大学生に講演

昨日は大学で学生対象の講演をおこないました。聴講者の大半は小学校教員志望の学生ということです。主催者からのリクエストは、「元気が出る話」です。教員志望者の心得のようなことを厳しく話せば、「そんなの無理!」とやる気をなくしてしまうかもしれません。できるだけ現場のことを話しながら、何が教師にとって大切なのか理解してもらい、その上で頑張ろうという気持ちになってもらいたい。大学生相手の経験が少ないこともあり、通常の講演より準備に時間を掛けることになりました。

以前見た大学の授業の様子が頭に強く残っていて、学生は反応してくれないのではないかと不安に思っていました。反応が悪いときの対策をいろいろと考えていたのですが、想像以上によく反応してくれました。
問いかけに対しては素直に考え、まわりともちゃんと関わり、聞き合ってくれます。納得したときはよくうなずいてくれます。後から試験があるわけでもないのに、メモもしっかりととってくれました。特に、実際に教壇に立った時に役立ちそうなスキルなどは、ほとんどの学生がメモをとっていました。先生になりたいと思っていることがよく伝わります。

・教師が目指す姿と子どもが願う教師の姿のズレ
・教師という職業の難しさと素晴らしさ
・子どもを見るということ
・教師がわかっていることと子どもがわかることの違い
・教師に求められる資質と能力

このようなことを話しましたが、反応のよさについつい余計な話もしてしまい、質問を受ける時間がなくなってしまいました。申し訳ないことをしたとちょっと落ち込んだのですが、退室するときのたくさんの笑顔に救われました。ありがとうございました。皆さん、元気が出たでしょうか? 私はたくさんの元気を皆さんからいただきました。どこかの現場でまた会えることを楽しみにしています。また、このような機会を与えてくれた先生方に深く感謝します。
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31