あ い さ つ

 

会長 大字 弘一郎

 
全国連合小学校長会長 大字 弘一郎   令和3年5月18日第238回理事会において会長に就任いたしました東京都世田谷区立下北沢小学校の大字弘一郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。昨年度までは、喜名前会長のもとで対策部長とし全国の会員の皆様に大変お世話になりました。
 一昨年度末より、私たちは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という危機的な事態に直面し、感染状況の予測が極めて困難な中、教育活動をどう進めていくのかを常に模索し、試行錯誤を繰り返してきました。校長は、先行き不透明な中で正解のない問いに、いかにして立ち向かうのかを問われ続けています。そんな時こそ、危機に直面しても思考停止にならず、本当に大切なことは何かを考え、どうすれば実現できるのか知恵をしぼり、周囲を巻き込みながら、力強く前に進む校長でありたいと思っています。
 全国連合小学校長会は、どのような状況であっても、活動を止めることなく、組織の総力をあげて調査・研究活動の充実に努めるとともに、積極的に施策提言を進めていかなければならないと考えています。
 令和3年1月26日に、「令和の日本型学校教育の構築を目指して」とする中央教育審議会答申が示されました。高学年の専科制の導入、ICTを活用した個別最適な学びの実現や協働的な学びの充実など、これからの学校教育の姿が示されています。
  我々校長が見るべきものは、目の前の子どもたちと教職員、そして、子どもたちと学校の未来の姿です。「自ら未来を拓き、ともに生きる豊かな社会」を創っていくのは目の前の子どもたちだからです。
 この子どもたちに確かな力をつけていくのが、我々の仕事です。何と夢のある仕事でしょうか。令和の日本型学校教育を創造し、実現させるのは私たちです。
 子どもたちが、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていけるよう、全国の小学校長が一致団結し,小学校教育の充実・発展に全力で取り組んでまいりましょう。
 全国連合小学校長会は、会員の凝集性と職能団体としての機能をさらに高め、「自らの使命を自覚し、志高く挑戦し続け、子どもたちと学校の未来を見据えた確かな計画と実行力をもって信頼に応える校長会」を目指して、力強く前に進んでまいります。
 会員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。