子どもの脳機能と学級での生活との面白い関係

子どもの脳機能の発達を調べ、訓練するソフトの活用研究のお手伝いをしています。先日、学校生活意欲と学級満足度を測る検査とこのソフトのスコアとの相関関係についての報告を受けました。子どもたちの抑制力と安定して学級生活が送れているかの間になんらかの相関関係がありそうだということです。これに限らず、脳機能と学級での子どもの立ち位置との間にはいろいろな関係がありそうです。
学級での人間関係と子どもたちの脳機能の間に相関関係があることが今一つピンと来ないのですが、言われてみればそのようなことがあっても不思議はありません。どのような因果関係があるのかは今の時点で全くわからないのですが、いろいろと調べてみる価値はありそうです。こういったテストや検査などの客観性のある情報からも想像以上に多くのものが得られそうであることがわかりました。

日ごろは自分の目で見た子どものたちの様子から、学級の状況や授業を分析しています。よくも悪くも自分の目に頼って授業アドバイスをしていますが、それだけでなく客観性のある情報を積極的に活用することも必要だと思いました。個人情報の問題もあり、そういったものを見せていただくことは難しいのですが、観察したことと合わせて、検査にこういった傾向が見てとれるのであれば、こうするとよいといったアドバイスは可能だと思います。子どもたちの授業での様子とこういった検査の関係を今まで以上に意識して授業アドバイスをしていきたいと思います。
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28