新潟市立亀田東小学校 平成22年度6年生 修学旅行in佐渡2010
各種体験活動に浸りました
昼食後は島内4箇所に別れて各体験活動に浸りました。教えていただいた方とのコミュニケーションを楽しみながら,それぞれの活動に没頭した2時間となりました。
その1 ふすべ村
裂き織り
まずは裂き織りの概要を織り方を教えていただき,実演していただきました。「結構簡単そう。」
裂いた布を糸代わりにして織る裂き織り。ひとつとして同じ模様はありません。糸となる布の選定が,出来上がりに大きく影響します。
簡単そうに見えて,実際にやってみるとこれがなかなか難しい。「ええっと,次は…。」
「すみませーん。教えてくださーい。」「はーい。…ここはね…。」丁寧に手順を教えていただきました。
次第にコツをつかんだ子供たち。黙々と作業が進みます。こちらが話しかける声が聞こえないほど集中していました。
2時間弱没頭した子供たち。50センチメートル以上織りあげました。
焼き物
まずは,様々な手法を教えていただき,作品づくりのヒントをいただきました。板や棒,筒などを用いて,土の塊から様々な作品が出来上がっていき,その都度「おーっ!」「すごーい!」という感嘆の声があがりました。
「私はお皿をつくりたいなあ。」へらをつかってくりぬいてみました。
こちらはマグカップづくり。ビニール管をうまく利用して筒状の形をつくります。
だんだんそれらしい形になってきました。「うまくできるかなあ。もう少しだ。」
手びねりの他にろくろ体験もさせていただきました。土の心地よい感触に満たされた2時間でした。
その2 矢島体験交流館
たらい舟
たらい舟を体験しました。「ちょっとこわいなあ。落ちないかなあ。」等と,最初は少し不安がっていた子供たち。しかし,こぎ手の方との会話,圧倒的にきれいな景色や海に,不安も一気に吹き飛びました。
後半は,自分自身がこぎ手となり,たらい舟を操作しました。簡単そうに見えてなかなかまっすぐ前に進まないこの乗り物。とても楽しいひと時となりました。
いかさき
いかの一夜干づくりに挑戦しました。もちろん,出刃包丁の扱いになれているわけではありません。おいしい一夜干を夢見ながら,さばきました。
下処理が終わったいかを天日干しにするためにネットの上へ。出来上がりがとても楽しみです。
磯釣り
ながーい竹竿から糸を垂らし,岩場の隙間に潜む魚を狙います。
「やったー!釣れました!!」全員が釣ることができませんでしたが,佐渡の澄み切った海の魅力に浸ったひと時でした。
その3 潮津の里
シルクフラワー
非常に細かい作業が必要となるこの活動,粘り強く丁寧に最後まで活動していました。
うちわづくり
骨の部分に紙をのりづけします。しわにならないように慎重に貼っていました。
予めデザインを考えていった子供たち。絵付けの部分はスムーズに行えました。ただ,キャンバスはでこぼこしているうちわ。線がぶれないように注意を払い,世界で一つのうちわの完成です。
石細工
サザエも利用して置物を作りました。突起の向きや接着部分に細心の注意を払います。
竹細工
佐渡は竹の名産地としても知られています。その竹を協力して切断していきます。
「むずかしいなあ。」「なかなか上手くいかないなあ。」太い竹に手こずりながらも,少しずつ形になってきました。
穴をあけたりやすりをかけたり,物を作ることの楽しさにたっぷり浸りました。
その4 相川技能伝承館
無名異焼(てびねり)
鉄分を多く含んだ佐渡の赤土を用いて茶碗や皿などの器をつくります。
形が整ってきました。最後の仕上げを丁寧に行いました。
事前に完成イメージ図を用意していた子供たち。個性豊かな様々な器がそろいました。