ねらい

生き方・生活態度

【設楽町教育委員会】動物とのふれあいによる地域との繋がりと情操教育の推進

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 6月、設楽中学校の校長室にウサギの「ぴょんこ」がやってきました。7月には、理科の生物の学習で、ひよこが3羽孵化(ふか)しました。残念ながら1羽死んでしまいましたが、2羽はすくすくと成長しました。
 また、毎年、FBC花壇コンクールに参加し、委員会を中心に全校で花の世話をしています。今年は、愛知県知事賞をいただきました。
 飼育や栽培を通して命に触れることで生徒は、命の大切さを学び、命あるものを通して、人とのつながりや他を思いやり気持ちを育んでいます。
 自然豊かで心豊かな設楽町を大切にするため、生徒たちは、スクールマスコット「クマタカ」をモチーフとしたヒーロー「クマタカレンジャー」となって、地域のイベントに積極的に参加し、地域とつながっています。
 今後も「命」と「つながり」を大切に校訓「己に克つ」を実現できる生徒を育成していきます。(2023年12月28日)

【田原市教育委員会】心の教育推進活動

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心の教育推進活動    田原東部小学校

 田原東部小学校では、本年度「自他を大切にする子〜心の健康教育の実践を通して〜」をテーマに、道徳科、学級活動、保健体育を中心に研究を進めています。
 1学期には、「自分をたくさんほめよう」をテーマにスクールカウンセラーを講師に招き、学校保健委員会を開催しました。自分や仲間の良いところや頑張っていることを認め合うことで、自分たちの良さを改めて知る機会になりました。また、4年生では学級活動「友達や自分の良さを見付けよう〜さわやか大作戦!」を行い、さらに友達の良さや自分の良さに気付くことができました。
 2学期の学校保健委員会では「自分をまるごとほめよう」と題して、自分の困ったところだと思っていることの見方を変えて、自分の良さととらえる活動を行いました。また、5年生では、保健体育「心の健康〜不安やなやみがあるとき〜」の授業を行い、不安や悩みと向き合い、自分にあった解決する方法を見つけました。今後も、道徳科や学級活動、保健体育を核に「自他を大切にする子」を目指して進めていきたいと思います。(2023年11月30日)

【碧南市教育委員会】地域の特性を生かし、豊かな心を育む日進小学校の取組

 碧南市教育委員会では、令和3年度から令和5年度にかけて日進小学校に研究を委嘱し、それを受けて日進小では、講師として岐阜聖徳学園大学教授 山田貞二先生のご指導のもと、道徳教育の充実と向上に取り組んできた。
 日進小は研究テーマを「豊かな心をもち、他者とともによりよく生きる日小っ子の育成〜家庭・地域社会との連携〜」とし「カリキュラム・マネジメントの工夫」「考え議論する道徳科の充実」「学校・家庭・地域との連携」の3つを柱に取り組んだ。
1「カリキュラム・マネジメントの工夫」
・総合的な学習の時間や各教科、学校行事と関連させ、効果的に単元を構成する。
・OPPシート(ワンペーパーポートフォリオ)を使い、子供たちが自分で学習の流れを把握したり、自身の成長を確認したりできるようにする。
2「考え議論する道徳科の充実」
・話し合い活動の充実のため、ペアトークやハートメーターを活用する。
・P4C「子供のための哲学」に取り組み、「集団作り」「探究心」「安心感」を醸成し、集団で対話を行いながら互いに学び合う形を作る。
3「学校・家庭・地域との連携」
・地域の方にゲストティーチャーをお願いする。
・保護者道徳講座(親子道徳授業)を開催する。
 
 日進小学校の実践を活用し、市内小中学校で情報交換を行いながら、今後も互いに切磋琢磨(せっさたくま)し日々の道徳授業の充実を図っていく。(2023年11月27日)

【刈谷市教育委員会】生徒主役の学校づくり〜生徒会サミットの取組〜

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 刈谷市では、学校教育方針の重点項目として「豊かな心の育成」を掲げています。いじめ防止を目的に市内全中学校の生徒会役員によって行われる「生徒会サミット」では、各校の取組の紹介や、市内全中学校で取り組む内容について協議をしています。
 「生徒主役の学校づくり〜新時代を切り拓くSAGsの実現に向けて〜」をテーマとした生徒会サミットでは、参加した生徒は中学校の提唱する「School Activation Goals(学校活性化目標)」の項目である「ゴール1 明るい学校をつくろう」「ゴール2 過ごしやすい学校をつくろう」「ゴール3 いじめのない学校をつくろう」の実現に向けた話し合いを行いました。ゴール3について話し合った部会では、いじめにつながりそうなこと「いじめの芽」について「その子にしかない特徴に対して差別的な言動をすること」と発言した生徒がいました。その後の話し合いでは、個性を尊重し相手を認めることが、いじめの芽を摘み取るために大切であることを確認し合う姿が見られました。参加した生徒は「これまではいじめについて理解することや、現状はどうなのかなどの活動しか行ってこなかったが、今回のサミットで、いじめが起こる前の『いじめの芽』について考えることができた」と振り返り、他校の生徒との交流により、新たな視点に気付くことができた生徒の様子が分かりました。
 刈谷市では、今後も子供たちの「豊かな心の育成」のための取組を実施していきます。(2023年11月20日)

【岩倉市教育委員会】岩倉市人権教育講演会の取組

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☆目的
 3歳から18歳未満の難病と闘っている子供たちの夢を叶(かな)え、生きる力や病気と闘う勇気をもってもらいたいと願って設立されたメイク・ア・ウィッシュの活動に携わっている、メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン、チーフアドバイザーの大野寿子氏の講演により、命や夢、仲間や家族について考える機会とする。
〇内容
 メイク・ア・ウイッシュ・オブ・ジャパンの活動で夢を叶えた子供たちの活動を具体的に聞くことで、叶えた子供たちの思いや叶えるまでの道のり、その夢の実現に向けて携わった方々の願いに触れ、自分自身の夢だけでなく、夢がもつ力についても、考える機会とする。
《成果》
 大野先生の実体験や夢が叶えられた実際の映像をもとに、子供たちが活動を通して感じたことや、その活動に携わった方々の思いや願いを紹介していただけた。「夢の実現はゴールではなく、次の夢のスタートライン」、「夢を声に出したから叶った、自分から行動しないと叶わない」など、夢にまつわるキーワードにたくさん触れ、以下の3つのことについて学ぶことができた。

1 夢の力はすごい!
2 手をつないで生きる!
3 命はビーズのようにつながっている!

 今回の講演を通して、自分の夢と向き合うだけでなく、難病を抱えた子供たちの夢を叶えるためのひたむきな姿からも、人権について深く考えることができた。(2023年11月9日)

【知多市教育委員会】心の教育推進活動の取組

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 知多市では、いじめ問題等に関する取組として、知多市小中学校PTA連絡協議会教育講演会を兼ねて、いじめ問題等対策講演会を実施しています。この講演会では、保護者と教職員が一緒に、いじめや不登校等、子供を取り巻く諸課題についての見識を深め、今後に生かしていくことを目的としています。
 今年度は、障害者や健常者の垣根を超えて、多くの人に夢や希望を届けたいという信念のもと、演奏活動や楽曲制作を精力的に行っているポップバイオリニストの式町水晶さんを講師にお迎えしました。本講演会では「いじめの体験から学んだ精神的なバリアフリーの重要性について」をテーマにお話をいただきました。
 式町さんはご自身のいじめられた経験を基に、いじめられている人の気持ちに寄り添ったお話や、いじめられる側から見た学校の様子について語られ、それらの経験を踏まえてポジティブに生きていくための考え方、精神的バリアフリーの大切さについて、お話されました。教職員はもちろんのこと、子供とのかかわり方について悩んでいる保護者にとっても、意義のあるお話でした。
 講演の最後には、東京パラリンピックの閉会式でも演奏されたルイ・アームストロングさんの名曲「この素晴らしき世界」が優しい音色で披露されました。障害やいじめを乗り越え、前を向いて進み続ける式町さんの生き方や考え方は、大変学びのあるものでした。
(2023年8月22日)
心の教育推進活動