ペア活動でのアドバイス
先週末は中学校の授業研究に参加しました。
体育の柔道の授業でのことです。ペアでアドバイスしながら、受け身の練習をしていました。先生が一人ひとりにアドバイスするのには限界があります。活動量を確保しながら修正をするにはペア活動はよい方法です。 柔道経験がなくてもよいアドバイスができているペアもいるのですが、どこがよかったか、何をアドバイスしていいか、うまく伝えあえないペアも目につきます。練習を繰り返しているうちに子どもたちの集中力が落ちてきました。 きちんとかかわり合わないので、漫然とした練習になってしまったのです。 柔道経験の少ない子どもたちなので、先生のお手本を数回見て説明をうけただけではポイントがわかりません。互いにアドバイスをし合うにもそのためのベースがなかったのです。 授業の最後に全体で、自分が受けたよいアドバイスを発表させました。とても意味のある活動です。最後ではなく、途中で練習を一旦止めてからこの活動をおこなうことで、アドバイスのポイントが明確になり、その後のペア活動が変わったと思います。 子どもたちがアドバイスし合うには、そのためのベースになる知識や経験が必要なことをあらためて学ぶことができました。 |
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