勝手にビブリオバトル その31![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 19日の午後5時半過ぎ、高瀬中学校からも、南南西から東に向かってゆっくり移動するISSが見ることができました。 国際宇宙ステーション(ISS)は、米国・ロシア・欧州・カナダなど世界15ヶ国が参加する国際協力プロジェクトです。日本はその一部となる「きぼう」という実験棟を開発し参加しています。ISSはサッカーグランドぐらいの広さで、400km上空を、秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行していて、約90分で地球を1周、1日で約16周します。 さて、今回紹介する本は、花井良智著:「はやぶさ 遙かなる帰還」です。 2003年に日本から打ち上げられた探査機“はやぶさ”は、太陽周回軌道に投入され、2005年には、小惑星「イトカワ」に着陸しします。「イトカワ」の破片を採集した後、地球へ帰還するという計画でしたが、降下の際のトラブルから帰還は2010年に延期されます。何度も実験は断念か?という状況になっても、幾多のトラブルを乗り越えようやく2010年に「イトカワ」の破片を納めたカプセルが“はやぶさ”から切り離されて、パラシュートによって地球に帰還します。しかし、役目を果たした“はやぶさ”の本体は、大気圏中で燃えて失われてしまいます。本作品は、この“はやぶさ”を中心とした人々の挑戦を描いた映画を小説化したものです。(すみません映画しか見てません。) きっと、国際宇宙ステーションも今回の民間宇宙ロケットも数多くのトライ&エラーを繰り返し、実現したものだと思います。 3年生はいよいよ受験本番、今までのテストを通して得たトライ&エラーのデータを再確認し、自分の夢に立ち向かってほしいと思います。諦めなかったから“はやぶさ”は、実験を成功させ、野口聡一さんは、宇宙ステーションにいるのです。 |
郡山市立高瀬中学校
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