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新潟市立亀田東小学校 平成23年度 大空児童会

大空祭2011(12/2実施)

番外編「大空祭の裏側 〜縦割り活動の意義・きらりと光る姿〜」

6年生を中心とした高学年が,ブース運営の中心になることは言うまでもありません。

しかし,学年を問わず何かしらの役割を担うのが,本校大空祭の最大の特色。それは,1年生とて同じです。

「一人一役でブースを運営する」 この活動を継続することによって,学年が大きくなるに従い自然にブース運営のノウハウを学んでいく子供たち。

そんな子供たちのきらりと光る姿,そしてそれを支える職員のかかわりが伝わってくる一コマを紹介します。

(文責;東っ子担当 斎藤)

事前の準備の中で…
舞台裏1;話し合い
東っ子グループによる話し合いの一コマ。もちろんグループのリーダーである6年生は,ノープランで臨みません。代表委員会で出されたアイディアをもとに,事前にグループの6年生同士で原案を考えて,東っ子活動を迎えます。下級生から意見を吸い上げ,自分たちの原案に上乗せしていくわけです。
舞台裏2;頭をつきあわせて
ブースの内容が決定した後は,約20人のメンバーの役割分担。受付,ルール説明,記録,スタンプ押し,進行等,積み重ねてきた経験からどんどん意見が出されます。役割分担後は,係ごとに分かれての打ち合わせ。頭をくっつけながら,細かい点まで煮詰めていきます。
舞台裏3;ポスターの準備
こちらの班は,ポスターの準備を協力して行っていました。「なるべくゴミを出さない」というめあてもあることから,貼りもののポスター類は,1枚しか作成できません。あとは当日の宣伝係がプラカード等を手にして校舎内を練り歩く活動のみ。視覚に訴える手段は限られていることから,構成をしっかり考えて制作することが必要となります。
担当職員の的確な指導
もちろん,子供たちの力だけでは,限られた時間の中で完ぺきに活動を行うことができません。そこには,担当職員の的確な指導,アイディアが不可欠です。東っ子活動はクラスや学年を離れる縦割り活動。全職員で全学年の子供たちを育てていく姿勢の表れです。
舞台裏4;PR放送練習その1
給食時の放送で,各班にはブースのPRタイムが割り当てられます。限られた時間の中で,自分たちの班の魅力をいかにうまく伝え,集客に結び付けるか。腕の見せ所です。
舞台裏5;PR放送練習その2
担任以外の職員がかかわることでさらに子供たちを伸ばすことができるのも縦割り活動のよさ。高い意識を持って職員も子供たちに接していきます。
舞台裏6;PR放送その3
各班の担当職員も積極的に子どもたちにかかわりよりよいPRとなるようアドバイスをおくります。
舞台裏7;PR放送その4
何度も練習を繰り返し,担当職員からのお墨付きももらった子供たち。カメラを前にちょっぴり緊張しつつも,自信を持ってPR放送用の撮影を行いました。
舞台裏8;前日準備
大空祭前日は,リハーサルと共に会場設営も行います。翌日の大成功を思い描きながら,協力して準備にあたる姿がそこにありました。
さあ開店!〜異学年交流;仲良く,協力して〜
舞台裏9;ストップウォッチ係
実際に記録を計測したり,進行したりする役割も必要ですが,ブースをうまく運営するために,実に様々な役割を担う子供たちです。
舞台裏10;受付その1
入口には「受付」役の子供たちが待機し,参加者のカードに自分たちのブース名を書き入れます。
舞台裏11;受付その2
一生懸命書き続ける受付係。手はちょっと疲れるのは,そのぶん自分たちのブースが人気であるという証。やりがいをもって取り組んでいました。
舞台裏12;説明1
多くのブースが受付後,ブース内容の説明を行います。ルールや得点基準等を相手に伝わるよう話します。
舞台裏13;説明2
この係を見るとお分かりのように,複数の学年にまたがって一つの役割にあたっていることがうかがえます。これは何のために?
舞台裏14;説明3
それは,活動の連続性を考慮してのこと。こうすることによって,次年度にこれまでの活動を振り返る際,容易に思い出すことができ,活動全体がスムーズに行えるわけですね。
舞台裏15;説明4
必要に応じて上学年がフォローすることで,下の学年も次第に自信を持って説明をすることができるようになります。
舞台裏16;記録係
こちらは記録係。自分たちのブースの高得点者を黒板に書き出します。
舞台裏17;宣伝係1
さてさて,廊下や階段では宣伝係のにぎやかな声が行き交います。「〜年‐組で〜〜をやっていまーす!おもしろいので是非来てくださーい!」もちろんこれも上の学年と下の学年が一緒になって行います。
舞台裏18;宣伝係2
こちらの宣伝係は何やら頭に突起物が。…? ペンを積むブース!? なるほどね。
舞台裏19;教務小山の洒落た演出
えっ!? 30分待ち!? …よく見るとプラカードを持っているのはスーツを着ているような…。職員のしゃれた演出。こういった遊び心も子供たちを育てる大切な一要素ですね。

子供たちが大好きな『大空祭』。その理由が子供たちの様子からお分かりいただけるのではないかと思います。こうして,上学年が範を示すことで,例年,子供たちは生き生きと大空祭に向けて活動することができるのです。そして,次年度その背中を見てきた下級生がリーダーとなり,よりよい活動を展開しようと奮闘するわけです。