暑い日が続くことが予想されています。熱中症対策に気をつけてください。十分に水分を取ることと帽子の着用をしてください。

6月13日 1年生道徳の時間から

1年生の道徳の様子です。今日のテーマは「礼儀」。資料は「一枚のはがき」でした。
道徳の時間は、お話の、その時、その時の、主人公のの心情、判断、思考に思いをはせ、さまざまな価値観をつないでいきます。それをとおして、今までの自分の行動や考えを振り返り、新たな「気付き」を発見する時間でもあります。
 「あの時もっとこうすればよかった。」「心ではわかっていてもなかなかそれを言葉や行動にできなかったなあ。」そんな思いを持てた時、実は、心が大きく成長できた瞬間です。

資料を紹介します。

一枚のはがき                    
今は町名改正で,神山町になっていますが,私の亡父の郷里は,徳島県名西(みようざい
郡上(かみぶん)上山村(かみやまむら)という,剣山(つるぎさん)に近い山村でありました。 私の家族は,大阪に住んでいましたが,叔父や叔母たちは上山に住んでいました。
私は学生時代のある夏,二人の友人を誘って剣山登山を計画しました。 大阪から船で小松島(こまつじま)に渡り,汽車で徳島へ出て,あとは乗り物も利用しない,宿屋にも泊まらないキャンプだけという計画でありました。 三人のリュックサックは,キャンプ用具と食糧その他で,途方もなく重たくなってしまいました。リュックサックをかつぐと,肩の前あたりの筋肉が圧迫され,しびれて血液の流れも止まってしまいました。リュックサックをかついで立っているだけでも苦痛でした。そこでリュックサックの荷物を取り出して,両手でさげるように荷づくりをし直しました。とにかく大阪を出発し,徳島までたどり着くことができました。そして第一日めは,どうやらこうやら鮎喰川(あくいがわ)に沿って,かたつむりのようにノロノロと歩きました。
予定よりもはるかに手前で,最初のキャンプを張ることにしました。 第一日の行程から考えてみると,上山村に到着するまでに,何日かかるか想像もつきません。三人は相談した結果,私の叔父の家のある上山までは,歩くのをやめてバスに乗ることにしてしまいました。
翌朝,バスで楽々と上山まで行ってしまいました。 上山村といっても実に広いのです。バスは上山村の川又(かわまた)という字(あざ)で終点です。叔父の家は中津(なかつ)
という字にあるのです。 川又から中津まで六キロほどありました。 三人はしかたなしに,重いリュックにあえぎながら歩いて,叔父の家にたどり着きました。 叔父の家では,おいが友達を連れて,はるばるやってきたというので,大歓迎をしてくれました。ニワトリをつぶすやら,ウナギを焼くやら,下へも置かぬもてなしです。友人がキャンプを張ると言っても承知しません。 座敷にふとんを敷いて,蚊帳をつってくれました。毎日,おはぎやすしを作ってくれたり,田舎ながら精いっぱいのごちそうをしてくれました。 私たちはよい気持ちで三日間を過ごしました。
それから,三人は剣山登山を決行しました。荷物は整理して軽くしてしまいました。
出発の朝,叔父は三人の荷物を一つにまとめて,次の村の峠の上まで汗だくで運んでくれました。いくら荷物の整理をしてあっても,三人の荷物を一緒にすると,相当な重量でありました。無事に帰って,そして二週間も三週間もたってからのことでした。 叔父から,父にはがきが来ました。こんな意味のことが簡単に書かれてありました。

−−過日は,おいとその二人の友人が来て,わが家一同は大喜びであった。田舎のことで,たいしたもてなしもできなかったが,みんなとても喜んでくれていた様子である。 出発の朝,三人の荷物を隣村の峠まで運んだが,力自慢の私にとっても大仕事であった。しかし,それはともかく,家内や子どもたちも,三人からのその後の便りを待っているが,一枚のはがきも来ない。お礼状を催促するつもりではないが,このごろの若い者はのんきなものだ−−。
私はそのはがきを父から見せつけられて,汗顔赤面(かんがんせきめん)してしまいました。 私は,自分が,はがき一枚出していないことを棚に上げて,なぜ二人の友人が,お礼状を出してくれなかったのかと恨む気持ちにさえなっていました。叔父は,自分の兄に出す便りですから,遠慮気がねもなく,あっさり書いているのです。別段,おいやその友人を恨みがましく思っているわけではありません。 けれども,私は誠心をもって私たちをもてなしてくれた,叔父家族の心を傷つけたことが,深く悔やまれてなりませんでした。
何年かたって私も父親になってから,私は自分の子どもには,事あるごとに「お礼状を忘れるな。」と厳しくしつけています。
しかし,自分の学生の時の失敗はまだ子どもに話したことはありません。隠していたわけではないのですが,この原稿を書くまで忘れてしまっていたのです。荷物をかついでくれた叔父も三年前の秋の終わりに死んでしまいました。(明るい人生より)

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6月12日 いつか親になる中学生と

 明日の午後2時から、本校図書館にて「読み聞かせの会デモンストレーション」を開催いたします。本地区は、両小学校とも読み聞かせの会があり、児童の皆さんもとても楽しみにして聞いているようです。その会を中学生の段階まで引き上げようと考えました。でも、「中学生が聞いてくれるのかしら?」の不安は消えないものがあります。また「読み聞かせは難しい」と考えてみえる方も多数おみえのことでしょう。そのためのデモンストレーションです。気楽にご参加いただけたらと思います。
 中学生に読み聞かせをしてみえるお母さんの詩を載せます。

昨日は、娘の通う中学校に

絵本の読み聞かせに行ってきた。

毎年、読書週間のこの時期に、

読み聞かせグループの皆さんでお邪魔するのだが

はじめは「中学生が聞いてくれるんだろうか?」

とか、「難しい本がいいのかな?」とか思っていたが、

何年かお伺いするうちに

こちらのそういう心配はいらないことを感じた。

子供たちには小学校の時から、

朝自習のときの読みきかせをしている。

久しぶりに会う子供たちは大きくなってるけど、

顔見知りの私たちが読むことを

懐かしく聞いてるような。

小さいときのような反応はなくても

ちゃんと聞いてくれていた。

絵本は、小さい子だけのものでもない。

読むそのときで、感じるもの。

伝わるものも違ってくるし、奥が深い。

読みきかせの活動をはじめて5年が過ぎた。

少しずつ、できることを気長に続けていこう。

楽しみながら。

ついでに、昨日は校長先生に

お母さん業界新聞と講演会のチラシをお渡しした。

早速生徒にチラシを配布していただいた。

長女が

「お母さん、またやったね〜私はずかしかとばい!」

との言葉。

私のこんな性格を知る長女はそういったきり、

半ばあきらめているようだった。

私の少しの勇気が誰か一人でもお母さんの心を癒し、

元気にすることができれば。ただその思いだけ。

何もしないほうが目立たないし、打たれもしない。

けど、それを恐れていては先にも進めない。

脱皮中の母を娘は言葉ではそういいながら、

応援してくれてると信じている。

6月11日 学校集会

 一昨日の陸上大会の表彰、各委員会からの連絡などが行われました。校長先生のお話を載せます。
     「そんなもん作たってダメや!」
 神奈川県で行われたジュニアオリンピックでのこと…砲丸投げの決勝前夜のことです。
 3年生の選手のために、1年生が一生懸命テルテル坊主を作りました。砲丸投げの場合、雨が降ると寒くなり、指がかじかんで砲丸がうまく握れない。するといつもの調子が出せずに結果がでない 。ということが起きるからです。
 1年生は3年生のためを思って、雨が降らないようにと願いを込めてテルテル坊主を作っていたのです。テルテル坊主で雨が降らなくなるとは、彼らも本気で考えてはいません。しかし、少しでも3年生の不安がなくなれば、と思い、気持ちを込めて作ったのです。
 一見するととても素晴らしいステキな話に聞こえます。しかし監督の原田先生はその生徒たちにこう言いました。「ええか。このテルテル坊主の気持ちは嬉しい。嬉しいけど、テルテル坊主200個作ったかって、天気は変えられへん。そんなもん、なんぼやったかてダメや。結果と関係ない!」
 なぜ原田先生はそう言ったのでしょうか。
 原田先生は、不安を除去する最高の方法は「準備」だと言います。つまり、これは危機管理の鉄則です。つまり「最低最悪の状態を想定し、最高の準備で臨み、楽観的に対応する」ということを伝えたかったのです。先生はこれを部員に徹底させました。天気予報でも晴れマーク。 絶対に雨は降らないということがわかっても、選手は、明日が本番となると、どうしても緊張して、不安になってしまいます。ところが、当日、その選手は生き生きとした目をしていました。では不安にならなかったのか?いいえ不安で、不安でしょうがなかったのです。
 彼はかつて日本一になった先輩に電話で相談したそうです。するとその先輩は、「それはオマエ、準備不足や」と一喝されたそうです。そこで、誰もが晴れると言うなかで、雨が降った時の「準備」を徹底的にしたのです。傘、かっぱ、替えの下着、使い捨てカイロなどでその選手のカバンは大きく膨らんでいました。
 本人が言うには、最初は不安でしかたなかったが、コンビニで買物をしてカバンに詰めているうちに、不安は消えていき、不安が自信に変わっていったとのこと。
 ほとんどの人は不安を感じた時、何をするかというと、何もしない。あるいは友達に相談して、慰め合うとか、ただ「絶対できる!」と言い聞かせるだけになります。しかし、このどれもこれもが、現実的な対応とは言えません。
 簡単に言うと物理的な現実世界に変化がないのだから、心の状態もなかなか変化しない。そうして、自分は不安じゃないと自分に嘘をついて、本番に臨む。結果はでなくて当然です。
 この話から分かるように、不安や心配を取り除く、最も現実的な方法は「準備」や練習である。準備や練習をきっちりやっていれば、プラス思考とかマイナス思考に関係なく、またネガティブとかポジティブとかでなく、不安はなくなっていきます。
 この原田隆史先生。大阪の中学校に赴任して、そこで陸上部の顧問になり、特に優れた運動能力のない、ふつうの生徒たちを、各大会で13回も日本一に育てたという、すばらしい指導者です。ちなみにこの原田先生が教えた中学は、不要物どころかナイフを持ち歩く生徒がいるようなとんでもない環境でした。そんな学校から、なんと13年連続、日本一という偉業を達成し、学校を変えていきました。(大阪の人ならこの環境をよく知ってるので、詳しく知れば知るほど、信じられない気持ちになるそうです)
 「そんなもん作たってダメや!」
 そんなことやっても変わらないことを、わたしたちもどれだけやっているだろうか?と考えます。不安をなくすのに必要なのは、ただひとつ、現実を変えることです。
皆さんは、今の自分を変えようと努力していますか?苦手な運動、嫌いな教科、わからない問題、見えない進路、さらには、うまくいかない友達関係を前にして、どのように現実を変えようと努力していますか。ただ経っていても、待っていても何も変わりません。今回の陸上の男女総合2位の成果の裏に、準備と練習があったことを忘れないでください。
そして、皆さんなら「現実を変える」ことができるはずです。y

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6月11日 陸上大会から

 男女総合準優勝!すばらしい結果でした。
 結果を見ると、他校ではたくさん大会新記録も生まれたようです。今伊勢中学校は決して特別な力を持った生徒がいたわけではありません。ごくごく平凡で、しかし、練習に真摯に取り組むことのできる、素直な心を持った選手一人ひとりが、毎日の練習にしっかりと取り組み、積み上げてきたことがすばらしいのです。
 先日の3年進路説明会でも「今日という日を迎えるまでに、自分はどれほど本気になって取り組めたかと、いつも自分の心に問いかけよう」とお話しました。それをみごとに実践してくれましたね。
 また今中生の、大会での姿勢がすがすがしく、とても誇らしく思います。あいさつ、準備、応援など、決して型にはまったものでなく、心の底からごく自然に、どんなことに対してもできる。動ける、声が出せることが素敵です。これこそ「自立」の一歩だと思います。
 応援してくださった、保護者の皆様にも、心からお礼申しあげます。ありがとうございました。胸を張って次の目標に向けてスタートです。y
 
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6月5日 子どものしかり方、ほめ方

 毎日の学校生活では、教師が生徒の行動について、さまざまな指導をしています。時には、相手に大きな迷惑をかけてしまったり、ケガを負わせてしまうこともあります。そんなときには、しっかり反省させ、しかることもあります。ただし、やってしまった事実について厳しくしかっても、人を否定するものではありません。人とモノをしっかりと区別しています。
 しかし、できれば毎日、子どもたちのさまざまな良さを見つけ、ほめ続けられればと思います。
 自分の良い点に気付いてくれる大人の存在というのは、子どもにとってとても大切なことです。いわゆる自己肯定感を持った子は、しかられてばかりいる、いつも自分に自信のない子に比べて、全ての面で伸び率が違うからです。
 今月の「子とともに ゆう&ゆう」は、子どものほめ方の特集です。下の調査結果を見ていただくとわかるように、日本の子どもの自己有用感(わたしは価値ある人間だと思う)は世界的に見てもとても低いのです。やはり私たち大人の接し方が大きく影響しているようです。
「子とともに ゆう&ゆう」には、ほめ方の10の心得が載っていましたので、参考にしてください。
1 スキンシップをとりながら・・・小さな子どもには特に大切なこと。
2 その場ですぐに・・・良いところを見つけたら、すぐにほめることが大切。
3 ありがとうもほめ言葉・・・感謝の気持ち尾伝えることで、自信を持ちます。
4 大げさに伝える。・・・時には役者になったつもりで感動を伝えましょう。
5 他の子と比べず、以前の様子と比べてほめよう・・・本人の成長をほめましょう。
6 小さな成長にも目を向けて・・・見つめると見つかる小さな変化。
7 ポイントを見つけて具体的に・・・よりところを具体的にほめましょう。
8 結果よりも取り組む姿を・・・目標達成のために努力していることをほめましょう。
9 子どもがほめてほしいことを・・・親子で同じ喜びを味わえるように
10 ほめる理由を伝えましょう・・・理由をはっきりと伝えることが次への意欲に・・。
 よい人間関係から、優しい心がはぐくまれます。
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6月4日 貢献する心を育てる。

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 今年から大幅に見直しをした日課表。清掃活動を給食後の午後に移動しました。給食で出たごみ、汚れた教室をすっきりとさせてから、午後の授業に臨んでほしいことと、給食後の時間をしっかりととり、清掃場所に確実に移動できるように工夫しました。校内の清掃活動の様子を見ると、全員で掃除にけんめいに取り組む姿がありました。
 一生懸命に床をふく子、草を抜く子、下駄箱の土を落とす子、その背中には、優しさと責任感が満ちています。豊かで温かい心は、美しい環境から。
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