最新更新日:2024/09/26 | |
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10月29日(月)ルールとマナー<概 要> 皆さんはルールとマナーはどう違うと思いますか。いろいろな考え方があると思います。 今から話すのは先生の考えです。ルールとマナーの違いが分かりやすいのは、「交通ルール」と「交通マナー」の違いを考えることだと思います。 赤信号は止まる。これはルールです。皆が守らないと事故が起こる。だから守らなくてはいけないし、守らないと罰金を取られるなど、罰が与えられることもあります。 細い道から車で出ようとしています。だから、止まって「お先にどうぞ」とその車に道を譲りました。これは、マナーです。譲らなかったから言って、罰を与えられることはありません。 では、これはどうでしょうか。道路の端に水たまりがあります。スピードを出したままそこを通ると、横を歩いている人に水しぶきがかかって、濡れてしまうかもしれません。だから、水しぶきが上がらないように、スピードを落としてゆっくり通りました。これは、ルールでしょうか。マナーでしょうか。実はこれは、ルールとも言えるし、マナーと言えます。こういう交通ルールがあります。違反すると罰金を取られることもあります。でも、人のことを考えて、水しぶきが上がらないようにゆっくり進む。この考え方はマナーです。だから、ルールとマナーはくっきり分かれているわけではなく、仕切りがはっきりしないものです。 さて、学校のことを考えます。運動場の使い方について、「アスファルトのところは走りません」これは、ルールです。アスファルトで転ぶと大けがをする恐れがあるので、こういうルールが作ってあります。 では、「高学年の子が低学年の子に遊ぶ場所を譲る」。これは、ルールですかマナーですか。大和東小学校には今そんなルールはありません。高学年の先生が、高学年の人に「低学年の子がボール遊びをする所がなくて困っているよ」と話したら、「じゃあ、僕たち私たちは、バスケットボールや鬼ごっこに遊びを変えて、低学年の子にボール遊びをする場所を譲ろう」となったのです。こういうことって、とってもいいなと校長先生は思います。 例えば、「曜日によってボール遊びできる学年を割り振る」などのルールを決めるのではなく、皆が他の人のことを考えて、お互い譲り合ってマナーよく暮らす。 ルールはもちろん守りますが、マナーも大切にする。これからもそんな大和東小学校だといいなと思います。 |
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