校長室から
12月23日(月) 2学期終業式【校長室】
生徒には、自分で考えて行動した場面を思い浮かべてもらい、2学期の生活を振り返りました。
学校全体としては、様々な行事を通して、本校らしい一体感が実現できました。これは、生徒会役員をはじめ、各学年のリーダーが自分の言葉で声をかけ、みんなが協力して力を発揮したからだと思います。また、上級生が下級生に模範を示す場面もたくさんありました。先輩から後輩へ、素晴らしい伝統が受け継がれていることを感じます。
寒い日が続きますが、健康管理には、しっかり気を配り、3学期の始業式には、全員が元気に登校してくることを願っています。そして、一人一人のさらなる活躍に期待しています。
12月2日(月) 人権週間の取り組み(校長室)
「人権講話から抜粋」
毎年、12月4日から10日までの1週間は、「人権週間」といって、人が生まれながらにもっている権利について考える期間になっています。
中部中学校では道徳の授業、人権講話、委員会活動、人権標語の作成、などを通して、みんなで人権について考えます。
この機会に私たちは「いじわる」や「かげぐち」「仲間外れ」など、「人を差別しない」ことを改めて確認し合いたいと思います。
私たちは、自分の言葉や態度を相手はどう感じるのか、時々振り返ってみることが必要です。
いけないことに気がついたら「それはいけないよ」とか「もう、やめなさいよ」とブレーキをかけることが大切です。そういった勇気のある人が増えてくれば、みんなが安心して笑顔で過ごすことができます。
みなさん、自分たちの正義のブレーキは壊れていないか、「人権週間」の間に、点検をしてみてください。そして中部中学校が、さらに誇れる学校になっていくために、「正義」があたり前に通じる学校をみんなで築いていきましょう。
11月11日(月) 学校集会「先輩から後輩へ」(校長室)
【以下抜粋】
・11月8日(金)に合唱コンクールを無事終えることができました。HPなどを見て思い返すと、一体感のある、みなさんのすばらしい合唱がよみがえってきます。
・3年生は最高学年として素晴らしい合唱をつくりあげました。後輩のよき手本となり、合唱コンクールをリードしてくれました。また、入賞の喜びや、くやしさだけにとらわれず、他の学級のがんばりをたたえる姿勢も立派でした。
・2年生は、自分たちの合唱に加え、合唱コンクールの会場準備や片付けをしてくれました。
裏方の仕事でもあるので、表だって見えてこない部分もありますが、大切な役割を果たしてくれました。
・1年生は先輩の姿から、自分たちで考えて、行動することの大切さと、自分たちが先輩になったらどういった姿を後輩に見せていくべきかということを学びました。
・今まで先輩からたくさんのお手本を見せてもらいました。これからは蓄えた力を使って飛躍していくときです。
・いい場面をたくさん見て、肌で感じた感動を、自分たちの中に「インプット」したので、今度は「アウトプット」です。自分たちが行動して、見せていく番です。
・個人の力が伸びれば、それは学級・学年としての大きな力になり、それが歴代の先輩たちが受け継いできた中部中学校の伝統をさらに積み上げていくことにつながるのです。
・先輩から後輩へよいものをたくさん残していけるよう、3年生、2年生、1年生がそれぞれの立場で、できることをがんばっていきましょう。
10月21日(月) 学校集会「よりよく生きる」(校長室)
任命式では、生徒会役員・学級役員の代表に任命状を渡しました。どの生徒も真剣な態度で式に臨めていました。任された役割に責任をもって、最後までやりきってくれることを期待しています。
集会では、新しい役割でうまくいかなくても、簡単にあきらめず、リフレーミングで見方・考え方を少しかえて、柔軟に取り組むことや「いのちの授業」を全国の学校で実践されていた医学博士の日野原重明さんの言葉を紹介し、落ち込んだり、悔しい思いをしたりしても、気持ちを切りかえて、また自分のペースで進んでいけばいいことを話しました。
「中中っていいな」「中中っていいよね」と心から思える学校、まわりからもそう思ってもらえ
る「誇れる学校」をめざして、これからも進化し続けるみなさんの活躍に期待しています。
9月26日(木) 集会「見方、考え方をかえてみると・・・」(校長室)
【以下抜粋】
リフレーミングとは、今の自分の見方・考え方のフレームをはずして異なるフレームで物事を見たり、考えたりすることです。
例えば、テストで残り時間が10分になった場合、悲観的にとらえれば「もう10分しかない」ということになり、逆に楽観的にとらえると「まだ10分もある」ということになります。同じ物事でも違った見方をすることで、自分の気持ちがかわります。
「まだ10分もある」と考えた時、「あきらめずに、やり切るぞ」と前向きになれば、それまで自分の中でねむっていた潜在的な能力を引き出し、よい結果につながる可能性もあるのです。
誰でも失敗したときに「自分はダメだ」と思い込むと気持ちが沈んでしまいますが、見方をかえて「次のためにいい経験をした。ドンマイ!ドンマイ!」と考えれば、気持ちが切りかわり、次の行動がしやすくなりますね。
その他にも、例えば・・・・・・
さて、2学期は、まだまだこれからです。一人一人が、日々の生活の中で、物事の見方、考え方を切りかえたり、広げたりすることで、不安や心配を取り除き、自信をもって活躍できることを期待しています。
9月2日(月) 2学期始業式(校長室)
・始業式では、パリオリンピックの様子から、「夢へのチャレンジをする姿」が多くの感動を与えてくれたことや人として「正しく判断し、行動する」ことの大切さについて話しました。
【以下抜粋】
・2学期は、体育祭や合唱コンクールなど、全校で取り組む行事があり、自分たちで考えて、行動する場面がたくさん出てきます。指示されたことだけでなく、お互いに声をかけ、自分たちを成長させる機会にしていきましょう。
・3年生にとっては1つ1つが中部中での最後の取り組みになります。これまでさまざまな場面で見せてくれた、「あたり前のことを一生懸命やりぬく姿」や「団結力の強さ」を後輩に示し、有終の美を飾ってほしいと思います。
・最後に、「いじわる」や「いじめ」のない学校生活を過ごすために、「もし自分が相手の立場だったら」と自分に置き換えて考える視点を忘れず、みんなが、広い心でお互いのよさを認め合い、充実した、楽しい2学期を過ごしていきましょう。
7月19日(金) 1学期終業式(校長室)
・1学期を振り返り、学習面や生活面、部活動などで「やりきった」といえるものがある人は、本番当日だけでなく、それまでの道のりをがんばってきた人。「やり切る中中スピリッツ」を経験し、1つ成長した。
・自分を奮い立たせ、力を出しきる経験を重ねることができたのであれば、たとえよい結果が出ていなくても、自分にプラスになっている。
・学校行事への取り組み、日々の授業や部活動に熱心に取り組んだ結果、みんなは成長している。夏休みも一人一人が学習面・生活面での目標をもち、さらに「進化する自分」になれるような生活を送ってほしい。
・最後に、「自分の命を大切に」
一人一人は、かけがえのない存在。中部中学校に在籍するすべての生徒は、なくてはならない大切な存在。
・中部中学校の生徒全員が、健康で有意義な夏休みを過ごし、始業式で元気な顔を見せてくれることを楽しみにしている。
7月1日(月) 全校集会「流行について考える」(校長室)
6月29日(土)から市大会が始まりました。3年生にとっては、最後の大会になります。
試合ですので、勝ち負けがありますが、勝っても負けても、最後まであきらめず、真剣に取り組む姿は、感動を与えてくれるものです。
中部中学校では、いつの時代も選手と応援する人が一体となって、多くの感動の場面を築いてきた伝統があります。仲間を応援する姿は、部活動だけでなく、学校行事においても、中部中ではよく見ることができます。この一体感のある雰囲気は昔から変わらない中部中のよさだと思います。
時代を経ても変わらない様子を「不易」といいます。「不易」と対になる言葉として「流行」という言葉がよく用いられます。「流行」は、服装・言葉など、ある様式が一時的にもてはやされ、世間に広まることをいいます。「流行語」とか「流行の服」などよく耳にする言葉です。そこで、夏休みも近いので「流行」について、みなさんと考えてみたいと思います。
【中略】
今の中学生・高校生の中には、SNSの世界で「流行」に影響されて自分自身を見失いがちな人がいるような気がします。ライン上での友達の悪口、おかしな写真や動画、犯罪になるような書き込みをネットに上げてしまうことは、まともな行為とはいえません。みなさんも十分に理解していると思いますが、SNSは中学生であっても、自己責任が厳しく問われる時代になってきています。ですから、社会のルールやそれぞれの家庭の方針に従って、正しく活用していってください。
SNSはほんの一例です。大切なのは、「流行」に流されず、しっかりと自分の頭で考え、正しく判断し、行動する力をつけておくことです。「これはよくないな」「何かいやだな」と感じたことは、「やめておく」「関わらない」という慎重な行動が必要ですし、マイナス方向に流されている友達がいたら「それはいけないよ」「やめた方がいいよ」と、勇気を出して正義のブレーキをかけてあげましょう。
6月3日(月) 生徒集会「プラスαの行動」(校長室)
集会では、こうしたことを土台とした、自分なりに考え、判断し、実行する「プラスαの行動」について、生徒、先生、先輩の実践例を紹介しました。
中中生には、さりげなくプラスの行動ができる人がたくさんいます。
同じ場所で一緒に生活をする人たちが、お互いのことを思って、気づいたときに少し行動をプラスすると、過ごしやすさは随分違ってきます。
みんなでやろうと決めたあたり前のことを土台にして、少し行動を広げ、みんなで中部中学校の「集団の質」を高めていけたらいいですね。
5月13日(月) 生徒集会「コミュニケーションの距離」(校長室)
友達との関係については、ドイツの哲学者であるショーペン・ハウアーの「ヤマアラシのジレンマ」という寓話をもとに、お互いが思いやりの気持ちをもって協力し合えば、くっつきすぎず、離れすぎず、ちょうどよい距離が見つかり、いつまでも仲良しでいられるということを話しました。
よりよいコミュニケーションの取り方を自分なりに身につけ、お互いに居心地のよい学級にしていきたいものです。