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新潟市立亀田東小学校 平成22年度5年生

育苗ハウスをたずねて(2010.4.30)

‐米づくりにかける思いや願いを広げるために‐

日本の主食「米」。日本最大の穀倉地帯である新潟。その様子は,社会科の教科書にも取り上げられるほど。私たちの亀田地区でも稲作に携わっておられる方々がたくさんいらっしゃいます。後継者不足という大きな問題を抱える日本の農業。それは,ここ新潟県とて例外ではありません。

「JA新潟みらい」及び生産農家の皆様は,「農業の姿をよく知ってもらおう」「収穫の喜びを味わってもらおう」という思いを常にもっておられます。そんな思いから,本校をはじめ亀田・横越地区の小学校は,JA及び生産農家の皆様より,体験学習の場を提供していただいており,貴重な体験をさせていただいております。

(文責:平成22年度第5学年担任 齋藤)

よろしくお願いします!
育苗ハウスを訪ね校区内にある塚本さん宅へ。この4年間,本校に学校田を提供していただいております。JA新潟みらいの方もお越しくださり,一緒に説明してくださいました。
塚本さん宅にて
先祖代々米づくりに携わっている塚本さん。自身もこの道50年を超える大ベテラン。長年の経験をもとに田植えまでの作業を御説明いただきました。
手にとって見てごらん
種もみを苗床にまかなければいけません。約400枚もの苗床に種もみをまく塚本さん。もちろん手作業ではありません。種もみを苗床にまく機械があり,実際に動かしながら御説明いただきました。
「手に取ってみてごらん。どうぞ。」
実際にその状態の種もみを見せていただきました。
じっくり種もみを見つめる子供
「32℃の水に24時間浸けると発芽するんだよ。よーく見てごらん。」
手に取ってじっくり観察する子供たち。
ほんとだ!すごーい!
「ほら,ここを見てごらん。発芽しているね。」
「どこですか?」「本当だ。すごい!」
目を輝かせる子供たち。
育苗ハウスにて
育苗ハウスを見学。ぎっしりと敷き詰められた苗はまるで『緑色のじゅうたん』。スケッチしたり,少し触れてみたり…。
一生懸命メモをとりました
発見したこと,話を聞いて分かったこと等をまとめました。約20センチになると田植えにぴったりだと聞いた子供たち。田植えが待ち遠しくなりました。

子供たちにとって,身近なようでいて,遠い存在になりつつある田んぼ。年間を通して定期的に田んぼとかかわり,米作りに携わる人々の思いや願いについて考えたり,ものを育て収穫することの喜びを味わわせていきたいと考えております。