愛される学校づくり研究会

(注)実践研究発表会は、2005年1月29日に開催されたものです。

【第36回】実践研究発表会・直前案内

1月29日の五反野小学校の実践研究発表会が間近に迫ってきました。「すべては子どもたちのために」という合言葉のもと、コミュニティ・スクールの実現をめざして行われた、さまざまな実践が報告されます。特に、学校理事会を設置して地域・保護者が学校経営へ参画してきたプロセスと、それと連動して、保護者・地域のニーズを生かして学校が変化してきたようすは、コミュニティ・スクールの設置を検討している地域・学校のみならず、これからの日本の学校について考えていくための貴重な情報となると思います。
 研究発表会の事前情報を、当方の取材をもとにご紹介いたします。

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※当日のスケジュール、発表内容、発表者等は、取材時と変更になる場合もありますので、ご了承ください。
 

学校までの行き方

◇最寄り駅は、東武伊勢崎線五反野駅です。
 【主なルート】
 ●西日暮里 ―[地下鉄千代田線]→ 北千住 ―[東武伊勢崎線]→ 五反野
 ●秋葉原、上野 ―[地下鉄日比谷線]→ 北千住(直通もあり) ―[東武伊勢崎線]→ 五反野
 

  • 北千住からは、必ず各駅停車に乗ってください。約4分で、二つ目の駅「五反野」に到着します。電車が北千住を出発すると長い荒川の鉄橋を渡ります。最初の駅が小菅駅。ここから電車は、大きく左にカーブしますが、ここで左側の車窓に見えるのが五反野の街並みです。
  • 五反野駅を降りたら、改札口を背に左に進み、最初の信号を左折すると学校が見えてきます。駅から徒歩約3分です。「あいさつ通り」のノボリが目印ですので、すぐにわかると思います。
     
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当日配布の資料(主なもの)

  • 実践研究報告書(理事会編)「コミュニティ・スクールへの挑戦」
  • 実践研究報告書(学校編)「学校が変わる」
  • 実践紹介CD-ROM
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参加情報

  • 研究発表会の参加には、事前の参加申込が必要です。※参加申込の受付は既に終了しています。
  • 研究発表会場である体育館には、臨時の暖房器具も設置されるようですが、天候によってはかなり寒いかもしれません。防寒対策を忘れずに。
  • 学校の空き教室等がないため、荷物の預かりなどは行っていないようです。大きな荷物をお持ちの方は、駅のコインロッカー等を利用するのがよいかもしれません。
     

当日の見どころ

●パワーアップタイム(10:05〜10:20)

  • 地域のニーズにより生まれた基礎基本の充実のため反復練習です。
  • 1〜6年の各教室で実施されます。
  • 当日は、クラスにより「計算+漢字」または「計算+音読」が行われます。

●公開授業(10:25〜11:10)

  • 1年 国語(1・2組)、英語(3組)
    2組はTTによる国語の授業です。英語活動は、ハッピールームで行われます。
  • 2年 算数(2組)
    クラス内少人数による算数の授業です。
  • 3年 総合(1・2組)
    英語活動(1組)とパソコン教育(2組)の授業です。パソコン教育はパソコン室で行われます。
  • 4年 算数(2・3組)
    習熟度別指導による算数の授業です。しっかり・じっくり・チャレンジの3コースに分かれて行われます。
  • 5・6年 選択(7講座)
    5、6年合同の国語・算数の選択学習の授業です。国語4講座、算数3講座が開講されています。

●のびのびスクール(11:20〜12:10)

  • 隔週土曜日に、地域の方が先生になって行われている6つの教室です。
    学習サポート、パソコン、囲碁、将棋、読み聞かせ、少林寺拳法

●研究発表会(13:10〜16:00)

  • 研究概要
    大神田理事長が、学校理事会制度を核としてコミュニティ・スクールの実現をめざした、本研究の概要を説明します。
  • 実践報告(開かれた学校づくり協議会)
    鴨下会長代行が、協議会を中心とした、開かれた学校づくりのための地域の活動を報告します。
  • 実践報告(学校)
    石崎研究主任が、基礎基本の定着など、地域のニーズを生かした学校改革の取り組みについて報告します。
  • パネルディスカッション
    運営指導委員会委員長(筑波大学教授)小島先生がコーディネーターとなり、学校・家庭・地域・行政の代表が、コミュニティ・スクールへの挑戦の取り組みを振り返りながら、その成果と課題を本音で語ります。
     

ポイント

  • 昨年11月に日本初の地域運営学校に指定され、新しい制度のもと、「学校理事会」はより発展的に活動を継続します。3年間の実践研究期間に終わらず、これからも続く学校・家庭・地域が三位一体となった五反野小学校の新しい学校づくりから目が離せません。
  • 地域の要望を受け、そのニーズを生かすべく学校が新しい取り組みを行っています。パワーアップタイムなど、基礎基本充実のためのさまざまな学力向上施策は、理事会提案と、授業診断や意見交流会を通して生まれた学校と地域・保護者のコミュニケーションがベースになっています。
  • 五反野の子どもたちの実態調査をきっかけに始まった「あいさつ運動」は、地域の方々の熱心な働きかけで、子どもたちにしっかり定着してきました。発表会当日も、五反野の子どもたちの元気なあいさつが聞こえてくると思います。
1月29日、五反野小学校でお会いしましょう。

(編集部 小西)
 

(2005年1月24日)

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●週刊五反野小通信

日本初の「地域立」小学校として、学校・家庭・地域が三位一体となって新しいタイプの学校づくりを進めている東京都足立区立五反野小学校にスポットをあて、そのさまざまな取り組みを週刊でお届けいたします。
 

◆足立区立五反野小学校◆

・文部科学省 「新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究開発」指定校
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