本日、5校時に全校集会をリモートで行いました。
はじめに校長先生からは、ユネスコ無形文化遺産に登録されている和食の「隠し味」について話されました。隠し味は、主役の存在ではないが、目立たなくても大切な存在であり、学校生活でも、目立たず、小さな働きで、全体を引き立ててくれる存在あってこそ、一人一人が輝く学校となるという内容でした。
※校長講話は、おりたたみ記事「校長講話」に掲載されています。
また、その他に4人の先生からの連絡がありました。
はじめに、文化発表会について担当の先生から話されました。昨年度は、コロナのため中止となりました。今年度もコロナ感染が収束せず、授業の活動内容も制限され、合唱練習が不十分な状況です。そのため、合唱の部については、コンクール形式ではなく各学級の合唱発表とし、感染対策を図りながらできる範囲での発表となりました。今後、実行委員の選出や、合唱曲決め等を9月から行う予定です。
副校長:井上 隆
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隠し味
みなさん こんにちは
初めに、先日の静岡県熱海市の集中豪雨で被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになった方々には謹んで哀悼の意を表します。
さて、2013年、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されました。
以来、海外での和食ブームに拍車がかかっています。
日本国外での和食レストランの数は、十年前と比較すると、三倍に膨れ上がっているといわれます。令和元年度で、およそ15万6千店にものぼるそうです。
その背景には、食と健康への関心があります。日本人の長寿が、和食人気の後押しをしていることはいうまでもありません。
和食に欠かせない要素として「隠し味」があります。隠し味とは、「ある調味料を、目立たない程度にごく少量加え、全体の味を引き立たせる調理法、またその調味料」のことです。
主役ではないものの、なくてはならない存在、それが「隠し味」です。
学校生活では、専門委員長など、どちらかというと主役的ポジションと、それ支えるポジションとがあります。
目立たず、小さな働きで、全体を引き立ててくれる存在あってこそ、一人一人が輝く学校となります。
素晴らしい学校を目指すうえでは、どちらも大切な存在です。
さて、明日からは夏休みです。緊急事態宣言中ではありますが、夏休みには、オリンピック・パラリンピック東京大会が開催されます。ほとんどの競技が無観客となってしまいましたが、日本人選手だけではなく、長い間この日のために努力を続けてきたすべての選手に温かいエールをお願いできればと思います。そして、選手を支える「隠し味」にも目を向けられたらと思っています。
夏休みには、みんなに共通したスケジュールはありません。自分の責任で目標を立てて、計画し、自分自身でコントロールして実行することになります。
また、夏休みは、自分を大きく成長させ、大きく変わるチャンスです。また、緊急事態宣言中で、行動は制限されますが、普段できないことに挑戦できるチャンスでもあります。前向きに、様々なことにチャレンジしてください。
3年生は、今までとは夏休みの意味が違います。特に大切なことは復習です。今までの学習を振り返り、苦手なことの克服に全力を注いでください。
新型コロナ・ウイルス感染予防のため、普段とは違った夏休みとなりますが、交通事故、熱中症、そして、スマートフォンなどのトラブルには、十分注意をしてください。一人一人が、稲付中学校の生徒としての自覚をもった行動をお願いします。
9月になって、一回り成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。