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新潟市立亀田東小学校 平成24年度5年生

学校田での稲刈り体験(2012.9.26)
-日本の主食「米」-

 全国に誇れる天下の美田を数多くもつ新潟県。亀田という地名にもあるように,校区内でも住宅地を抜けると田園風景が広がります。
   社会科では,農業・林業・水産業等,日本の食糧生産について学習を進めてきた5年生の子供たちです。この日は,春に田植えを行った学校田で,田んぼの所有者である塚本さん・JAの朝倉さん等関係者の方々から御協力いただき,米の収穫を行いました。
 

(文責:平成24年度 第5学年担任 門倉)

稲刈り体験

 学校田を提供していただいている生産農家の塚本さん。この道50年以上の大ベテランです。コンバインではなく,鎌での手作業で稲刈りを体験する子供たち。塚本さんやJAの朝倉さんから手ほどきを受け,さっそく刈り取り作業を始めました。

田んぼ着
5年生全員が学校田到着。期待で胸が弾みます。
稲
田植えから約4か月。学校田では黄金色に実った稲が穂を垂れています。
刈り方指導
塚本さんと朝倉さんから稲の刈り方を教わりました。
やってみよう
さっそくやってみよう!
稲刈り1
二人組で作業をします。一人は刈り取る人,もう一人は束ねて運ぶ人。
稲刈り2
広い学校田いっぱいに広がって,刈り取り作業が始まりました。
稲刈り3
鎌でまとまりごとに稲を刈り取ります。続けて作業をしていると腰が痛くなってきます。
稲刈り4
田んぼの両端に並び,みんなで中央に向かってで進んでいきます。
稲刈り5
みんなの協力で稲がだんだんと刈り取られていきました。
二人組
刈り取った稲は10束ごとに集めてひもで縛ります。
たばねる
初めのうちはほどけたり,きつく縛れなかったりとなかなか大変でした。
ひもで
今回はひもで縛りましたが,本来はわらで縛るのだそうです。塚本さんが見本を見せてくれましたが,くるくるっとあっという間にきつく縛り上げていました。
実が
稲にはたくさんの実がついています。一粒一粒がお米になるのですね。
はいポーズ1
鎌の使い方も上手になったよ!達成感あふれる笑顔です。
はいポーズ2
大豊作!こんなにいっぱいとれました。
服みたい
稲の束を両手いっぱい抱えて,まるで稲の服を着ている見たい!
稲の山
約1時間の作業で田んぼには大きな稲の山が出来上がりました。
脱穀作業

 今年は天候が良かったため,天日干しをして乾燥させなくてもすぐ脱穀しても大丈夫とのこと。刈り取った稲の山を,今度はコンバインへ運び,脱穀作業を行いました。

稲運び1
今度はみんなで束を2〜3ずつ抱えて,コンバインまで運びます。
稲運び2
中には5束以上も抱えて運んでいる頑張り屋さんも!
脱穀1
コンバインに稲を通す作業は危険なので,塚本さんが受け取って手際よく稲を機械に通してくれます。
わらのリレー
脱穀が済んだわらのリレーが行われています。「はいっ」「はいっ」と手渡しでどんどん進んでいきます。
トラックへ
わらのゴールはトラックの荷台へ。トラック上も大忙しです。
トラック上では
荷台ではわらを上手にならして積み上げてくれました。
仕上げは
最後はコンバインが登場!田んぼに残った稲をあっという間に刈り取っていきます。
すごい!
その時間わずか6分!「さすがコンバイン!」その効率の良さに目を丸くする子供たちでした。

 米作りには八十八の手間がかかると言われています。今年度の米作りに関して,子供たちが実際にかかわったのは田植えと稲刈りの二つでしたが,米が育つ間には,水の管理や草取り,肥料やり,発育の検査などたくさんの作業や配慮があったことでしょう。5年生の子供たちも,実際,田んぼに入り,自分たちの手で苦労しながら作業を行った体験は,かけがえのないものになったことと思います。
 今回の活動で収穫したお米は,11月に行われるPTA学年行事「おにぎりパーティ」で保護者の方も一緒にいただく予定です。米作りにかかわれたことに感謝しながら,みんなで美味しいお米を味わいたいと思います。

文責:5年担任 門倉