【豊田市教育委員会】青少年相談センター(パルクとよた)での保護者・教員・一般向け「月例セミナー」実施豊田市青少年相談センター(パルクとよた)は、次の三つの柱で青少年の健全育成をめざす施設です。 ・青少年への総合的な相談支援 ・不登校対策と小中学生の適応指導、青少年の自立支援 ・青少年の健全育成のための補導活動 パルクとよたでは、保護者・教員・一般を対象とした「月例セミナー」を毎月実施しています。平成22年12月17日(金)、「子どもたちのケータイ電話などの利用実態について〜ケータイ電話に伴う危険から子どもたちを守るために〜」をテーマに、30名の参加者を得て講演会を開催しました。 講師に、愛知県総合教育センター情報システム研究室室長の伊藤博行先生をお招きし、最近の青少年の携帯電話やインターネット利用状況、プロフやブログによるトラブル、ネット上での人権侵害等について、実例や具体的な数値を示しながらお話いただきました。 参加者のアンケートから ・知らない世界のことを垣間見ることができ、大変参考になりました。もっと多くの人にこのことを周知できる機会を設ける必要があると思いました。(一般市民) ・資料、スライド等、非常にわかりやすく、中身がこい内容で勉強になりました。プロフ等、ほとんど知らなかったので、すべて参考になりました。(小学生保護者) ・総合教育センターで様々な資料が紹介されていることを知りました。また、子どもの携帯利用実態が明らかになり、大変参考になりました。(中学校関係者) 【知多市教育委員会】平成22年11月14日、知多市立八幡中学校において、市内コンピュータ部会による情報モラルに関する授業研究会を行いました。中学1年生を対象とし、「携帯電話の利用」についての授業でした。事前の実態調査から携帯電話を利用したことのある生徒は45%であり、多くの生徒が「便利である」と考えていました。そこで、DVD教材を活用して、携帯電話を利用した疑似体験から、そのトラブルを未然に防ぐためのルール作り、正しい携帯電話とのつきあい方を考える授業が行われました。今回の実践は、携帯電話を持ち始めた段階の生徒に対して大変有効でした。DVD教材には様々な段階の資料があるため、各学校において生徒の実態に合わせたさらなる実践を進めていくことを確認しました。 また、市内の全職員への校務用パソコンの導入、新しい校務支援のためのグループウェアの導入、セキュリティシステムの導入が実施されるにあたり、12月24日にコンピュータ部員や校務主任を中心に研修会を行います。システム概要、セキュリティポリシー、セキュリティシステム管理、グループウェア管理等の研修を実施し、その後、一般教職員対象の情報セキュリティに関する研修会を市内各校で行う予定です。 今後も引き続き、子どもたちの情報に対する適切な対応力を育てていくために、情報セキュリティ及び情報モラルに関する研修を推進していきたいと考えております。 【弥富市教育委員会】情報モラル向上の取組弥富市では、本年度になって、いくつかの学校でネットによる誹謗・中傷の書き込みが裏サイトで発見されました。しかし、いざ発見しても書き込みをどう削除していくかなど学校としての対応に苦慮する事例がありました。そこで文部科学省から出されている対応マニュアルを参考に、弥富市教育委員会・弥富市小中学校長会において『「ネット上のいじめ」への対応の手引き』を作成しました。各学校での現職教育資料として活用していただくように依頼しました。 また、教育委員会や各学校で随時ネットパトロールができるように、パソコンの環境整備をしました。ただ、常にネットを監視していくには大きな負担が生じるため、今後、業者委託してネットパトロールを実施するなどを検討していきたいと考えています。 2.保護者・地域の方への啓発 情報モラル向上のためには、学校だけの取組ではなく、家庭や地域の方に携帯電話やインターネット利用の危険性をいかに伝え、理解と協力をお願いしていくかが大変重要です。そこで、教育委員会から各学校に県教委で養成された「安心ネットインストラクター」の活用を呼びかけたところ、12月6日(土)に白鳥小学校PTA研修の一貫として情報モラル講習が行われました。今後も市内の小中学校で積極的に活用をしていただくように働きかけたいと考えています。 |