愛知県教育委員会義務教育課

【岡崎市教育委員会】教師の力量向上を図る「学年別研究部会」の取組

 各校の道徳主任で構成される岡崎市道徳部会。毎年、各校1名の計67名の教員を小学校低学年、中学年、高学年、中学校の学年別の4つに分けて、授業研究に取り組んでいます。各部会で研究する1つの教材を取り上げ、それぞれの学校で授業を実践します。実践後に、道徳科の本質に迫る発問や問い返しなど深い学びにつながる授業展開や、豊かなかかわり(ペア学習やチーム学習、ICT活用など)を取り入れた授業展開について自らの実践をもとに話し合い、さらにねらいに迫る実践であったかを検証していきます。そして、部会で出された意見を生かし、代表の教員が授業を行い、その成果を岡崎市教育研究大会で発表しています。
 今年度は、思考ツールを活用した子供の考えを整理し、補助発問でねらいに迫ることや、役割演技で子供の考えを引き出すことなど、それぞれの部会で授業展開を考えました。実践後の協議では、授業記録や板書写真を提示して、どの部分で子供が自分事として考えているか、ねらいに迫っているかなどを活発に協議しました。
 代表授業者からは「研究部会で、様々な意見を出し合い、指導案を練り上げた結果、質の高い授業を行うことができた」という言葉を聞くことができました。
 この学年別研究部会で学んだことを、道徳主任が各校で伝え広めることで、岡崎市の教員の力量向上につながります。さらに、岡崎市教育研究大会の場で発表することで、主任以外の教員が実践報告を聞き、今後の授業に生かすことができます。今後も岡崎の教員の力量向上につながる研修を行っていきたいと考えています。(2023年11月13日)



【道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)】 2023-12-22 15:12 up! *

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