7月17日 仲間と「鉛筆があるんだけど、とがったほうを下にして立たせるにはどうしたらいいかなあ?」との問いかけです。全校生徒でいろんな方法を考えました。すると1年生の生徒が挙手をし「他の鉛筆と混ぜて、ゴムでしばれば立ちます。」と答えてくれました。そうですね、1本では立ちませんが、周りが支えることでふらふらの鉛筆も立ちます。「これが、みんなのクラスです。困っている子や悩んでいる子を、皆さんの学級は支えることができましたか?」このお話を聞いて映画が始まりました。 映画は、全盲の小学生が入学してから卒業するまでのドキュメンタリーでした。5歳で失明した少年が、普通の小学校に入り、他の子と同じようにして成長をしていきます。運動会の徒競走に出るシーンがありました。クラスの仲間が、何とかして彼をゴールに導こうと様々なアイディアを出して練習をします。手拍子をしながら先導して走り、その音を彼が聞いて走るという案は、先導する人が早く走れませんでした。鈴をつけて走る案も、音が聞き取りにくくてダメでした。いろんな案を、まるで自分のことのように考えてくれる友達に囲まれ、彼も一生懸命に努力し、見事運動会では完走を遂げます。 普通の中学校へ進むか盲学校へ進むか。「友達がいるから、普通の学校へ行きたいんだ。」彼の言葉が心に響きます。 700人からいる屋内運動場ですが、雨音以外聞こえません。全員が画面に吸い込まれ、彼のことを自分のことのように考える時間が続きました。1学期の最後に、とても考えさせられ、感動できる時間を全校で共有できたことをとても嬉しく思います。 7月14日 道徳の時間2年生では、おもちゃの部品を盗ってしまった小さな男の子と、その母親、店員のお姉さんの気持ちが、ひしひしと伝わってくる読み物でした。間違いを正すために厳しく子どもに対応する母親と、その母親の厳しさや優しさ、愛情を感じ取ったお姉さんの気持ち。きっと母親の深い愛が伝わるであろう子どもの将来。人間の素晴らしさを感じられる読み物でした。明るい人生には、このように心を打つ読み物がたくさん載っています。 7月9日 いじめを考えるいじめ自殺事件は、つい最近起きたばかりで、生徒の皆さんも自分のことのように考えられたようです。弁護士の皆さんも、生徒の皆さんがとても真剣に考えてくれたとか、6年生をこの前やったばかりだが、中学生は小学生とは違う。などの声をいただきました。 弁護士の先生方、本日はとても良い授業をありがとうございました。 |
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