4月当初、校長より職員に次のようなことを考えて学習発表会の計画を進めていくように伝えてきました。
◆発表に力を入れすぎて直前の負担が増えることがないように、ハーモニータイムや音楽の授業など、1年間を通じて計画的に準備を進めること
・学習や普段の生活を大切にしたうえで実施したいため。
◆学年発表は、児童数が多い強みを生かし、いつでもどこでも練習できる『歌声』で勝負してほしいので、できるだけ楽器を使うことは避けること
・練習や発表の移動や準備に時間をかけないため。
・いつでもどこでも歌える愛唱曲のようなものを作って、校外学習や行事の際の講師の方へのお礼などで歌えるようにしてほしい。学習発表会のためだけに歌うのではなく、学年の思いを伝える表現のひとつにしてほしいため。
・ひまわり組さんは人数が少ないので、授業の範囲内で行った音楽活動を発表する機会にしてほしい。
◆学習発表会の指揮や伴奏、アナウンスは、できるだけ児童が行わないこと。また、職員の伴奏が難しい場合は、CD等で行うこと
・児童代表の活躍の場がなくなるが、全員が同じ状況の下で活躍する姿を見てもらいたいため。
・感染症等で、当日欠席することがあるかもしれない。その場合でも不安・負担をかけずに実施できる形で準備を進められるようにするため。
・個別の代表児童の指導に当てる時間や労力を、全体の通常の学習や生活などの土台部分を鍛えることに使ってほしいため。
・ピアノが弾ける職員がいつもいるとは限らない。その場合でも音源になるものを活用し、持続可能となるようにしたいため。
保護者の方から「児童に伴奏や曲の紹介を」「ひまわり組さんのように楽器の演奏を」などの感想をいただきましたが、上記の校長の方針のもと実施させていただきました。各部のアナウンスも学年職員の負担をなくし会をスムーズに進行するため、すべて教務主任が行いました。今回の取組を振り返り、改めて方針を確認して次年度の計画を立てていきたいと思います。