事にたくさんの時間を費やしていたんだそうです。極度の緊張やストレスでパニック障害になってしまったこともあったそうです。でも、「どうしよう、どうしよう」と悩んでいても、ただ悩む時間がたつだけで自分のエネルギーを消耗してしまうだけだと気づいたそうです。あるとき友だちから、「大丈夫、大丈夫。一生懸命生きた勲章よ」と言われたときに、本当に気持ちが楽になったそうです。 悩むことに時間を費やすより、「今、できることは何だろう。」と考えることのほうが大事だとIKKOさんは言っていました。 「めげない、めげない。何があってもめげないこと。人生いろいろなことがあるけれど、それが自分の引き出しになっていく。」というIKKOさんのことばに校長先生も勇気をもらいました。 IKKO(イッコウ)さんのことばをいくつか紹介します。 ・「めげない、めげない。何があってもめげないこと。人生いろいろなことがあるけれど、それが自分の引き出しになっていく。」 ・「自分にとって、本当の幸せを手に入れるには、それなりの時間と手間、努力が必要なんです。」 ・「失敗して、怒られて、次はどうすればいいのかを考えて、それを繰り返しているうちに、順調に仕事が来るようになって、いつの間にか「女優メイクのIKKO」と呼んでいただけるようになりました。」 もう一つ感心したのが、IKKOさんは初めてテレビに出演した時からずっと、共演した人やお世話になった人には必ず直筆のお礼状を書いて渡しているということです。 なぜ、そうしているのかというと、感謝の気持ちを常に持ち続けたいからだそうで、「手紙は、ひと手間かけて心を伝えるもの」であり、自分のことばで自分の想いを伝えることが相手との良縁につながると考えているのだそうです。「手紙で心を伝えたい」ということなんですね。 40歳になって独学で書道を始めましたが、基礎を本格的に学ぶために50歳で書家に師事して書を学んでいるそうです。 IKKOさんのこれらのことばや取り組みからも、「幸せ」や「成功」を得るためのヒントがあるような気がします。 いつまでもマイナスの出来事にとらわれて落ち込んでいても前に進めません。なぜそのような結果になってしまったのか、今自分ができることは何かを自分なりに考え、考えたことを地道に実行していくことが大切だとIKKOさんは教えてくれているように思います。 中中生のみなさんが、困難に負けずにさらなる成長をしていってくれることを期待しています。 1月28日(土)今日は「宇宙からの警告の日」 (校長先生より)さて、今日1月28日は何の日か知っていますか。今日は「宇宙からの警告の日」だそうです。なぜ「宇宙からの警告の日」なのでしょう。 1986年(昭和61年)のこの日、アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー号」が打ち上げ後、わずか74秒で大爆発を起こし、乗務員7人全員が死亡する惨事となりました。 その後、日本の有名な小説家が著書の中で、この事件を「宇宙意思からの警告」と表現したことから、この日「宇宙からの警告の日」が生まれたそうです。 技術の進歩はすさまじく、将来は宇宙へ旅行をすることも可能になってくるかもしれませんね。しかし、そういった進歩によって人類が幸せにならないと、何のための技術の進歩かわかりません。様々な進歩によって、それがもとで国と国との争いごとやトラブルが起きないように願うばかりです。 1月20日(金)二十四節気のひとつ「大寒(だいかん)」(校長先生より)二十四節気において、冬の最後を締めくくる約半月が「大寒(だいかん)です。令和5年は1月20日(金)から2月3日(金)です。 大寒の前の半月は「小寒(しょうかん)」です。今年は、1月6日(金)から1月19日(木)でした。大寒と小寒を合わせて、「寒の内(かんのうち)」と呼びます。 寒の内は、1年でもっとも寒い時期で、各地で最低気温を記録するのもこのころです。 寒の内は約30日間です。小寒に入ることを「寒の入り(かんのいり)」、大寒が終わることを「寒の明け(かんのあけ)」と呼びます。 大寒が終わると、春の始まりである「立春」を迎えます。今年の「立春」は2月4日(土)です。まだまだ寒いなかにも、春への準備が進む季節となります。 よくコンビニなどで「恵方巻(えほうまき)」の予約を募集していますが、「立春」の前日が「節分」で、その日に縁起の良い方向を向いて、「恵方巻」という太い巻きずしを食べる風習があります。巻きずしを切らずに丸ごと食べることで「福を巻き込む」「縁を切らない」という意味があります。ちなみに今年の節分は2月3日(金)です。 中中生のみなさん。今年は恵方巻を食べてみてはどうでしょうか。 1月10日(火)3学期始業式 校長先生のお話(校長先生のお話の概要> 約2週間あった冬休みも終わり、今日から3学期が始まります。今日、みなさんが大きな事故やけが、病気をすることなく、元気に登校してくれたことをうれしく思います。 この3学期は単に3つめの学期というわけではなく、今年度の総まとめをする学期です。3年生はいよいよ受験本番ですし、2年生は3年生0学期、1年生は2年生0学期です。今は入試改革により大幅に受験日程が早まっているために、どの学年もこの3学期がとても重要な学期になってくると思います。 目標もなく、だらだらと過ごしてしまうと大切な1年間が台無しになってしまうので、ここで心機一転して学年最後のまとめをしっかりとして、次の学年につないでほしいと願います。 さて、工藤公康という元プロ野球選手(ピッチャー)を知っていますか。最近まで、ソフトバンクホークスというチームの監督をしていました。プロ野球が好きな人は知っているのではないかと思います。 工藤さんは、愛知県出身で、名古屋電気工業高校(今の愛工大名電高校)を卒業してプロ野球のドラフト6位で西武ライオンズというチームに入団しました。 工藤さんは、ドラフト6位で入団しているくらいですから、入団した当時はそんなに大きくは期待されていませんでした。ところが、最終的に工藤さんは投手として224勝もする大投手に成長しました。プロ野球の投手の中で200勝すれば相当すごいことで、過去に何人もいるわけではありません。最近では200勝できる投手は、ほとんど出ないと言われています。 工藤さんがもっとすごいのは、29年の現役生活の中で14回のリーグ優勝、そのうち11回の日本一を経験していることです。現役生活の半分は優勝しているということです。西武、ソフトバンク、巨人というチームに移籍しては、そのチームを優勝に導きました。そして監督でも5回もチームを日本一に導いているのです。 冬至は、マスコミやプロ野球のファンは、彼のことを「優勝請負人」と呼んでいました。 なぜ、工藤さんがチームに加入すると、そのチームは優勝する強いチームになるのでしょうか。 それは、工藤さんの練習に取り組む姿勢にあったのだそうです。200勝するような大投手が、ひたむきに「基本練習」や「苦しい練習」を繰り返している姿を見て、それがチームメートによい刺激を与えてチームの雰囲気を変えてしまうからだそうです。 「あんな大投手が、あそこまでしっかりと基礎練習するのか。あんなに苦しい練習を、手を抜かずにやるのか。」とまわりの選手を驚かせるのだそうです。 まわりの選手が大いに刺激されて、「自分もやらねばならない。」とチームの雰囲気を変えてしまうのだそうです。 工藤さんはいくつもの言葉を残していますので、そのことばを紹介します。 ・練習は嘘をつかない。練習したことは必ず自分自身に返ってくる。 ・人から学ぶ。 経験して学ぶ。 失敗して学ぶ。 成功して学ぶ。 常に学ぶことを意識しなければならない。 ・人の能力は信じられないくらい大きい。限界を作らずに自分を磨いていくことが大切。 みなさんも、これらの工藤公康さんのことばを参考にして、この3学期に自分磨きをしっかりと行ってほしいと思います。そうすれば、自分自身をぐっと成長させることができると思います。みなさんがこの3学期に自分自身を飛躍させ、次年度によい形で進級してくれることを期待しています。 1月8日(日) 1月6日(金)は「小寒」、寒の入りでした。 (校長先生より)小寒に入ることを「寒の入り」といい、次の節気である大寒(だいかん)と合わせた約1カ月間は「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれ、最も寒さが厳しい時期です。水も冷たく冷え、川や池の氷も厚みを増します。気温が下がるだけでなく空気も乾燥しているので、風邪やインフルエンザも流行しやすい時期となりますので、気をつけていきたいですね。 12月28日(水)「御用納め」と「仕事納め」 (校長先生より)今日は一年でいちばん「お疲れ様でした。」のあいさつを交わす一日かもしれませんね。「御用納め」や「仕事納め」の風景は様々ですが、職場のみんな総出で大掃除をしたり、最後に職場をまとめている方のあいさつを聞いたりして、一年の仕事を終わるところもあるようです。 一年の仕事を支えてくれた人、物、箏(コト)への感謝とともに、自分自身に「お疲れ様でした。」のことばも忘れずに言ってあげてほしいと思います。 中中生のみなさん、残念ながら「勉強納め」はありません。でも、せめて鏡で自分自身の姿をながめて「今年はよく頑張ったね」と自分自身をねぎらってあげてくださいね。 「一年間、お疲れ様でした。よく頑張りましたね。」 12月28日(水)一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)(校長先生より)駿河(するが)国(静岡県中央部)のことわざで、駿河の名物を順にあげたとする説がもっとも有力だそうです。 徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位、すなわち一に富士山、二に愛鷹(あしたか)山(足高山)、三に初茄子(はつなすび)の値段といったことに由来するとする説や富士は高く大きく、鷹はつかみ取る、茄子は「成す」に通じて縁起のよい物とする説などがあるそうです。 中中生のみなさんは、令和5年はどのような初夢をみるのでしょうか。 ハッピーな夢がみられるとよいですね。 12月23日(金)中中生・2学期頑張りました。(校長先生より)今日は2学期の終業式がオンラインで行われ、通知表も担任の先生からもらいましたね。2学期は行事やテストが多くて大変でしたが、中中生のみなさんはよく頑張りました。 冬休みは楽しいイベントがたくさんありますが、しっかりと計画を立てて規則正しく過ごせるように努力してくださいね。1月の始業式に中中生の笑顔に会えることを楽しみにしています。 12月23日(金)2学期終業式 校長先生のお話<校長先生のお話の概要> 今日で長かった2学期が終わります。この2学期の自分自身の取り組みを振り返ってみてください。自分なりに最後までやりきったこと、途中で終わっていること、ほとんど、または全くできていないこと・・・振り返ってみると、満足できたことから反省点までいろいろと思い浮かんでくると思います。 しっかりとこの2学期を振り返って、改善すべき点があればその対策を考えて 3学期からの計画を立てそれを実践していくことが大切だと思います。 今日は、水木一郎さんというアニソン歌手のお話をします。アニソン歌手ってわかりますか。テレビなどのアニメ番組の主題歌や挿入歌を歌っている歌手のことですね。 水木さんは、プロ野球・中日ドラゴンズの応援歌「燃えよドラゴンズ」を長年歌っていますから歌声を聴いたことがある人は多いと思います。 水木さんはが歌手としてデビューしたのは20歳の時だそうです。どんな歌でもとても上手に歌えたのですが、歌手として人気はあまり出ませんでした。 あるとき、お客さんに「あなたの歌には個性がない。個性がないからダメなんだ。」と言われました。自分のレコードをポイッと投げ捨てられたこともあったそうです。 水木さんは、「もう歌手をやめようかな」と思ったそうです。そんなふうに悩んでいたころに、あるプロデューサーが、「アニメソングを歌わないか」と声をかけてくれたそうです。 その当時のアニメの主題歌は、レコードジャケットやテレビに顔が出ないので、あまり人気のない仕事でした。歌謡界の中でも、アニメソングを歌う歌手はかなり格下に見られていたそうです。 水木さんは、まわりから何を言われようともアニメソングを歌うことに誇りを持ち、全力で取り組みました。そうやって頑張っているうちに、次第に水木さんの歌声は人気となり、アニメソングの仕事が徐々にくるようになったのです。 そして「マジンガーZ」というアニメの主題歌を歌ったとき、その曲が爆発的にヒットし、水木一郎さんの名前は広く知られるようになりました。 水木さんは、マジンガーZをはじめ、超電磁ロボ・コンバトラーV、宇宙海賊キャプテンハーロック、ジャングル大帝、ルパン三世愛のテーマ がんばれロボコン、仮面ライダーX、仮面ライダーストロンガーなど1200曲ものアニメソングを歌い、今では「アニソン帝王」と呼ばれたり、熱狂的なファンからは「アニキ」と呼ばれたりして尊敬されるまでになったのです。 水木一郎さんの歌うスタイルは、「自分の個性を消して、アニメの主人公になりきって歌うこと」だそうです。 「アニメソングを歌う時には、水木一郎の中にいろいろなヒーローの個性が入ってくるのです。無個性だからこそ、そのキャラクターになりきれるんだ。」と水木さんは語っています。 「あなたの歌には個性がない。個性がないからダメなんだ。」とお客に言われたことで歌手をやめようと思ったけれど、自分の弱い部分を自分の強みに変える努力や工夫をしてきたおかげで、今の水木一郎という存在にまで成長したのだと思います。 水木さんの人生は「道なき道を歩んだ人生」といえると思います。水木さんのおかげで、今ではアニメソングは大人気となり、若者たちの多くがアニソン歌手や声優を目指すようになりました。 「歌える場所があったら、杖(つえ)をついてでも、ステージに立って歌いたい。生涯現役でアニメソングを歌います。」というのが水木一郎さんの口癖であり信念であったそうです。 残念ながら水木さんは今月12月6日に74歳で亡くなりました。でも直前の11月27日のコンサートでも車いすでアニメソングを歌いました。まさに、最後まで自分の信念を貫き、やりきった人生だったと思います。きっと天国で「やりきったゼーット!」と言っていると思います。 みなさんの中に、「どうせやっても駄目だから」とか「自分には能力がないから」なんて言い訳を作って、初めから諦めている人はいませんか。 水木一郎さんのように、どのようにしたら自分の能力を磨き、向上できるかを冬休みにしっかりと考えてみてください。必ず自分が誇れるものが見つかるはずです。 みなさんが、3学期に笑顔で登校してきてくれることを楽しみにしています。 12月22日(木)今日は冬至 (校長先生より)昔の人たちは、「冬至」が近づくにつれて昼の時間が短くなるのは、太陽の力が弱くなって、それとともに人間の魂の力も衰えると考えていたそうです。そのため「冬至」には、体を温め、栄養のある食べ物を食べて、健康に過ごせるようにといろいろと工夫をしました。 「冬至」にはお風呂に「ゆず」を浮かべて「ゆず湯」にはいるという風習があります。「ゆず」には血のめぐりをよくして体を温める効果があるといわれているので、「冬至」には「ゆず湯」に入って、風邪をひかずに一年を元気に過ごしたいという願いからこのような風習がうまれたのではないかと思います。 冬至を過ぎると昼の時間は長くなっていきますが、寒さはどんどん厳しくなります。中中生のみなさんも「ゆず湯」でしっかりと温まってみてはどうでしょうか。 また、「冬至」にカボチャや小豆粥(あずきがゆ)を食べると風邪をひかないとも言われています。しっかりと栄養をとって元気に過ごそうという昔の人の知恵ですね。 12月21日(水)今朝は、伊吹山がきれいに見えました。(校長先生より)2学期も今日を含めて3日です。まとめをしっかりとして、よい形で2学期を終えたいですね。また、3学期に気持ちよくスタートできるように冬休みを計画的に過ごしてください。 12月10日(土)今日は「世界人権デー」(校長先生より)この「世界人権宣言」は、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」で始まる全30条と前文からなる宣言です。 この日は「人権デー」や「世界人権の日」などとも呼ばれています。日本ではこの日を含む12月4日〜10日の一週間を「人権週間」としています。「人権週間」は、法務省と全国人権擁護委員連合会が、「世界人権宣言」が採択されたことを記念して、1949年(昭和24年)に制定したものです。 中中生のみなさんもこの機会に人権についてしっかりと考えてみてください。 12月9日(金) 昨日12月8日は満月(コールドムーン)でした。(校長先生より)12月はまさに冬本番となり、寒さが厳しくなってくる時期であることから、12月の満月を「コールドムーン」と名付けたのだそうです。今晩もまだ満月に近い形の丸い月を見ることができると思いますので、暖かい服装で夜空を見上げてみましょう。 12月8日(木)オンラインでの校長先生のお話【校長先生のお話の概要】 はやいもので12月も第2週である。あと2週間ちょっとで2学期も終わりなので、これから2学期のまとめをしっかりと行ってほしいと思う。 3学期になると3年生は私立高校・公立高校の入試があるし、2年生は3年生0学期、1年生は2年生の0学期ということになるので、新しい学年でよりよいスタートが切れるように3学期を充実させて欲しいと思う。 さて、みんなは「人権週間」という言葉を聞いたことがあると思う。今ちょうど人権週間である。 そもそも【人権とは何か?】ということになる。 「人権」とは何かというと、一人ひとりが生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のことである。 【人権週間】に私たちは何をすればよいのだろうか。 毎年12月4日(日)〜10日(土)を、人権週間という。駅や公共の施設などにも人権週間のポスターが貼ってあると思う。この人権週間何をしたらよいのかというと、簡単に言うとこの一週間で「自分も友だちも一人ひとりが違うことを知って、それぞれの違いを大切にすること」を考えてほしいということである。 自分のまわりの友だちを見渡しても、みんながみんな違うように、全部が同じ人なんて誰もいない。 一人ひとりの違いを認めたり、自分や友だちの良いところを見つけたりして、それぞれが大切な存在であることを改めて考えてほしいと思う。 先日映画鑑賞会で「1リットルの涙」という映画をみた。 この映画は、難病と闘い、短い生涯を懸命に生きた木藤亜也さんの日記をまとめた「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記―」とお母さんの潮香さんの著書「いのちのハードル」が原作となって映画化されたものである。 みんなも絶望的な状況でも、必死に頑張る亜也さんとそれを支える家族や友だちの前向きな姿から、いろいろと考えさせられることが多かったのではないだろうか。 校長先生は、この映画を見て中中生のみんなが「どのような感想を持ったのだろうか」「この映画が訴えかけていることを中学生がきちんと受け止めることができるだろうか」と考えた。「ただ単に、亜也さんがかわいそう」という感想だけで終わってしまうのではないかと心配をしたが、生徒のみんなの感想を読ませてもらって、深く考えてくれている生徒がたくさんいたことをうれしく思った。 映画の意図を深く理解をしてくれている感想がたくさんあったが、長い文章の一部を抜粋して2つ紹介する。 〇 どれだけ多くのつらいこと,悲しいことがあっても,生きることをあきらめず,支えてくれる周りの人に感謝できる主人公の亜也さんは本当に強い人だと思います。「不便だけど不幸ではない。」という言葉を聞いて,不便なことを変えることはできないが,自分の心持ちは自分で変えることができるので,何でも前向きに考えようと思いました。 〇 彼女は自分にできることはないかと前を向きました。彼女が強く生きることができたのは,友達や家族などに恵まれていたからだと思います。今までの彼女の行いや人柄が最終的に自分の生きる力として返ってきたのだと思います。 こんなに深い考えを持ってくれたことに本当に感心をした。 「1リットルの涙」という本の表紙絵は、詩人の須永博士(すなが ひろし)さんが亜也さん本人に頼まれて描いたものである。須永さんの詩は、中部中の昇降口に掲げてある「本気を出せばなんでもやれる」をはじめ、廊下や図書館などところどころに掲示してあるのでまた見てほしい。その須永先生の「道」という詩を一つ紹介する。 「道」 つらいときほど 自分の道が見えます 苦しいときほど 人のやさしさが心をうちます 人生がとざされているときほど 今日を精一杯生きることに力をそそぎます 今日わたし 自分の運命とたたかいます 絶対負けない 2学期も残り2週間ちょっとである。残りの日々を充実したものにできるように頑張ってほしい。 12月7日(水)今日は大雪(たいせつ) (校長先生より)今日は、二十四節気のなかで21番目の節気である「大雪(たいせつ)」です。 「大雪(たいせつ)」とは、平野でも雪が降り出すころ。池や川に氷がはり、地面には霜柱ができ、いよいよ冬の様相になってくるときです。暦を意識して暮らしてみると、体のリズムが季節と調和してくると思います。 |
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