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新潟市立亀田東小学校 平成21年度5年生

稲刈りに挑戦!(2009.9.25)

‐米づくりにかける思いや願いを広げるために‐


平成21年度5年生 <田植え>

日本の主食「米」。日本最大の穀倉地帯である新潟。その様子は,社会科の教科書にも取り上げられるほど。私たちの亀田地区でも稲作に携わっておられる方々がたくさんいらっしゃいます。後継者不足という大きな問題を抱える日本の農業。それは,ここ新潟県とて例外ではありません。

「JA新潟みらい」及び生産農家の皆様は,「農業の姿をよく知ってもらおう」「収穫の喜びを味わってもらおう」という思いを常にもっておられます。そんな思いから,本校をはじめ亀田・横越地区の小学校は,JA及び生産農家の皆様より,体験学習の場を提供していただいており,貴重な体験をさせていただいております。

(平成21年度第5学年担任 鷲尾)

「収穫の秋」を迎えた学校田。冷夏の影響も心配されましたが,平年より数日遅れで無事稲刈りを行うことができました。穀倉地帯新潟とはいえ,稲刈り・はさがけの経験がない子供たちがほとんど。「将来県外に出たときに,米についてちゃんと語れる新潟県人でいてほしい。」とは,一緒に稲刈りに参加した校長のつぶやき。
 4時間に渡って行われたこの活動,将来きっと役立つことがあるでしょう。

h210925社会科 稲刈り1
JA新潟みらいの職員,田んぼの持ち主塚本さんから,刈り方を教えていただきました。
h210925社会科 稲刈り2
キザギザしたかまにドキッ。
h210925社会科 稲刈り3
二人一組になっていよいよ挑戦。三株ごとにひとまとめにしていくのですが,なかなか思うようにはいきません。何より1回でスパッと切れないのです。
h210925社会科 稲刈り4
初めはザクッ,ザクッと,2,3回かまを入れ,ようやく刈り取る子供たちです。
h210925社会科 稲刈り5
校長野川も参加し,共に刈り取り作業を行いました。
h210925社会科 稲刈り6
次第に慣れてきた子供たち。1回でスパッと刈ることができるようになってスピードもアップします。
h210925社会科 稲刈り7
イナゴたちも子供たちの刈り取りを息をひそめて観察(^-^ )
h210925社会科 稲刈り8
まとめた二つの束をクロスさせ,きつく縛ります。
h210925社会科 稲刈り9
本当ならばわらで結べばいいのですが,子供たちの力ではきつく縛ることができないため,麻ひもを使用しました。
h210925社会科 稲刈り10
「さあ,運んで!」「お・重い!!」 二人でどんどん作業は進みます。
h210925社会科 稲刈り11
束ねられた稲がどんどん軽トラックに積み上げられていきます。
h210925社会科 稲刈り12
日照不足が心配されたこの夏の天気でしたが,9月に入って好天が続いたため,今年も例年並みの収穫が予定されているとのこと。一安心です。
h210925社会科 稲刈り13
しばし休憩。水筒のお茶がとても美味しく感じた様子。ゴクゴク音を立てて飲んでいました。
h210925社会科 稲刈り14
皆で協力してトラックから稲の束をおろします。
h210925社会科 稲刈り15
いったい何束持っているの!? ハリセンボン見たい。
h210925社会科 稲刈り16
順番にはさがけ。
h210925社会科 稲刈り17
次第にペースは速くなり,どんどん高く積み上げられます。
h210925社会科 稲刈り18
その昔当たり前のようにあった秋の越後の光景。今は珍しくなりました。
h210925社会科 稲刈り21
子供たちも,田植えや稲刈りはともかく,はさがけとなると経験者は皆無。
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とても貴重な体験となりました。
h210925社会科 稲刈り20
みごとに黄金色の稲がかけられました。太陽の光をたっぷり浴び,おいしいお米に大変身!
h210925社会科 稲刈り22

「日本の主食=米を大切にしてほしい」 学校田を提供していただいている塚本さんは,そんな思いをもっておられます。今回の活動で子供たちは,どのくらいその気持ちが育ったのでしょうか。「楽しかった。」ただそれだけで終わらせてはいけない。そんな思いを抱きながら学校に向かったわたしたち職員でした。