最新更新日:2024/07/02 | |
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6月25日(月)長沼 健氏の言葉まず、長沼健氏の経歴を簡単にご紹介します。(1930年生まれ2008年逝去) 長沼氏は、今から50年前に開かれたメキシコ・オリンピックで日本のサッカーチームが、銅メダルをとったときの監督です。また、Jリーグの創設や2002年の日韓ワールドカップの開催にも尽力しました。サッカーを今日のように人気スポーツに押し上げた第一人者だと言われています。 さて、長沼氏は講演会などで「サッカーが上手くなるためには、二つのものが必要だ」という話をよくされていました。 子どもたちに「二つのものとは何か」を考えさせたところ、やる気、練習などを思い浮かべた子が多かったです。皆様はいかがでしょうか…。 長沼氏は全く違い、「あいさつ」と「整理整頓」だと言っています。誤解のないように子どもたちにも話しましたが、長沼氏は「練習が必要ない」と言っているわけではありません。それは当然こととして、「いくら練習してもあいさつや整理整頓ができない選手は、上達しないし一流になれない」と言っているのです。 講演会で次のような質問をした人がいました。「あいさつや整理整頓ができなくても、サッカーが上手くなる人は、少しはいるのではないですか」 それに対する長沼氏の答えが印象的です。「いません。絶対にいません。わたしは、何千人という選手を育ててきましたが、サッカーが上手くなる人は、必ず自分からあいさつができ、整理整頓ができるのです」 いかがでしょうか。第一人者の言葉だけに大いに重みがあります。 余談を一つ。この話を聞いたプロ野球ジャイアンツの名監督(V9達成で著名)、川上哲治氏は「プロ野球の世界も全く同じだ」と言っています。 *写真2・3は長沼 健氏の写真です。 6月11日(月)梅雨入り二題<概 略> 一つ目。梅雨に入り、アジサイの花が似合う季節になりました。 そのアジサイにちなんで、先週から「アジサイ読書週間」が始まっています。先週は図書委員の皆さんによる読み聞かせがありましたし、今週は「先生とりかえっこ読み聞かせ」予定されているなど、いろいろな楽しい取組みがあります。皆さん本を読んでいますか。 読書は、心の栄養です。本を読むことにより、心が豊かになります。また、いつのまにか知識が広がり、文章を読んだり書いたりする力が向上します。 面白い物語は、すぐに映画になったりします。皆さんの中で、「ハリーポッター」の映画を見たことがある人はどれぐらいいますか。(ほとんどの子が挙手)原作を読んだことがある人はどれぐらいいますか。(多くの子が挙手) ずいぶん前のことですが、「ハリーポッター」の大ファンの子がいました。まだ映画化される前で、新しい本が出るとすぐに買って読んでいました。その度に、先生にうれしそうに感想を話してくれました。そして、とうとう映画化され、すぐに映画を見に行きました。映画はどうだったと聞くと、「先生、映画はすごくよくできていたけれど、原作の本ほど面白くなかった」と話してくれました。 なぜ、この子はそう感じたのでしょうか?それは、映画は映像がそのまま入ってくるので、それ以上は自分で想像できないからだと思います。本のすばらしさは、主人公とともに、その想像の世界に入り、一緒にいろいろなことを体験し、喜んだり、悲しんだりできるからこそ楽しいのだと思います。皆さん、どんどん本を読んで、本の世界に入っていきましょう。 二つ目。梅雨に入ると雨がよく降り、外で遊べない日が多くなります。そんな日は、どうようにして放課を過ごすとよいでしょうか。今話したように、雨の日は本を読んで過ごすのもいいですね。 最近、学校や家やあるいは公園などでけがをする人がちょっと目立つので、気になっています。また教室で暴れたり廊下や階段を走ったりする人はいませんか。そういうことをすると一体どんな危険があるのでしょうか。 *以降、生徒指導担当にバトンタッチしました。そして、学校生活でよく見かける場面の写真をもとに、どんな危険が潜んでいるかなどを具体的に考えました。 |
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