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おすすめの本2015年

おすすめの本2015年(6・7・8月)

このページでは,みなさんにぜひ読んでほしいおすすめの本を紹介します。

楽しい夏休み。こういう時こそゆっくり読書を楽しむ良いチャンスです。家の中で本を読むのも良いですが、たまには図書館に行ってみてはいかがでしょう。

そこで、おすすめしたい本があります。

おすすめの本
『図書館のトリセツ』 講談社 福本友美子・江口絵理/著
 トリセツとは取扱説明書を略したものです。内容は、「図書館ってどんなところ?」「本はどんなふうに、ならんでいるの?」「おもしろい本はどうやって見つける?」「調べ学習や自由研究での図書館の使い方は?」「レファレンスってなに?」など、図書館の有意義で正しい利用の仕方をわかりやすく教えてくれるとても便利な本です。
 これを読めば図書館に行くのがより一層楽しくなること間違いなし。
 さて、次は子どもたちに大人気のばばばあちゃんシリーズの中から1冊紹介します。
おすすめの本
『あめふり』 福音館書店 さとうわきこ/さく・え
 ずっとずっと雨が降り続く毎日。ばばばあちゃんたちは外で遊びたくて、家の中でうんざりしていた。「ちょっとちょっと、くものうえのあめふらしさん。ときどきやすんじゃくれないかね。」ばばばあちゃんは空にむかって言ったけど、雨はやむどころか前よりもひどくふってきた。とうとう怒ったばばばあちゃん。空のかみなりたちに仕返しを始めます。その仕返しが実にユニークなんです。果たして雨はやんでくれるのでしょうか?  ところで、雨が降るのを大歓迎する生き物もいます。それはカエル。最後に紹介する本はそのカエルが主人公の本です。
おすすめの本
『カエルのべんとうや』 福音館書店 安江リエ/作
 あかるい春のある日、ぶなの森の一軒家に引っ越しを終えたカエルくんは、新しい場所で友だちをつくろうと、べんとうやを始めます。最初に来てくれたお客さんは、ミツバチさん。注文したのは「花粉だんごのおべんとう」。カエルくんはさっそくれんげの花粉を集めてみつをまぜ、それをカエルくんのゆびくらいの大きさに丸めました。さらにかくしあじにきいちごのおさけを一てき入れました。そのおいしそうなおべんとうをミツバチさんはとても喜んでくれました
 もちろんその後もカエルくんのもとには、ぶなの森のクマさんやアナグマのおばさんや、俳句好きのモグラさんなどからたくさんの注文がきて、お友だちもたくさんできました。
 真面目で気のいいカエルくんがおべんとう作りを通して、たくさんのお友だちと心かよわせる素敵なお話しです。

次回は,9・10月におすすめの本を紹介します。楽しみにしていてくださいね。

文責:司書 遠藤 千春