ベテランも若手も楽しめた研究会

先週末に参加した愛される学校づくり研究会は、来年東京でおこなうフォーラムのための授業検討の会でした。

教科に分かれて、具体的な指導案をもとに、参加者がいろいろな意見を自由な立場で発言します。

「子どもが自分のこととして考えるための手立てが必要なのでは」
「この場面は何のためにあるの」
「子どもには、その発想はないのでは」
「子どもからどんな言葉が出てくるだろうか」
・・・

子ども目線での発言がとても多いのが印象的でした。話を聞いていて、授業での子どもの姿がどんどん浮かんできます。参加した若い先生が、「冷房が利いているのに体が熱くなってきました」と言われたのが印象的でした。教員になってからこのような指導案の検討会を経験したことがなかったそうです。何としてもこの授業を見てみたいと思ったようです。

検討終了後、模擬授業をやってくださいと指名されたのは授業者ではなく、なんと検討会をとり仕切ってくれた司会の先生。突然のことにどうなるかと思いましたが、検討会で授業イメージができていたのでしょう、ためらいもなく模擬授業に入っていかれました。本番の授業者でもなく、専門教科も違っても、その場で対応できるのはさすがです。子ども役の発言を見事に切り返し、つないでいきます。参加した若手の先生方が一生懸命メモをとっています。緊張感のある、学び合える会となりました。

研究会の終了後、教科のまとめ役の校長先生が、「長らく授業をやっていないが、自分もこの単元の授業をやってみたくなった。自分だったら導入は、・・・」と本当に楽しそうに話をしてくださいました。
ベテランも若手も楽しめたとても充実した研究会でした。
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31